毛鉤を浮かべて水面で喰わせるブームが全私に到来しているのですが、その最初のきっかけになったのがこの日でした。初めてのフライマンとの同行です。
【入渓ポイント】宍粟のやまめ茶屋から入渓しました
まずはフライさんの後をつけてどのような釣りをするのかチェックします。フライって開けた川以外じゃキャスト出来ないと思ってたのですが、ボサを避けて器用にキャストしています。
よく見ていると、それまで魚がいないと思っていたような超浅瀬にもフライを浮かべています。まさか、そんなとこにはおらんでしょうと思っていると・・・
イワナが釣れました。キャストもせずに足元に浮かべたフライに魚が飛びついたので、毛鉤に飛び出す生映像を初めて見た私はビックリ。目玉が5ミリほど浮いたと思われます。
「餌釣りの人は石の後ろを狙うけど、フライは石の前側を狙う」とフライ先生は仰っていましたが、これまで釣っていたところ以外にもポイントがあったのかも。姿さえ見られて無ければなんとか成るのか。
僕はルアーを用意してきたのですが、上流に行くにつれて水が少なく釣りにくかったことから、餌釣りに変更です。フライさんをマネしてそれまで見向きもしなかった浅瀬に餌を入れてみると、何匹かイワナが釣れました。時期の問題もあるのでしょうが、隠れられるところさえあれば結構色んなとこにいらっしゃるんですね。
その後フライさんが黒焦げのアマゴを釣っていました。サビが入っているというより、日焼けしてるのでしょうか。
【入渓ポイント】鳥取県八頭群29号線沿いから
何だか釣れそうな臭いを感じて入渓しました。やや川が険しく良い感じの景観でした。
深場に餌を通すと「・・・ゴツゴツ」と反応が合りました。ヨイショと合わせてみるも、ノッてくれません。
さすがに2回目はダメかなと思って再度通してみると反応はあり、若干針掛かりした感じもあるのにしっかり掛かりません。
いやいや3回目はさすがに・・・と思って改めてお邪魔いたしますと、今度はイワナが釣れました。多分全部同じイワナのアタリだったんではないでしょうか。何回もフッキング出来ない私ですが、何回でも釣られてしまうこの子もこの子です。
「お互い頑張っていこう」
他にも泳いでいるイワナは見つけられるのですが、食わせられずに終了しました。
この日初めて見た毛鉤に飛び出したイワナと、島根県高津川で空中に飛び出して餌を食べたゴギを見て、毛バリ釣りにハマっていく私なのでした。
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引原川・揖保川渓流釣りの口コミ
【追記】後日、引原川・揖保川について追加での口コミが寄せられましたのでご紹介します。
宍粟市山崎町にある中国自動車道の山崎インターチェンジと揖保川が交差する地点より上流、あるいは揖保川本流に合流する幾多の支流の河川では、毎年3月上旬から8月末頃までアマゴ釣りがお勧めです。
支流の最上流部、源流部ではイワナも狙う事が出来ます。
入渓しやすさ ★★★★★ 歩きやすさ ★★★★☆ 魚の量 ★★★☆☆ 魚のサイズ ★★★★☆
揖保川の上流域では毎年3月上旬から8月末頃までアマゴ釣りが解禁されており、地元の揖保川漁業協同組合が解禁日直前にアマゴの成魚の放流を長年続けています。
中国自動車道の山崎インターチェンジを降りると国道29号線に入りますが、国道を鳥取方面に向けて10数分も車を走らせれば、アマゴ釣りに適したポイントが見つかるようになります。
揖保川と支流の引原川との合流点より上流は、揖保川、引原川共に川沿いに道路が通るため、入川は容易です。
川幅は比較的広く流れも急ではないため、腰までのある胴付き長靴を着用すれば川歩きも難しくはありません。
釣れてくるアマゴのサイズは20~25cm程度が多いようですが、国道29号線沿いにある道の駅みなみ波賀は敷地に隣接して引原川が流れ、駐車場に車を止めればすぐに入川できます。
解禁日から日が浅い3月上旬頃では、30cm程度の大きなアマゴが複数釣れることもあり、人気の高いポイントとして関西一円の釣りファンから知られています。
おすすめの時期は、やはり解禁直後の3月上旬のようですが、揖保川や引原川の最上流部や源流部では、3月末やそれ以降でもアマゴが狙えるようです。
引原川の源流部ではイワナも狙えるようですので、渓流釣り上級者にもお勧めできる地域だと思います。