マップの発電所周辺から入渓
上流を目指して歩くもやや難儀しました。西側の県道8号線との合流点から川に降りて釣り歩いて釣り下れば良かったと後悔しました。
五ヶ瀬川本流
2時間ほどダラダラとルアーを投げ続けると、私にも同行者にもヤマメが掛かりました。
▼パーマークが薄く、鼻先が尖った本流ヤマメ
「ねね、正面あたりで釣れたの?」
「そうだね・・・。や、もう少し上流だったかな。。」
「アクションは、どんな感じ?」
「タダ巻きとトゥイッチの繰り返し・・・や、ずっとタダ巻きやったかも」
どこでどうやって釣れたのか、友人は全然わかっていません。
成功には後追いで理由を付け、失敗分析をしないという最も成長できない人間のパターンと笑うのは安易なこと。
根拠の無い理論をドヤ顔解説するよりよっぽど立派な構えだと思います。
私もおおよそミノーで釣ったことくらいは確かな事実ですが、じゃあスプーンで釣れなかったかと問われればもっと釣れてたかもしれません。
上記地図のあたりで25センチほどのヤマメを3匹釣れました。
▼この日使ったのはスピアヘッドリュウキ50Sのピンクのみ
同行者に電撃フッキング
適当にやってても案外釣れることもあるんだねと話しながら歩いていると、竿を受け渡すタイミングで私のルアーフックが同行者の手にグサり。
ぐっと引っ張ってしまったため、カエシの奥まで針が入り、悶絶する同行者と、呆気にとられる私・・・。
3分ほど針をごちゃごちゃしてなんとか針は外れたようですが、今度はそれを凝視していた私の体調が悪化。
手から流れる血を見ていると目眩・吐き気・排便欲求の3つが同時に押し寄せてきて、なぜか私のほうが河原に横たわってしばらく足すら動かせなくなりました(その後5分で回復)。
こういうときだけ妙に想像力が働く自分に驚きつつ、同行者にはただ呆れられる始末でした。
蘇陽峡駐車場に駐車
20分ほど歩いて坂を下って行くと、川に出ます。どうやら他のルートから行った方が良さそうでした。
岩が大きく、川沿いはやや歩きにくかった
友人が小さなヤマメを1匹釣りました。結構チェイスがあったのですが釣れませんでしたノーテンキなもので。当日も歩行者の跡がくっきりあったので、先行者のせいにしておきます。
日之影温泉駅第2駐車場
民家の脇を歩いてみると、川に降りる細い道路が見えると思います。わからなければ日之影温泉駅のレストランの前から川に降りて行っても良いと思います。
▼日之影温泉駅やや上流の流れ。水量が少なければ難なく渡れます
この辺りは流れ込みと瀬が連続している地形ですが、流れ込みではなく瀬に近いエリアで釣れました。瀬に集まっているということではなく、流れ込みでの釣り方がわからないだけですが。
▼手で持つと鉛のようにズシっと来る・・・気がする本流ヤマメ
日之影温泉駅の見どころは、川沿いに身を乗り出す廃墟群でしょう。
鉄道が廃線になったことでこの街の行末は決定してしまいました。団塊世代以上の多くが亡くなるであろう2030年にこの景色はどうなっているのでしょうか。
欠けすぎた窓ガラスを見ていると、子供の頃にしょうじに指を入れてプスプスやった想い出が蘇ります。
あれ、気持ち良かったな~。
日之影川かもしかの森キャンプ場の下流あたりから
2016年3月に訪問したときにもよく釣れたのが五ヶ瀬川支流の日之影川で、どんな状況でもおよそ釣れないことは無いと行っても過言ではないでしょう。透明度が高く隠れる岩が少ないのでアプローチには気をつけて挑みます。
この日も魚影は濃く、同行者が30センチちょうどの尺ヤマメを釣りました。
どちらかというと小さな流れですが、こんなに大きな魚を放しているんですね。
同行者は尺ヤマメを筆頭にたくさん釣っていたため「俺に釣らせろ」と先行させてもらったにも関わらず、私のテンカラには全然ヤマメが食いついてくれません。
悔しくて帰り時間になってもまだ竿を振り続ける私に
「ゆっくり釣ってて良いよ」
と声を掛けてくれた同行者の勝ち誇ったような優しさが、さらに傷に染みていくようでした。
五ヶ瀬川のヤマメ渓流釣りポイントマップはこちらです。
■五ヶ瀬川での釣り記録
>>【五ヶ瀬渓流釣り】16年3月① 支流の鹿川、日之影川でヤマメ
>>【五ヶ瀬渓流釣り】16年3月② 本流でニジマス・日之影川でヤマメ
>>【五ヶ瀬渓流釣り】16年3月③ 支流の日之影川でヤマメ釣れ過ぎご用心
■九州の釣り記録