斜里川と止別川から阿寒川に移動してきました。
阿寒川
2年前に阿寒川を訪れた際、同行者が50センチほどの大きなニジマスを釣り上げており、今回入ったポイントにも大物が潜んでいる可能性があるのではと考えました。
前日の昼間から強めの雨が続いており、濁りで釣りにならないのではと思っていましたが現地はほどよい濁りでした。
木々と落ち葉も色づいています。
スプーンを投げてみると、一投目からニジマスが釣れました。
ウグイ以外の魚を久々に見たように思います。魚の活性が高いのかもしれません。
ワクワクしながら投げ続けますが、そこから30分以上魚の反応がなくなってしまいました。ルアーを追いかけてくる姿も見つけられません。
川は単調な流れが続きますが、魚が隠れやすい深い落ち込みに木の茂みが覆いかぶさっているポイントにぶつかりました。
隠れ家として最適なので、大きなニジマスがひそんでいる気がします。
私は右投げなので、逆手で投げないといけませんが、そんな投げ方で投げたいところに投げられたことが今まで一度たりともありません。
今回も懸命にルアーをポイントに送り込もうとしますが、木にぶつかって明後日の方向に飛んだり、奥の茂みに突っ込んだり、ポイントを荒らすばかりで魚が居そうなところに一向にルアーが入りません。
5投目。想像よりかなり手前に落ちてしまったルアーを「またか」と思いながら回収すると、45センチはあろうかという大きなニジマスがふらっと追いかけてきて、深みに戻って行きました。
どうしよう。
ルアーを変えるべきなのか?それともすぐに、同じルアーを入れたほうが食わせる確率が高いのか?
10秒ほど過去の脳内データベースを検索してみますが、そもそも大きなニジマスを釣った経験が無いので検索結果は何も教えてくれません。
仕方がないので同じルアーを引いてみましたが、そのニジマスは二度と姿を表してくれませんでしたが、どうせやり方を変えていても同じ結果だったことでしょう。
* * *
その後も小さなニジマスは掛かりますが、大物は姿を見せてくれません。
浅い流れが連続した後、ようやく大きな流れ込みに到着しました。
釣れるかどうかは置いておいて、ここもやはり、大物が潜んでいる可能性が高いように見えます。
慎重に一投目のルアーを投げると、ポイントのはるか上にかぶさる木の枝にルアーが引っかかってしまいました。いつものことなので強く引っ張るって外そうとすると、糸が切れてルアーだけが木の枝に残ってしまいました。
まずはひと通り釣りをしたあとで枝に残ったルアーを回収すれば良いものを、貧乏性が前に出てしまい「ルアーが見えている今のうちに!」と、ジャブジャブと水に入ってルアーを取りに行ってしまいました。
枝からルアーを外して幸せに浸った瞬間、自分がまさにニジマスの住処に立っていることを自覚しました。
釣りができる残り時間もあとわずかのところで急に雨脚が強くなってきました。寒気で体の芯まで冷えていますが、最後まで諦められません。
ちょうど残り時間30分あたりから、思ったところにルアーを投げられることが多くなってきた気がします。
ようやくルアーでの釣りもノッてきたものの、思ったところに投げられることと釣果も絶妙に比例しないようで、最後まで大きなニジマスを掛けることは出来ませんでした。
北海道遠征の5日目でキャストのコツをようやくつかんだものの、本州は9月末でほとんどの地域が禁漁のため、これで北海道遠征も今年の渓流釣りも終了です。
今年はコロナ騒動で釣りを控えている立派な方が多い中、無神経な私は40日ほど渓流に出ていました。
しかし釣果の方はやはりぱっとせず、人に見せびらかすような大きなヤマメもニジマスも釣ることは出来ませんでした。
来年こそは、本気出す!
* * *
私が当日使った安物のルアータックル一覧です。あまり参考にされない方がよろしいかと思います。
【ロッド】ブラックバス用の安いルアー竿
【リール】1,000番の小さなリール
【ライン】6ポンドのナイロンライン
【ルアー①】リュウキ50シンキング
【ルアー②】スプーン・pure3.5g