【渓流釣り入門】餌釣りの仕掛けと道具をヤマメ・イワナ初心者が解説


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渓流釣りを始めて8年、順調に下手くそをキープし続ける「本格派素人」の私から、渓流釣りに初めてトライした時の僕に向けて書きます。(ベテランの方は、どうぞ「戻るボタン」にてご退出ください)

あの頃、大学4年生だった君は周囲に渓流釣り経験がある人はおらず、バイトもろくにしていないのでノウハウ本を買うお金もなく、随分適当なタックルと釣り方で頑張っていましたね。

その結果、ひとつの淵に延々と3人で肩を並べて釣り続けることになったね。そりゃあ、ウグイとアブラハヤしか釣れないわけだ。だからといって、腹いせにアブラハヤを血まみれにして生餌として泳がせるのは、どうかと思うよ。

まずは釣り竿選びから

滋賀県愛知川渓流釣り茶屋川イワナ

4~5メートルくらいののべ竿

あの頃、3.8mのオンボロのグラスの竿を使ってたけど、あれでOKだ。軽いほうが振りやすいけど、今の君はそれで十分。
そうそう、どこのメーカーかわからないこんな竿を使ってたね。

メーカーであるルナヒサノ社さん、失礼しました。

社会人になって初任給が入ったら、5メートルほどの1万円くらいのカーボン竿を買えば十分だ。これくらいの長さなら、ある程度どこでもカバーできるよ。硬さは標準的な「硬調」が良いんじゃいかな。

本流など川幅が特に広い場合は7メートル

大人になり、世間にごまをすることも覚えた君はこんな高い竿を使ってるよ。

本流で釣ろうとすると長い竿が必要になるし、長竿は素材も良いから値段が高くなってしまうんだ。しかし、今の君には必要無い。こんな高級な竿を必要とするような本流で釣りをしようなんて思ってはいけないよ。

さらに細かいメーカーごとの特徴など竿選びの詳細はこちらでまとめているよ。

【道糸】 0.6号~0.8号の適当なナイロン糸

一番安い、ナイロン糸で構わない。釣具屋の親切なおじさんはラインの周りがコーティングされている良い道糸を勧めてくれるかもしれない。でもそんなものにお金を使うより、うどんを食べた後に残ったつゆを翌日も使う生活を辞める方が先決だと思うよ。

 

ハリス0.3~0.6号、針のサイズ7番くらい

出来合いの針とハリスのセットで十分だ。

もちろん、時間があるなら針とハリスをそれぞれ買って自分で巻いたほうが安上がりだ。でも、そんなことに時間を使う暇があったら早く就職先を探し始めた方が良いんじゃないかな。母さんは君が思ってるより、心配しているぞ。

目印は毛糸でじゅうぶん

いっちょまえに釣り具やで目印を買ってたけど、目印なんてなんだって良い。100円均一で売ってる毛糸を結びつけておけばじゅうぶんだ。でも空気抵抗があると投げにくいし、濡れると重くなるから、小さ目に切った方が良いよ。君は足は臭いけど視力だけは良いから、目印は何でもよく見えるよ。

とはいえ買っても節約になるような金額でもないから、専門の目印をハサミで切って結んでも良いでしょう。

君は何度か渓流でのウキ釣りに挑戦していたけど、流れが早いところだとウキが役に立たないし、ウキがよく見える淵のようなところではあんまりヤマメは釣れないから、浮き釣りは卒業しても良いんじゃないかな。

 

オモリは5番~Bくらい

当時はブラックバス用のでっかいおもりを使っていたけど、もう少し小さい、鼻くそ大くらいのオモリ(5番~Bくらい)のサイズが一番使いやすいよ。風が強かったり深いところを狙うなら、オモリをいくつか付ければ良いよ。

 

餌は現場で採れる川虫が良いよ

君がやっていた通り、石の底に張り付いている虫を使う方法で良い。「柔らかくて美味しそう」だと当時言っていた、細長い虫(クロカワムシ)は確かによく釣れる餌だ。君のその感性は正しいと思うけど、ちょっと気持ち悪いな。思ったことを真っ直ぐに口にしないという心がけは、今後の君を助けることになるぞ。

それと、君がバルタン星人と読んでいた虫(オニチョロ)もよく釣れるよ。餌はぐったりしてきたら元気なやつに変えると、釣れるような気がするよ。

 

足回りの装備

 

