【隠岐の島渓流&海釣り①】宿主から「釣れた?」の悪夢と地域から迷惑がられるヤマメの謎

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隠岐の島は地形が独特だという情報を得ていましたが、飛行機から見てもそれがまるわかりです。

切り立った景観

 

火山で出来た島なのでしょう、ハワイ島を思い出します。

ハワイに行った事があるのかって?

もちろん行ったことはありませんが、テレビで観たことがあります。今のテレビはカラーで観られるお陰で、ハッキリと思い出すことが出来ました。

 

隠岐の島屈指の安宿・喜兵衛

まずは隠岐の島を代表する安宿である喜兵衛にチェックインします。この宿は低価格(この日はシングル4,500円)を実現するためにセルフチェックインを徹底している宿のようです。

一般的にセルフチェックインと言うと、支払いはオンラインで行い、鍵を現地で受け取る方式ですが、この店は支払いも現地で実施させることにこだわっているようです。

非常に難解なマニュアルを読み解いた上で自分でレジ本体を操作し、支払いをするという流れになっています。

これまで散々安宿から民泊まで活用してきましたが、ここまで難易度が高いチェックインは思い出すことが出来ません。

さらにこの宿は予約時の客の電話番号ごとに予約を管理しているようで、私は自分の番号で友人と二部屋を予約したのでチェックインの際にシステムがエラーを起こしています。

電話問合せ先の女性に状況を説明しますが、この単純な状況を伝えることにも一苦労し、あらゆる方向から「エラーが起きている」旨を伝えるとようやく話が通じました。

宿主「あぁ、アレですね。AIだ」

私「は?」

宿主「AIが余計なことを・・・勝手に処理してるんですね」

私「・・・。」

宿主「いま病院に来てるから、後で宿に行きますね」

AIの件も病院の件もまさに蛇足で、私に伝える必要はあったのでしょうか?宿の口座への振込を申し出ましたが「現金支払いのプランなので」と応じてもらえません。

銀行振込にどんなリスクを覚えたのでしょうか、一度部屋に入って再度支払うというお互いにとって二度手間のフローになりましたが、彼女が病院の予定を終えた後でレジを操作しに宿に戻り、その後私がレジ操作に苦労しながら現金で支払って解消されました。

夕食は八百杉という隠岐の島の海鮮系の名店にお邪魔します。

お作りの盛り合わせが登場し、私も現地在住の友人も沸き立ちます。2人で前のめりで魚種の説明を待ちますが、女将さんは料理を置いたままで立ち去ってしまいました。

お刺身を置いてもらったら魚種の説明があるのが常識だと勝手に思い込んでいましたが、そんなこと契約もしていないしメニューにも書かれていませんもんね。2人で魚種を想像しあうという遊びで乗り切ろうとしたところ、正解かどうかもわからず不完全燃焼のクイズとなりました。しかし隠岐の島の魚介類、特にバイ貝と白いか(ケンサキイカ)の美味しさを知ることが出来た満足な一夜となりました。

 

* * *

 

隠岐の島に生息しているというヤマメを探しに山に入ります。本当はどこにヤマメが居るのかを知らない状態で捜索するのが趣味なのですが、余計なお節介で正解を聞かされてしまっているのでウキウキはすでに半減です。

教えて頂いたポイントに入ってみますが、これほど標高も低く水も少ない川にヤマメなんて居るのでしょうか?ありがた迷惑などと言いましたが、居ると知らなければ一目見て帰っていたでしょう。

川沿いを散歩してみると、目の前にフラフラと小さなヤマメが姿を見せ、私の姿に驚いて岩陰に隠れてしまいました。釣りをする人が居ないのか、警戒心が薄い様子は秋田県の小安峡でイワナを見ているかのようです。

小さいヤマメがすぐに釣れました。

 

隠岐の島のヤマメ

 

赤い帯が綺麗に出ていますが、これは産卵が近付いている証拠でしょう。

この島の人に聞いた所によると、この島には数十年前までヤマメは生息していなかったところ、1980年代のバブルの時代に現地の男性グループが養殖場を立ち上げたことがヤマメ生息のきっかけになったのだとか。

