鈴鹿川支流の御弊川でイワナ釣り


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前の週に鬼怒川で大きなヤマメを釣った私はこの日、自信に満ち溢れていました。

釣ったとは言え、同行者に付き合って時間つぶしにリールを巻いていたらたまたま魚がかかり、どうせニジマスだろうとのんびり上げたらヤマメだったなどという過程は見事に忘れ去り、私が「実力でひねり出した1本」という記憶にすり替わってさえいました。なんという自己都合な脳みそであることでしょう。

【入渓ポイント】小岐須渓谷キャンプ場から

きっとこの私が竿を出せば、魚達は集まってくるに違いない、フフフ。

まむし注意の文字を気にしつつ、駐車場から川へ小岐須渓谷キャンプ場

川に降りると、おじさんが1人で炭を抱えて立っていたので声をかけてみました。

「バーベキューですか?」

「ええ、1人バーベキューです」

釣れる川と釣れない川の違いは一向にわからない私ですが、それでも近づいて良い人といけない人の違いなら少しだけわかるようになりました。

こちらに古くからの友人であるかのような眼差しを向けるおじさんに、私は返事もせず釣りに夢中であるふうを装い、川へ突進していきました。

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雨上がりにも関わらず澄んでいる御弊川鈴鹿川支流の御弊川で渓流釣り

「疑似餌よりも本物の餌の方が釣れるのではないか」という、神からの啓示に似た天才的な閃きを得た私はこの日、餌釣りで挑戦します。

雨上がりで魚の活性も上がっている状況で生餌を流す。釣れるための方程式が完全に揃っているのに、何も釣れません。

この川には魚が居ないのではないかと疑い出すと、曇り空が急に晴れ渡り、水底を照らしました。その瞬間、どう見てもイワナの背中が見えてしまいました。居るじゃないの。毎度自分の腕を棚に上げて魚の不在に原因を見出そうとする自分にうんざりします。

一方、岩に隠れたイワナを何とか捕獲したいと、網を持って追いかけ回す自分はそんなに嫌いではありません。

気分転換で毛鉤を水面に浮かべてみると、釣れました。

前回大物を釣ってしまったせいで「釣れない男」の称号は私には似合わないのではないか・・・などと不遜な考えを持った私でしたが、やはり看板に偽りないことを証明した格好となりました。

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