ウエーダーは寒いときにも○

川に入って釣りをすることが多いから、ウエーダーがあると良い。底がフェルトだから苔がついた石の上でも比較的歩きやすいんだ。

もしウエーダーが無ければ濡れても良い適当な靴で良いんじゃないかな。底がゴムだから少し滑りやすいはずだけど、スベることには慣れている君だからなんとかなるだろう。

ちなみに、高いウエーダーもたくさんあるけど、君は安いので良いんだよ。僕がいま愛用しているのはこれだ。高くもないし、性能も悪くない気がするよ。でも、高級ウェーダーなんか買ったことも無いから、違いなんて全くわからないんだけどね。

夏は渓流でも暑いから、君の足の臭さはウェーダーの中で最大限にその威力を発揮するよ。だから水を通さないウェーダーではなく、水を通すウェーディングシューズなどの装備があれば良いけど、金がないうちは暑くても臭くてもウェーダーで我慢しよう。

釣りという趣味は君にどんどんお金を使わせるけど、持ち前のどケチさを忘れないことは大事だよ。

夏はウェーディングシューズ+靴下+スパッツ

ウエーダーは水を通さないから5月以降は暑いし、水中でひっくり返ったら足側が浮き輪のようになって二度と起き上がれない可能性があるから、余裕が出来たらこの組み合わせも悪くないよ。

ウェーディングシューズの底はフェルト

最初に使っていたウェーディングシューズはこれだ。足のサイズは26.5だけど、中に靴下を2枚履くときもあるから大きめサイズが良いよ。

安いけど、フェルトと金属のスパイクが付いているので釣行で滑った記憶は無いんだ(君のことだから、記憶を失くしているだけかもしれないね)。

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プロマリンのシューズは安いし滑らないし気に入っていたんだけど、足首のガードが無いから砂利が入り放題になって筋トレみたいに重くなってくるんだ。だからちょっと高いけれど最近はモンベルのこのシューズを使ってるよ。

ちょっと高いけどデザインも良い感じだし、何より足首が締まっていて砂が入ってこないからすごく快適だ。

欠点を挙げるとすれば足首の部分が細いので脱着が少し面倒くさいことと、靴紐がしょっちゅうほどけることだ。でも靴紐は足首と靴の間に突っ込んでおけばほどけなくて済むよ。

靴下はこれを使ってる。モンベルの店舗では防水の1万円くらいのを勧められたけど、もちろん選んだのは防水じゃない3,000円のこっちだ。

でも結局防水じゃないんだし、普通の靴下でも良いんじゃないかな。

ドライタイツはシモツケMJBフィットタイツで、これも安価なものだ。チャックのところからじわじわ水が入ってくるけど、それは仕方ないね。

ドライタイツは、特に身体の○ん○んがムレてしまうのが難点だ。面積はそれほど大きくないのにムレるときだけ存在感を発揮するんだね。

もちろん、○ん○んとは、半身のことだ。さらに暑くなれば、防水でない普通のスパッツを履いて釣りをしているよ。

 

地図のどこに向かえば良いの?

 

釣具屋で目星をつけよう

ここからはポイントの探し方について共有していくよ。釣具屋さんに行って、ヤマメがいる川がどこにあるのか聞いてみよう。でも川というのは長いから、おおまかなエリアで確認すると良い。そしたら「○○温泉のあたり」とか「○○村の周辺」とかヒントが出てくるはずだ。
そしたらその周辺で車を停めて川に降りられそうなところを探してみよう。魚は遡上したり流れ落ちたりしているから、同じ川でつながっていればだいたいどこにでもヤマメはいる。

日本全国の釣れる河川をなんとなくまとめてあるので参考にしてよね。

渓流釣りポイント大公開マップ

 

安全に降りられる道を探して川へ

車を停めた場所から川まで、随分高さがあるところが多い。でも、釣り人が入っている場所なら川まで歩けるようになっているから、道のような跡を見つけてそこから降りれば良い。
一度、つかまった木の枝が折れて崖から投げ落とされて、そのまま釣りをしていたことがあるけど、そんなにムキになって釣りをしなくても良いんじゃないかな。川は携帯の電波が入らないから、怪我をして歩けなくなったらそのまま死ぬ可能性があるからね。「ヤマメの餌になることこそ本望」とか馬鹿なことを言ってる場合ではないよ。資産のない男の急死は、ただの迷惑だ。

 

コソコソと魚に近づこう

日之影川のヤマメ(エノハ)

特に水が綺麗で、白泡が立っていないようなところではヤマメに見られてしまう。だから、岩に隠れたり影を落とさないように近づくと良いよ。一度人間に気付いて逃げたヤマメは、絶対に釣れることはないよ。忍び足からのコソ泥は昔から得意だから、その特技をようやく活かすときが来たよ。

でも、意外とジタバタした後に近くで釣れたりもするから、よくわからないな。

ヤマメやアマゴが居る場所についてはこっちで詳しく書いているよ。>>ヤマメは川のどこにいる?