養殖場は地域の子どもたちのイベントなどで利用されていたようですが、現地の方いわく「売上が出るたびにコレ(酒を飲むポーズ)に消えて行った」結果、継続出来なくなったのだとか。

酒代の真偽はともかく、そもそも隠岐の島の外に出荷する可能性が無い(本土にいくらでも居る)以上、島内消費一択ですが、海の幸が豊富な島に需要があるはずもなく、どう足掻いても事業継続は無理があったでしょう。

多額の補助金で建設された立派な養殖場の跡地が無惨な姿で廃墟になっています。この補助金を通した役人からしても補助金を使った先の社会的意義より、無意味でも予算を消化して上司に褒められることの方が重要だったのでしょう。

施設の中をのぞいてみると、メモ書きが残されています。

養殖場の黒板

平成28年、2016年まで利用が続けられていたということでしょうか。

置かれているアルバムの写真を見てみると、事業開始に先立って各地の養殖場の見学に精力的に回ったことがよくわかります。しかし養殖場の写真と同程度の存在感を放っているのが瓶ビールが映り込んだ懇親会写真の多さで、出張を肴に宴会を楽しんでいる雰囲気が伝わり、結局この時から酒を飲む口実を作るために養殖場を作ったのではと思えて来ます。

彼らの酒のツマミだった(かもしれない)ヤマメは養殖場から抜け出し、そこで自然繁殖し、また誰かが放流したのか他の河川にも定着してしまいました。当初は隠岐の島にヤマメが来たことを歓迎する島民が多かった中、その後ヤマメが隠岐の固有種である「オキサンショウウオ」を食べていることが発覚した後は「ヤマメを駆除しよう」という動きもあったそうですが、ヤマメだけを選別して駆除することなど到底不可能で、微妙に生きながらえているのが現状です

大事に扱われたり邪魔者扱いされたり、生き物からすればさぞ迷惑でしょうが、人間にとって「大切な生き物」とはその程度です。ブラックバスだって元は日本人の貧困対策として大富豪である赤星鉄馬氏が政府の協力を得て日本に持ち込んだ魚でしたが、今では一部集団からは人類の敵のように扱われています。

国内外来魚として嫌われているヤマメを二匹釣り上げましたが、もう少し大きくて色づいてるヤマメを狙います。きっと釣りが上手な人であれば状況を分析して手を打つと思いますが、私は釣りを上手にならないことに高い意欲を持っている身です。

特段何の対策もなく毛針を浮かべていましたが、幸運にもデカいヤマメが掛かりました。

 

 

「オートリリースしたんだ」と思い込もうとしたもののうまく騙しきれなかったようで、釣り終了の予定時間を過ぎるまで粘ってしまいました。

2匹釣ったところでやめておけば前向きな記憶で追われたのに・・・。

先日同世代の友人と「元気なうちに死にたいよね」と話していましたが、きっと上半身も下半身も元気がなくなったあげく、ボケて迷惑をかけて死ぬのだろうなと思います。

釣りの方は全く上手くなりませんが、手掴みの方がどうでしょうか。

 

 

この方法で小さなヤマメを2匹獲ることが出来ましたが、釣りより効率が良いとも言えません。釣りもダメなら手づかみもダメな、獲れないニートです。

 

* * *

 

渓流釣りでの無念を晴らすべく、夕方は現地の方に教えて頂いた塩浜海岸でジギングをします。

 

釣具屋さんで聞いてみた所

「60gのジグを投げて巻いてれば釣れるよ」

と言われたので、その通りに投げ続けてみます。

一回巻いて、一回しゃくる。一回巻いて、一回しゃくる。YouTubeで見た時はアホみたいに簡単に見えたのに、意外と難しい・・・。

海藻以外に何も釣れず、昨日とは別の宿に移動すると70代の宿主が出迎えてくれました。チェックイン前に荷物を整理していると

「それは後で良いから先に手続をして欲しい」

と急かされます。でもどうせ部屋案内の時には荷物を持っていかないといけないので、その時に同じく待たせることになってしまうので荷物の整理を待って欲しいところですが、宿主の(どうしても先にチェックインさせたい・・・)という強い感情を抑えきれていません。説明してもダメだろうなと諦めて名前と住所を記入し終わると

