【渓流釣り用靴下の選び方とおすすめ】ウェーダーなら化学繊維、ウェーディングならネオプレン


竹内さん 著者紹介
元アウトドア用品販売員でフライフィッシング歴35年の竹内です。店頭だけでは伝えきれなかった商品選びのノウハウを書かせて頂きます。

 

 

渓流釣り時の靴下の選び方

防水で密閉状態のウェーダーと、常に水濡れにさらされているウェーディングでは靴下の選び方が異なり、それぞれの足元を快適に過ごすための靴下の選び方を記載します。

 

 

ウェーダーの靴下は汗処理を優先

化学繊維の靴下がおすすめ

ウェーダーでは足が水に濡れない分、足からの汗を処理する事が優先されます。この汗処理をうまく行えないと靴下に余計な水分が残り、足の皮をふやかせて靴連れの原因になったりします。また、ウェーダーを履いているにもかかわらず濡れによって足を冷やしてしまう事につながります。

こういった状況下で向いているのが化学繊維の靴下です。

ここがポイント!
ポリエステルやナイロンを主に使い、汗の蒸発を促し、透湿素材のウェーダーからの発散を促します。

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寒冷期は化学繊維+メリノウール

化学繊維の靴下の中でも使い分けがあり、春や終期などの水温が特に低い時などは、化学繊維の中でも冷えを感じにくいウールとポリプロピレン製の靴下がお勧めです。

ポリプロピレンは繊維中に含まれる水分(公定水分率)が0%なので、履いた瞬間から冷たさを感じにくい特性があり、化学繊維の中でも保温力のある素材なので、ウールの保温力と併せて、春先や水温の低い時などには特におすすめです。

 

 

ウェーディング時は保温性を重視

ネオプレンソックスは保温性◯

沢登りなどではよく目にするネオプレン素材は、発泡ゴムにジャージを両面に張り付けた三層構造です。発泡ゴムによりスポンジのように空気層がゴムの中にあり、濡れても保温性は高く、さらにはクッション性が良いと言うのが長所になります。

ソックスの中に入って来た水は外には排出されませんが、溜まった水が体温で温まり、熱を逃がしにくい発泡ゴムで保温性を維持する様になっています。

通気性、通水性を意識した、つま先にパンチ穴のある製品も出ていますが、基本的には完全な袋状のものが一般的で、一番の利点としては砂が入りにくい事です。

砂がウェーディングシューズに入り靴下の繊維に紛れ込むと、履き心地に影響するばかりか皮膚を傷めかねませんが、そのリスクが大幅に減ります。

注意
欠点は通気性が無いので蒸れる事、クッション性の良さがかえって足場の感覚を鈍らせる事です。

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ウール靴下は保温性と通気性◯

ウールは蒸れも無く、保温性が高いです。ウールは繊維の構造上、繊維表面が撥水をする特性があり、水に濡れた状態でも保温性を発揮する性能を有しています。ウエットコンデションにおいて最も向いた素材です。

繊維表面は天然の撥水構造で、繊維の中は中空構造になっています。この特性が濡れた状態でも表面に乾いた層を作り出し、中空構造が空気層を作り出し、2つの保温効果をもたらします。また繊維の弾性保持能力も化学繊維よりも高く、濡れてもへたらないクッション性があり、足の保護機能を維持します。

 

 

ドライレイヤーで足をドライに

濡れた状態の保温性の維持として、表面撥水の優位さを特化したドライレイヤーのインナーソックスも効果的です。体温を奪い、足を冷やす原因は水分が肌に密着しているから起こります。その水分を肌面から排除する為に生まれたのがドライレイヤーと言う発想です。

ウールも表面撥水が肌面を冷やさない事に寄与していますが、この機能を特化したものと言えます。
インナーソックスの名の通り、単体での使用はせずに通常の靴下と組み合わせて使います。この場合に組み合わせるのは、水分をいかに早く効率的に外に排出するかという性能が求められるので、ウールよりも化学繊維の靴下の方が相性がいいでしょう。

 

 

渓流釣りシチュエーション別の選び方

シチュエーション別に、素材の選び方をまとめます。

ウェーダーでは

  • 基本は化学繊維のソックス
  • 保温性の欲しい場面ではポリプロピレン素材

ウェーディングでは

  • オールマイティなネオプレンソックス
  • 中・上流域は化学繊維+ドライレイヤーソックス
  • 長期遡行、源流域、歩行性重視ならウールソックス

 

 

渓流釣りでおすすめの靴下5選

 

【ウェーダー】通常期

 

ミズノ ドライベクター 中厚トレイルソックス

使い勝手の良い、中厚手の速乾性化学繊維ソックス

 

 

参考価格 1,400円程度
速乾性
通気性
保温性 ×

 

 

【ウェーダー】寒冷期

 

Marmot Climb® PP Wool Mix Socks

>> 商品ページ

寒冷期等の保温性重視に最適なポリプロピレンとウールの混縫ソックス

参考価格 3,600円程度
速乾性
通気性
保温性

 

 

【ウェーディング】保温性能を重視

 

キャラバン 渓流ソックスプロ

水中でも発泡ゴムの空気層が保温力を発揮するソックス

 

 

参考価格 2,400円程度
速乾性 ×
通気性 ×
保温性

 

 

【ウェーディング】水切れの快適性を重視

 

ファイントラック スキンメッシュソックス 5本指

 

肌面の水分を弾き出し、水濡れによる冷えを遠ざけるソックス

 

参考価格 2,800円程度
速乾性
通気性
保温性

 

【ウェーディング】保温性と足裏感覚を重視

 

ダーンタフ メンズ 1953 マウンテリニアリング

水に濡れても保温性を持つ、ウール素材のソックス

 

参考価格 3,500円程度
速乾性
通気性
保温性

 

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