釣りブロガーとして生きていこう!
そう思いついてしまった過去の私に向けて手紙を書くなら、一文目は大きな文字で
「やめとけ」
と書くことから始まるでしょう。なぜならあれから4年間、200を超える釣り記録を書いてきたにも関わらず、月の売上はたったの1万円ほどしか無いからです。
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釣りで稼ぎたい!稼いでる人もいるでしょ?
そう、過去の僕は反論するだろう。
確かにそうだね。それでも、月に20万円を超えるような釣りブロガーやYouTuberは日本に30人もいるだろうか?
そして彼らは元々顔と名前が売れているか、女性で容姿が良い人くらいで、君のように名前を知っている人が10人以下で、何の取り柄も無い人間では不可能だ。
君のようにケチで生活水準が低く、月に10万円の売上でも生きていけるとしても、それだけ稼ぐことは難しい。
なら、小遣い稼ぎとしてはどうなの?
と、君は思ったはずだ。
このブログですら月に1万円の売上があるなら、結構悪くないじゃないかと。
でも、考えてもごらん。僕がこのブログに費やした時間は現時点でも250記事✕3時間で750時間くらいはかかっている。
累積での売上である28万円(随分リアルな話になってきたな)から計算すると、時給は373円だ。
これはどういうことだろう。それなら在宅で下請けのライターでもするか、マクドナルドでアルバイトをした方が可愛い女子高生とも仲良くなれるし(いよいよ浅ましい)、倍以上稼げるじゃないか!
ちなみに4年前の君は貯金がたくさんあり(4年後に残っているのは25万円だけだよ)、定職についていなかったおかげで年中日本中を飛び回って渓流釣りをしていたおかげで、ブログをどんどん更新することが出来た。
おまけにWEB関係の仕事をしていて知識はあったから、アホでセンスは無いけれど釣りブログを運営するには非常に有利なポジションには居たはずだ。
でも、この体たらくだ。もし君が普通のサラリーマンだったり、妻子の居る立場ならさらに絶望的だったかもしれないね。
釣りサイトの具体的な売上の金額は?
ほとんど興味を失っているようだけど、一応伝えておこう。
2019年4月~6月の売上はこれだ。
合計 | アドセンス | アマゾン | 楽天 | |
---|---|---|---|---|
2019年4月 | ¥8,017 | ¥2,013 | ¥4,333 | ¥1,671 |
2019年5月 | ¥11,363 | ¥2,983 | ¥5,667 | ¥2,713 |
2019年6月 | ¥10,321 | ¥2,521 | ¥5,667 | ¥2,133 |
どうだ。
将来何にでもなれると思っていた君が、「俺には渓流釣りしか無いんだ!」と意気込んで始めた釣りブログの成果がこれだ。
しかも、下のグラフを見て欲しい。このブログへのアクセスの1月~12月まで年間推移だ。
渓流釣りの解禁時期である3月~9月にアクセスが増えているのがわかるだろう。なので、4月~6月は比較的売上が出やすい時期。それで、あの程度なんだ。
その程度なんだ、君は。
売上の内訳を・・・
全く興味は無いみたいだけど、解説しよう。今のこのブログには3つの売上経路があり
- グーグルアドセンス
- アマゾン
- 楽天
この3つがある。
グーグルアドセンスとは
グーグルアドセンスというのは下の画像のように、サイトに設置した枠にGoogleが自動的に広告を出してくれる仕組みだ。そのユーザが最近見たページの広告が出たりするよね。
上の画像でお墓の広告が出ているけれど、身内の不幸があったわけではないから安心してほしい。
アマゾンアソシエイトとは
ブログに設置したアマゾンのリンクをたどってユーザが商品を購入すると売上の一部が手数料として戻ってくる仕組みだ。手数料率は商品によって異なるけれど、釣具やアウトドア用品はほとんどが2%~4%だ。
これは先月のアマゾン・アソシエイトのレポートを見て欲しい。
上から2つ目で28,000円の釣り竿をユーザが奇跡的に買ってくれているけれど、僕に入ってくる紹介料は1,100円だそうだ。
泣けるだろう?
楽天アフィリエイトとは
楽天のアフィリエイトもアマゾンと同じようなイメージで、リンクをたどってユーザが購入すると2%ほどが支払われる仕組みだよ。
リンクを作る方法としてはもしもというアフィリエイトサービスを利用している。(ちなみにこのリンクから会員登録してもらうと、僕に700円ほどが入るよ。こういう場面ですかさずアフィリエイトリンクを設置するような大人に、君はなるんだよ。)
ただ、もしもは楽天だけじゃなくてアマゾンもセットでリンクを作れるし、何かよくわからないけどW報酬というメリットがあるみたいだから、重宝しているよ。
【まとめ】「ルアー代稼ぎ」程度なら良いかも
なんだかブログで失敗した愚痴のようなページになってしまったけれど、これが君の能力であり、現実なんだ。
でも、良かったこともあるんだ。それは、一部の読者が応援のメッセージをくれたことだ。
「元気が出ました」
「変な釣り方でも一応、魚は釣れるんですね」
「釣れない男さんがブログに書いていた場所で、魚が釣れました!」
その多くは釣りが下手で行動も残念な君への哀れみには間違いないけれど、釣りブログをやっていなければ出会えなかった言葉だ。
中には身内の不幸から立ち直れずに居たけれど、
「このブログを読んで、釣りをしてみようかと思った」
というメッセージをくれた方もいたんだ。
お小遣いにもなっていないこんなブログだけど、これからも続けていくつもりだよ。