「部屋にご案内するので荷物を持ってください。」

と言われます。ほら~、結局ここで待たせることになるんだから先に荷物整理させてくれて良かったじゃない・・・。という心の叫びをグッと呑み込み、荷物をまとめて部屋へ向かいます。

宿の案内の間の無言に耐えかねたのか、宿主が「釣れた?」と聞くのでダメだったと言うと、

「・・・ふん(笑)」

と漫画のように鼻で笑われてしまいました。釣れなかったことそれ自体よりも、宿主に鼻で笑われる方が辛いかもしれません。

そう言えば奄美大島でも、宿に行くたびに他のお客さんから釣れた?と聞かれるのが辛かったな

さらに、男女4人で流星群を見に行くツアーに俺だけ誘われず、釣りで忙しそうなフリをして自分を守ったっけ・・・。

宿主に「洗濯物を乾かしたいので扇風機を貸して欲しい」とお願いすると「寒いじゃないですか」「屋外に干しておけば乾きますよ」

と、何がなんでも扇風機を使わせたく無い様子。

「じゃあ部屋干ししてエアコンつけますね」と言うと

「そ、それは困る!」

と強い表情に変わりました。

「もし朝4時に起きて乾いてなければ乾燥機回しますから」と、どこまでも自然の力を信じたい様子。

しかし今日の気候で朝までに乾いているということは無いだろうなと朝目覚めると、乾燥機にかかって暖かくなった洗濯物が玄関に置かれています。やっぱり乾かなかったじゃないか。年を取ったら自分の意見を嘘でも引っ込める練習をしておかないとなと思いつつ、彼と同じような老人になることはまず間違い無いでしょう。

 

* * *

 

宿主にギャフンと言わせようと、3日目の朝は苦手な早起きで4時半に起きて釣り場に行きます。

朝日を浴びながら1人でルアーを投げるのは爽快です。が、奄美大島で釣りをした時も結局ポッパーを適当に引いていたら釣れただけで、ジギングで魚を釣ったのは10年前のイサキが最後だと磯に立った今、気がつきました。

すると、一回ごとのシャクリにも釣れないという確信が宿るようになり、またその予想通りに何の重みも感じることなくジグが手元に戻ってきます。

それにしても全く魚の気配を感じませんが、海の早朝というのはこんなものでしょうか?去年初訪問した山口の見島では魚の群れが逃げ惑う姿が見えましたし、奄美でもダツが飛び跳ね、ジョーズのように大きな魚が背鰭を出して泳ぐのも見ています。

不安な私を反映するかのように生気の無いジグがフラフラと手元に帰ってくるばかりで、唯一の生命反応はジグから逃げようとした3センチくらいの稚魚のジャンプだけでした。

切なく朝日を見送り、完全に太陽が昇った時には朝8時になっていました。既に起きた時点で朝ごはんは食べており、昼ごはんを食べるには時間が早く、さらに釣りをする元気もなくなっているこの時間帯、皆様も経験したことがあるのでは無いでしょうか?

最も人としての知的水深を試されるこの賢者タイムをどのようにすごすべきでしょうか。

「釣りだけで人生を終えたくない」と先月くらいから言い出した者として、この地域に江戸時代から続く「佐々木家住宅」を見学します。年貢を集める等の役割を担った農民側の管理職にあたる「庄屋」の建物がそのまま残っている状態で、管理下に置く農家を見渡せるように集落の中では小高いところに建てられています。鎌倉から戦国時代に隠岐を治めていたのは隠岐氏ですが、隠岐を名乗る前は佐々木姓であり、その隠岐の名門である佐々木氏の遠い親戚に当たるのがこの庄屋のようです。

AIに説明してもらおうと現地で音声入力で質問したところ滑舌が悪いのか全く聞き取ってもらえず「近江佐々木氏」と言ったつもりが「奥州佐々木」と聞き取られ、

「面白い発想だね。惜しいけど、奥州とは関係無いよ!」

と慰められてしまいました。いちいち前向きに語りかけてくれなくても大丈夫よ?

