【初心者向け・フライ(毛ばり)の選び方】釣り場にいる虫を知る

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超初心者だった僕がなんとか半人前にフライフィッシングで魚を釣るまでに至った道のりを書き記します。

今回はフライ(毛ばり)の選び方についてご紹介します。

フライロッドの選び方 はこちら

フライリールの選び方 はこちら

フライラインの選び方 はこちら

リーダー・ティペットの選び方 はこちら

さていよいよフライフィッシングの主役とも言うべきフライ(毛ばり)編です!

 

 フライ(毛ばり)って何?

始まりはイギリスの貴族の魚釣りが起源と言われ、釣り針に動物の毛などを飾りつけ水生昆虫のように見せかけ釣りを行っていたことでした。

現在でも基本的な構造は変わらず動物の毛や羽、化学繊維のマテリアルなどを虫に似せて釣り針に飾りつけたものをフライ(毛ばり)と言います。

▼フライマテリアルセット

 引用:http://angler-s.com/shop/item/1132.html

 

 フライの役割

フライの役割は、魚が普段から捕食している水生昆虫などに似せ、そのフライに食いつかせ魚を釣るためのものです。

そのため大部分のフライは水生昆虫に似せた茶色や黒など地味なカラーが多く、またルアーのように水中での派手なアクションを起こすような作りにはなっていないものが大半を占めています。

 

 フライの種類

基本的には水面に浮かべるドライフライと水中に沈めるニンフフライに分かれます。

ドライでもなく、ニンフとも呼ばないものにウエットフライと呼ばれるものがありますが、こちらは使用用途が広いため定義がはっきりとはせず使い手のイメージに委ねられている部分が大きいです。

さらに水中でのアクション(リトリーブ)に特化したストリーマーという種類もあります。

まずはこの「ドライ・ニンフ・ウエット・ストリーマー」の4種類に大別されると覚えておいてください。

引用:http://yozawa.main.jp/sc/sc3_4/fly.html

すべてのフライは魚たちが食べている水生昆虫の形態を模したものになっていますので、様々な水生昆虫の形態の違いによりフライの種類と呼び方を区別しています。

ここからは代表的な2つの水生昆虫について、フライフィッシングにおける呼び方、使用方法などをご説明していきます。

 

 ・メイフライ(カゲロウ)

フライフィッシングという言葉の語源となった代表的な水生昆虫といえばこのカゲロウです。

幼虫の時代(ニンフ)から亜成虫の時代(ダン)、完全な成虫時代(スピナー)に至るまで魚たちはこのカゲロウを捕食しています。

この成長過程に合わせてフライを成型し、名前を呼び分けて、水面に浮かせたり水中に沈めたりして使用するわけですね。

さらに幼虫時代の形(ニンフ)でもその体形や行動パターン(よく泳ぐ、石に張り付く、底を這う、砂に潜る)などによってフライの成型や色使いを変える、など細かく分類されていますが、僕もまだまだ知らないことが多いのでこれらはご自分でタイイングされるようになってからお調べください(*ノωノ)

 カゲロウニンフ 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 カゲロウダン 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 カゲロウスピナー 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

メイフライ(カゲロウ)のセット商品の例です。

 ・カディス(トビケラ)

メイフライと並ぶフライフィッシングでの代表的な水生昆虫です。

幼虫(カディスラーバ)、さなぎ(カディスピューパ)、成虫(カディスアダルト)と呼び区別しています。

メイフライと同じくその成長段階に応じた形にフライを形成し、水中~水面と使い分けます。

カディスラーバ 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

カディスピューパ 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

カディスアダルト 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

その他には、ストーンフライ(カワゲラ)やミッジ(主にユスリカを指す場合が多い)などの水生昆虫や、アリやバッタ、セミなどの陸生昆虫を指してテレストリアルと呼ぶものもあります。

 ・タイイング方法や使う素材の違いによる呼び方

上記のように昆虫の生態変化と合わせて、タイイング方法(巻き方)や飾りつける素材(動物の羽や毛)による呼び方の区別もあります。

代表的なドライフライとしてはアダルトの段階を全面的に成型した「スタンダード」や昆虫の羽を特徴的に目立たせた「パラシュート」、フライ全体を羽で覆ったような形の「エルクヘアー」、ニンフフライではウサギの耳の毛を巻き付けさなぎのように見せかけた「ヘアーズイアー」、キジの羽を使った「ファザントテイル」など。

 スタンダードフライ 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 パラシュートフライ 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 エルクヘアーカディス 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

ヘアーズイアー 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 ファザントテイル 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 

ウエットフライにおいても幼虫やさなぎの形を毛糸などを巻き付けることで作る「スタンダード」や「ソフトハックル」など水面~水中での使用用途に応じた作り方や呼び分けがされています。

 スタンダード・ウエット 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

ソフトハックル 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 

ストリーマーでは特にボリューム感を出すフライの成型パターンが多く、比較的派手な素材やカラーパターンで大きな昆虫や小魚をイメージしたもので、マスやサーモンなどの大物釣り用のフライにも使われています。

ストリーマー 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 ストリーマー・ゾンカー 引用:https://www.bluedun.net/lesson03.html

 

この他にも魚卵を模した「エッグフライ」や、弱って水面に浮いたワカサギを模した「ドライワカサギ」などなど。

 エッグフライ 引用:http://www.tokyo-angler.com/100index/100index.html

ドライワカサギ引用:http://kencube.jp/flytying/wakasagi-01new/b001.html

 

 

 まずは釣り具店を覗いてみる

このようにざっと代表的なものを上げただけでもお分かりいただけると思いますが、とにかく種類の多いフライ。

釣具店では完成フライと呼ばれ、様々な大きさの釣り針にタイイングされたフライがたくさん並べられていますので、まずはその完成フライの購入をおすすめします。

渓流用でしたら1個30円~100円とかで買えますし、3個セットや5個セットなんかもあり、ネット上でも30個セットで2500円くらいから買えます。

アマゾン・フライセット商品の一覧はこちら

ルアー釣りでも同じですが、初めのうちはトラブルが頻発しますのであまり高価なものはおすすめしません!

安価なものでもそれなりに釣れますので、練習用と初期の本番用として20個程度の安価なセットものが良いと思います。

20個セットの中に5個ほどニンフフライが混じったものなどもありますので、そんなものを試してみるのも良いですよ!

針のサイズは渓流でしたら#12,#14,#16というサイズを基本にしてくだされば良いかと思います。

針のサイズもリーダー・ティペットと同様に番手数字が大きくなるほどサイズが小さい針になります。

 

 さぁ、フィールドへ!

フライフィッシングの長い歴史の中で、先人達の経験と研鑽の積み重ねにより考案されてきた数々のフライ達を状況に応じて使い分け、魚を釣り上げた時の感動は大きいです!

きっと1尾を釣り上げる毎にフライの種類についても詳しくなっていくことでしょう。

まずはあなたの行かれるフィールドの水辺で見かける昆虫を観察してみてください。

感動の一瞬はもうすぐそこまで来ています!

次回は実践、フライキャスト練習編 はこちら

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