福岡周辺で美しいヤマメを釣り上げた翌日、別の福岡近郊の漁協が無い河川に向かいました。
私は漁協が無い河川でヤマメを釣ったり撮影したりすることで生息していることを確認することを喜びとし、そして小遣い稼ぎのネタにもしているため、水中カメラであるgoproは必須アイテムです。
竿とカメラを持って川に降りようとしていると、工事の人から声をかけられました。彼はこんなところで釣りをする人間が居るということを想定していなかったようで、恐怖心と警戒心が裏返った笑顔を顔に貼り付け、ニコニコしながら「今から橋の工事をするということと、工事する場所には近付かないように」とバカ丁寧に説明してくれました。
こちとらクレーマーのおばさんのように扱われたことに納得出来ない気分を抱えつつ、水面に毛針を落として行きます。
水量が少なく、魚の気配がありませんが、目の前に魚が溜まりそうな堰堤が現れました。
好ポイントを前に、急にうんこがしたくなりました。工事関係者がこの周辺に居ることも相まって我慢しようとしていましたが、どうやら限界のようです。トイレに向かうにはどう考えても間に合わず、野糞をするしかありません。
普段、トイレの近くで生活することが多いため「思い立ったらわりとすぐにうんこが出来る」と体は思い込んでいますが、今はそうではなく
- 野糞ポイントを見つける
- リュックを下ろす
- 上着を脱ぐ
- ウエーダーを脱ぐ
- 紙を準備する
と、手順が非常に多い状態です。
私は上記のチャプター2くらいで既に冷や汗が吹き出し、チャプター3では目の前が白くなって脳が全く稼働しない状態になりました。肛門の統括を一任されている筋肉がうんこに対して白旗を揚げそうになった直前で筋肉側がわずかに勝利し、大波が去って思考が戻りました。その結果、お陰様でようやく我に返り、冷徹な陸軍参謀総長のような顔つきで排便することが出来ました(近隣の方にはお詫びします)。
* * *
さて、先程の一級ポイントに戻りました。
魚を釣り上げることで魚の所在を確認する自信が沸かず、カメラを水中に入れて撮影してみます。goproのモニタで映像確認すると魚が写り込んでいますが、一体なんの魚なのか判然としません。
その後も全く魚は釣れず、姿を見つけることも出来ませんでした。
九州の知人は「昔、この河川にヤマメが居た」という連絡をくれましたが、あれは嘘だったのでしょうか?その方とはお会いしたことがなく名前も存じ上げず、私に野糞をさせるためにここまで連れてきたとしても、何ら損をしない立場の方です。
そもそもあなたが言う昔とは、何十年前の話ですか?お好み焼きが1枚10円だった頃のことかもしれず、その時代であればわりとどこでもヤマメは居たとも言えます。
情報主に八つ当たりしながら帰宅すると、水中動画にわずかにヤマメが写り込んでいました。
木の枝で見にくいですが、画面やや左の流心で小さなヤマメが餌を待っているのが見えるでしょうか。
※漁協が無い河川情報なので、ポイントは有料記事でご紹介しています
貴方が言う通り、本当にヤマメは居ました。お詫びします。
【竿】ダイワリバティクラブ 5.3メートル
実売価格は5,000円~8,000円程度です。安いですが全く問題なく使えます。
【ライン】実売400円の安いライン0.8号
【毛針】サイズは14番くらいを使っています
チョウチン毛針釣りの方法と道具についてはこちらでまとめています。
チョウチン毛針釣りは簡単な道具と動作で楽しめるので、ルアー、フライ、テンカラなどで行き詰まった私のような釣り人にもってこいの方法です。