 

岩陰に隠れるイワナ
滋賀愛知川左谷毛鉤イワナ

 

頭上に気をつけて投げてよ

ここからは釣り方について書いていくよ。

君はこれから釣った魚と同じくらいの数の針をなくすことになるけど、原因は根掛かりじゃない。全体の2/3くらいを、頭の上の枝に引っ掛けてなくすんだ。「そんなバカな」と思っただろうけど、そんなバカなんだよ、君は。しかも、2分前に引っ掛けたその枝に、まんまと再び引っ掛けることも珍しくはない。そういう知能の持主だということを自覚しておいてほしい。まずは体の周りに枝が張り出していないか、きちんと確認してから投げよう。

 

餌が流れているような感じで、適当に

今の君は流し方を「自然に、自然に」と意識し過ぎているんだ。自然に流そうと意識すると、むしろ魚からは不自然にうつってしまう。「モテたい」と願っていた若い頃の君の意識がどのような結果をもたらしたのかを思い出せば、応用は簡単だよ。

「ヤマメは餌でなければ0.3秒で口から出す」という本で読んだ知識を盲信している君には信じられないかもしれないが、ほとんどのヤマメはそんなに繊細な魚でも無いよ。

自然に流すことが無意識に出来るようになってきたら、目印より先に餌が流れるように出来るとベストだ。ちなみに7年後も君はこれが出来ず、餌を引っ張るように流してしまっているよ。それでもぼちぼち釣れるから、良いんじゃないかな。

 

五感にビビッと来たら、とりあえず竿を上げてみよう

4匹に1匹は飲ませて釣っている未来の君にアワセを説明させるなんて酷な話だよ。そんなもの、違和感があればちょっと竿を上げれば良い。で、その先がビクビク動いていたら、針に掛けるために少し力を入れて竿をあげてみよう。それで釣れない魚は、まあ縁がなかったということで良いんじゃないかな。

 

針まで飲み込んだヤマメ錦川の木谷川(木谷峡谷)のアマゴ(ヤマメ)

 

首振りをふわ~んといなして取り込む

アワセだってこんな具合だ。取込みのことを僕に説明させるなんて、ホームレスにダイエットを語らせるか、世の政治家に政治を語らせるくらい的はずれなことだよ。適当に竿をあげれば魚もついてくるんじゃないかな。

でも、ヤマメとのやりとりはちょっとだけコツがあるってことが先週分かったんだ。ヤマメは針がかかるとダッシュで泳いだりせず、その場にとどまって首を「いやいや」と振るんだ。このときに無理に引っ張ると針が外れてしまうから、竿を寝かせてじっとしていると良いらしい。で、ヤマメが疲れたら岸際に引っ張ろう。どっかの山奥の名人みたいに手元の網にヒョイっと抜くなんてことは死ぬまで出来ないだろうから、安心して引きずり出そう。彼らと君は違う生物だと思って良い。

引きずり出すなんて「ヤマメが可哀想」というかもしれないけど、ケツのアナから針を刺されて魚に差し出されるオニチョロのほうがよっぽど可哀想じゃないか。

 

五ヶ瀬川支流の日之影川ヤマメ(エノハ)2016

 

こんな感じで釣ってみてください

ちなみに僕は、あれから多分300匹くらいはヤマメ・イワナを釣ったし、30,000匹くらいは釣り逃してきたはずだよ。それゆえ、本格派初心者を名乗っております。

上手に糸が結べずに針からスッポ抜けることはしょっちゅうだし、当たりがよくわからないから、300匹のうち200匹くらいは偶然釣れたものだ。世間の釣り人は釣りメディアの影響でどんどん専門的になっていくし、尺越えとかツ抜け(10匹以上釣ること)とか誰かが決めた数字にこだわってるね。でも君は大物を釣る必要は無いし、上手になる必要もない。楽しむためには、素直でいれば良いだけだ。

そもそも手先が不器用で野球部で一番どんくさかった君に、細かい技術やスポーツのセンスを求めるのは酷だ。

魚を釣っては、嬉しくて舐めまわしたりいじめたりしている、今の君のままで良いんじゃないかな。

 

各地の渓流釣り記録とポイント情報

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