【テンカラのアクション】まずはトゥイッチの1種類だけでOK

投稿日: 2020-05-31更新日:

【著者紹介】テンカラビギナーしげじい
シンプルな道具と自分の腕だけを頼りに、魚を釣りまくるテンカラに憧れて渓流釣りを始めました。ですが、最近ではいそいそと川虫の捕獲に精を出している次第です。テンカラ、時々エサ釣り。そんなプライドも実績もない弱腰ビギナーならではの目線で、テンカラの魅力や渓流釣りの初歩をお伝えできればなと思います。

 

テンカラのアクション

テンカラのアクションには大きく二つの方法があります。

  • ナチュラルドリフト
  • トゥイッチを入れて誘う

テンカラの釣りはルアーフィッシングに近いと言われますが、やはり大原則はナチュラルドリフトだと考えておいてください。自然に流して、それでも反応しない魚に対して「誘い」と呼ばれるトゥイッチアクションを使います。

 

ナチュラルドリフト

上流側にキャストして、ただ毛鉤を自然に流す誘い方です。とてもシンプルですが、この「自然に流す」が実は非常に難しいのです。

ラインの存在を消しつつ、毛バリだけが水の流れに乗っている状態を作り出さないといけません。その為に、ラインテンションは常にフリーの状態を保っておく必要があります。

ラインに少しでも引っ張るような力がかかってしまうと、不自然な流れになり魚に違和感を与えてしまいます。結果、魚が釣れなくなってしまいます。

 

流す時間は3秒

流す時間は流速によって変えます。流れが早ければ3秒、トロ場や淵などでは5秒といった具合に少し長くしても良いかもしれません。ですが、長すぎると不自然な流れ方になってしまいますので、ほどほどにしておきましょう。

 

同じポイントに3回キャストする

キャストの回数も、流速や水深によって変えます。流れが速く浅い場所なら3回、ここぞという大場所なら5回以上キャストすることもあります。

3回~5回程度キャストしても反応がなければ、テンポ良く次のポイントに移りましょう。同じ場所に執着しても、あまり良い結果は得られないでしょう。

トゥイッチを入れて誘う

ナチュラルドリフトで誘って駄目な時は、軽くトゥイッチを入れて魚を誘います。

毛ばりを軽く短く引っ張ってアクションを付ける動作です。時には強く長く引っ張って変化をつける「逆引き」というのも有効です。

トゥイッチの仕方に正解はありません。魚が釣れたら、それが正解と言うことになります。「ちょんちょん」とだけ誘う人もいれば、小刻みにシェイクするように連続アクションを入れる人もいます。

その場の状況に合わせて、狩猟本能のままにアクションさせてください。魚が思わず口を使ってしまうような場面を想像しながら動かします。

 

アクションを入れるタイミング

  • ナチュラルドリフトが効かなかった場合
  • ダウンストリーム(流れの下流側)にキャストした場合

「誘い」はテンカラ最大の奥義ではありません。あくまでナチュラルドリフトで魚が出なかった時のフォローだと考えてください。

食い気のある魚であれば、ナチュラルドリフトで既に釣れているはずです。やる気のない魚になんとか口を使ってもらう為に、一生懸命アピールするのが「誘い」です。

アクションさせるには、ラインテンションがかかった状態が必要となります。従って、アップストリーム(流れの上流側)にキャストした時より、ダウンストリーム(流れの下流側)で使うことの方が多いです。

流れの速いポイントでは誘いを入れる暇がありませんので、ゆったりとした流れのポイントで誘うことが基本となります。

 

アクションを入れるポイント

  • 流れのヨレが出来ているポイント
  • 沈み石の周り
  • 瀬尻
  • 落ち込みの肩の部分
  • 二つの流れの合流ポイント 等

いわゆる魚がついていそうなポイントでアクションを入れます。魚の目の前でイレギュラーに毛バリが動くイメージです。

ずっとアクションをさせ続ける必要はありません。ナチュラルドリフトさせておいて、狙いを定めたポイントに来たら「ちょん、ちょん」と誘います。

ナチュラルドリフトと組み合わせながら誘いを入れるのが最も効果的だと思います。1投目、2投目は自然に流して、3投目に誘いを入れるといった具合でも構いません。

それでも駄目なら、さっさと次のポイントに移りましょう。

最も誘いに適した毛バリは「逆さ毛バリ」

誘いに最も適しているのは「逆さ毛バリ」です。アクションを付けた時に逆さに巻いた毛が水を受けて「ふわっ、ふわっ」となびいて魚を誘います。

 

順毛バリや普通毛バリ、またはフライ用の毛バリでも同じように誘うことは出来ます。しかし、これだけ生命感のある動きが出せるのは、やはり逆さ毛鉤だけでしょう。

テンカラの王道はやはりナチュラルドリフトなのですが、それだけでは安定した釣果は得られません。

なんとかして魚を釣りたいという思いが「誘い」の技術を磨き、それに適した「逆さ毛バリ」が作られてきたのだろうことは容易に想像できます。

 

まとめ

  • アクションには「ナチュラルドリフト」と「誘い」がある
  • 「誘い」は軽くトゥイッチして毛バリを動かせる
  • 流す時間は3秒
  • 同じポイントに3回キャストする
  • ナチュラルドリフトと誘いを組合わせて釣りをする
  • 逆さ毛バリが最も「誘い」に適している

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