前日下川で惨めな釣りを展開した我々は、滝上町にある渚滑川に移動しました。渚滑川は北海道の数ある河川の中でも有名な釣りポイントで、有名な釣り人のおじさんが案内している動画だか紙面だかを見たような、そんな記憶もございます。
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滝上町の渚滑川支流サクルー川
ようやく楽しめる川を見つけたかと思っていた矢先、同行者からメッセージが入りました。
「熊の足跡ある。車に避難ひた」
LINEに表示された誤字が彼の恐怖を一層引き立たせ、私は奇声を発しながら一目散に車に逃げ帰りました。
滝上町の渚滑川
このポイントでは当サイトの読者様2名と同行させてもらいました。わざわざこんなサイトを読んで連絡をくれるなんて、随分変わった人だなあと思いましたが、実際会った印象も随分変わった人でした。
もしもここで一緒に釣りをした4人が全員私のような人間なら、他の人のポイントを潰すことに躍起になって石の投げつけ合いになるところですが、今回同行した私以外の3人は大変オトナな人たちだったので上手にポイントを譲りあって釣ることが出来ました。
そんな中相変わらずの私は多くのポイントを譲っているように見せかけて、大場所だけは率先して自分で打つという卑怯な作戦を敢行いたしました。
姑息な作戦が功を奏したのもつかの間、私以外のメンバーがどんどん良いニジマスを釣っていきます。
あまりに悔しいので「バラせ」という心の声を実際の音声として発するもその効果なく、あえなくニジマスはネットに収まってしまいました。
あまりにも私だけが釣れないので、いつものことながら焦りだします。それが周囲にも伝わったか、みんな僕にそれとなく良いポイントから悪いポイントまで全てを譲ってくれるようになりました。にも関わらず全く釣れずにますます気が滅入りそうになったとき、ようやく大きな魚が掛かりました。
同行者1「来ましたね~!」
同行者2「動画撮りましょうか?」
わたし「いやぁ、そんなに大した魚では・・・ワハハ」
ようやく釣らせてやれたと同行者達がホッとする中、ニジマスはラインを切って逃げてしまいました。私が悲しみに打ちひしがれていると、みんなが慰めてくれるかと思いきや・・・
「ドラグはゆるゆるにしておかないといけませんよ」
「スナップは数時間に一度は交換しておく、これキホンです」
「お前、今のはだせぇーぞ」
みんなから罵詈雑言の嵐を浴びせられるワタシなのでした。やはりこれまで姑息に一級ポイントを叩いて全て無駄にしてきたことをみんな根に持っていたのか・・・。
そんなこんなで釣りを終了し、北海道在住のお二人との別れ際に今日釣りに来たポイントをサイトに公開しても良いものか尋ねてみました。必要なら、釣り場については書かなくても良いんですよ。
「公開して頂いて問題ないですよ」
「僕らだけの釣り場ではありませんし」
何と心の広いお二人でしょうか、変わった人などという表現は不適切、まさに紳士でいらっしゃいました。
「石狩川支流の愛別川なら、楽しませてくれますよ」
そう教えて頂いた釣れない男は、忠別川・石狩川に移動しました。
【同行者が使っていた道具】
この日もかっこ良いニジマスを釣り上げたていた同行者の道具をご紹介します。
【ロッド】シマノのカーディフ、かっこ良い~
【リール】これもカーディフ、渓流で映えます
【ライン】PEの0.6号だそうです
デュエル(DUEL) PEライン ハードコア X4 150m 0.6号 ホワイト H3273-W
【リーダー】東レのフロロ6lb
東レ(TORAY) ライン パワーゲーム ルアーリーダーフロロ 30m 6lb ナチュラル
【スプーン】miu8g
深場ではこれを上流に投げてゆっくり引いていたそうです。
フォレスト(FOREST) ルアー MIUアワビ(ミュー) 8g No.03 スプーン
【スプーン】pure5g 赤・ピンク系を使っていらっしゃいました
【ミノー】シンキングミノーを下流に投げることも稀にあったそうです