テンカラの釣り方・竿選び等|テンカラ初挑戦だった僕に「諦めろ」のエール


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テンカラに挑戦したかつての僕に、すでにテンカラを諦めてしまった今の僕からメッセージを送ります。あの時の君は、水面の毛針に飛びつくヤマメやイワナに憧れてテンカラ竿を握りだしたね。

でも、不器用でどんくさい君はあっという間に簡単な方法での毛針釣りに転向したけれど、これは追々説明するよ。

【テンカラとフライの違い】フライのようにリールを使わないんだ

フライもテンカラも、竿をひゅんひゅん振って毛針で釣る方法だというのは君も知っているよね。でも、道具については竿、糸、毛針の全てが違っていて、フライで使うようなリールは使わないんだ。

テンカラに必要なのは竿、毛針、糸(道糸にあたるメインラインとハリスにあたるリーダー)の3つだけなんだ。道具がシンプルということは道具代が安いということで、飲食店で出された無料のお茶を限界まで飲むことを掟とするケチな君が、フライではなくテンカラを選んだ理由はこれだよ。

釣り方について、僭越ながら

 

【投げ方】腕を時計の10時と2時を往復

テンカラはフライと同じように、竿を前後に振り子のように振って、ラインの重みで毛針を川に投げるんだ。ラインが後ろに伸び切った瞬間(時計の2時)に竿を前に振って、ラインが前に伸び切った瞬間(時計の10時)に竿を後ろに戻すという反復作業だよ。でも、フライとは違って何回も反復作業をせずにさっさと投げ込むのがテンカラ流らしい(理由はよく知らない)。

最初は力が入りすぎてえらいことになっていたけれど、ラインが伸びているか目で追いながら練習したら、ちょっとずつマシになっていったよ。

【流し方】自然に流しているような面持ちで

水面に毛鉤を投げてみた君は重要なことに気がついたはずだ。そう、テンカラとは浮かせるものではなく少し沈めて釣る釣りなんだ。沈むということは毛鉤が見えないということだけど、雰囲気でどこにあるか感じよう(最後までほとんど感じられなかったね)。

とりあえず想像上の毛鉤が流れていくのに合わせて、ロッドも合わせて動かせば良いんじゃないかな。基本は自然に流していれば良いんだけど、テンカラではフライにはない「誘う」というやり方もあるんだ。

【誘い方】チョンチョン引いてみたり、スーっと引っ張ったり

自然に流しても反応がない場合、毛鉤を引いて誘うという方法もあるらしいんだ。なんで毛鉤を引っ張って魚が釣れるのか、毛鉤が模している虫とはそれほどに遊泳力があるものなのか、僕には全然わからないんだけど、釣れることがあるんだ。

【アワセ】何かしら気になることがあったらアワせよう

気になることと言っても、今後の就職先のこととか死後の世界のことではないんだ。ラインが引っ張られるとか魚がキラっと光ったとかそういうことだよ。

でも君はほぼ全ての兆候を見落とすから、偶然に頼るしか無いんだけどね。

【取り込み】最後は手で糸を手繰り寄せて

テンカラでは竿よりもラインの方が2メートルくらい長くなるんだ。計算がわからない君でも、これでは竿を煽っても魚を陸上に引きずり出すことが出来ないことはわかるだろう。

だから最後は糸を手で持って引っ張ることになるんだ。これが何とも情けないんだけど、君の日常のほうがよっぽど情けないから気にならないね。

 

滋賀の愛知川で釣れたアマゴ

ここからは道具選びについて

 

【竿選び】最初は短いのが良いんじゃないかな

使うロッドは3~4メートルくらいが標準らしいんだけど、まずは短めで振りやすい3.3メートルくらいが良いと思うよ。君は茂みへの毛針の熱心な提供者だけど、これくらい短ければ少しは改善するんじゃないかな。

それでも、ほとんどの毛針とは空中でお別れしているよ。

 

【メインライン】不器用な君にはテーパーラインをおすすめ

メインラインには下記の2種類があるんだ。

レベルライン:太さが均一で自然に流せる
テーパーライン:先端の方が細く、投げやすい

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中学校の野球部にいたとき、君のボールの投げ方が変だと近所の小学生から笑われていたことがあったね(もっとも、小学生が笑っているのは別な理由からだと君は思っていたけれど)。元来投げるのが下手くそな君は、とりあえずテーパーラインから始めてみればどうだろう。

このラインを4メートルくらいで切って使ってみよう。

「俺とお前を一緒にするな」という方、大変失礼いたしました。レベルラインでも何となく投げられそうだという方にはこのへんでどうでしょうか。

【リーダーライン】普通のハリスで良いんじゃない?

テンカラ用だからと特別なことは無いんだろうから、餌釣りで使うハリスを1.5メートルくらい結んでおけば良いんじゃないかな。「○○専用」になると同じ商品でも突然値段が上がってしまうのが資本主義という世の中だから、出来るだけ汎用品を使おうというのが貧困を絵に描いた君の未来の姿だよ。

「お前と同じに扱うな」という道具にこだわりがあるあなた、失礼いたしました。こちらはテンカラ用のリーダーだそうです。

今はGoogleで調べながら書いているからわからないけど、釣りを始めて20年になるのに「りーだー」と言われてもハリスのことだと覚えられない君は、そもそもリーダーを使う資格が無さそうだ。

【毛針】針に毛がついてれば何でも良いんじゃないかな

なにせテンカラで10匹くらいしか釣ったことがない僕だから、毛鉤選びなんて全然わからないよ。とりあえずそれらしいのを買っておけば良いんじゃないかな。

テンカラはフライのように「その時に魚が食べている虫に毛鉤を似せる」という考えではなく、「投げている毛鉤を食う魚だけをテンポよく釣る」という考えだから、テンカラ的思想で言っても何でも良いってことだよ。

でも選ぶのも楽しいという方は、いくつかのパターンでセットになっているのを選んでみてはどうでしょう。

いきなり自作するという時間的優雅さを発揮する人もいるけれど、そんな時間があるなら君はまじめに仕事をした方が良いんじゃないかな。真面目に仕事をしなかったおかげで、未来の君は30歳にして立派な無職だよ。

さて、冒頭で簡単な方法での毛鉤釣りに転向したと書いたね。今ではテンカラでカッコよく投げることは諦めて、のべ竿に短い糸と毛鉤だけ結んで「上からポトンと落とすだけ」の釣りをもっぱらやっているよ。

チョウチン毛鉤の道具

釣り方についてはこちらでまとめているので、気が向いたら読んでみてね。

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