しかしAIに慰められたり叱りつけたりしていると、無駄に早起きをして何も釣れなかったことも上手く忘れられ

「私は歴史を学びにきたのだ」

と錯覚できるから不思議です。近くの漁協をのぞいてみたところ港の南300mほど沖で最近魚雷が見つかったというチラシが貼られており、太平洋戦争末期の戦争の激しさを実感できます。

しかし佐々木家住宅を外から眺め、周辺を散歩しているだけで潰せる時間などしれており、ランチタイムまでのはるかな時間と向き合わざるを得ません。

どうやって時間潰ししようかとマップを見てみると、この下に漁港があることに気付いてしまい、試しにワームを投げてみると魚の反応があり、カサゴが釣れました。

可食部はそれほどありませんが、良い出汁が出そうです。夕食用にササっと5匹くらい調達しようではありませんか。

YouTubeで見た記憶がある血抜きと脳天締めをなぞってみると、何とか出来たようです。

ただ、取り出した内臓はどうすれば良いのでしょうか?偶然にも目の前の漁港には現地民と思われる爺さんがおり、海に捨てた瞬間をめざとく見られてネチネチ言われないとも限りません。

なので内臓を餌にしてみるのはどうでしょう。これまではエサ釣りをする人を見ると

「釣りに生活背負ってるのか?」

「必死やな笑」

などと思っていましたが、私も食材の確保と考えると効率を考えざるを得ません。もし右手にダイナマイトがあれば迷わず海中に投げ込んでいたでしょうし、左手にダイナマイトを抱えていれば海に投げ込もうとして届かず自爆していたでしょう。

ワームですぐにカサゴを釣れたということは、内臓を使えば簡単に魚は確保できるでしょう。

内臓を刺して海に投げ込むと、すぐに反応があります。ワームと違って放置して食ってくれるなんて有難いな。

と思っていたのですが、食いつきはするもののアワセが難しく、結局1匹釣るのに1時間ずつかかり、しかも最初のカサゴより小さいものしか釣れず、なんなら10センチくらいの小魚まで必死に絞めたあげくに3匹しかキープ出来ませんでした。

そして釣り終わったのは12時になっており、お店にも混雑時間に入ることになってしまいました。

「釣りだけで終わりたく無い」などと言いながら釣りに時間を奪われてタイムスリップして時間配分を完全に誤る始末です。

でもまぁ3匹あれば少しは出汁も出るかな・・・。

 

ランチを終えて適当に時間を潰した後、夕方は久美海岸で釣りをします。

ここは黒曜石の産地として有名なところらしく、海岸沿いを探してまわります。かつて北海道で友人からもらってその場で投げ捨てた黒曜石を今更探すことになるとは嘆かわしい・・・。

黒っぽい石を割ってみるとガラス質が登場し、黒曜石であることがわかります。波線が入っているのは流紋岩でしょうか?

隠岐の島の流紋岩
可愛いおじいさんの顔に見える

 

歴史だ石だと言ってみましたが、やはりマヅメ時のジギングで釣れるかどうかがこの日の幸福度を決めるのは避けられません。

テトラポットに立ってジグを投げますが、元来怖がりで運動神経が鈍く、さらに手足だけ異常に汗かきなのでサンダルだとふんばりも聞かず、手だけでひょいとジグを投げる形になっています。

ビクビクしながらシャクっているジグなど美味しそうにも見えないのか何の魚も反応してくれず、この日の釣りは終了になりました。

また宿に帰って「釣れた?」と聞かれたら何と答えよう・・・。うつむき加減で宿に戻ると、いつになくハイテンションの宿主です。この日は宿の隣にある彼の自宅に親戚が数人来ているようで、共に食卓を囲ませて頂けることになりました。

80歳前後と思われる男性に話を聞いた所、彼は隠岐の島の中では内陸部で生まれ育ったので海を見ることが年に一度しかなく(と言っても車がある今なら海から15分)、海を最初に見た子供の頃の記憶を実に活き活きと話してくれました。隠岐の島に限りませんが、1950年代の日本人のほとんどは徒歩で動ける範囲だけで生活していたのでしょう。

宿主に宿の客を自宅に入れることもあるのかと聞いてみると、タイミングが合えばどんな人でも歓迎して夜ご飯をご馳走しているのだとか。宿もほぼボランティアで運営しているような状態のようです。

数日後にも発達障害の子どもたちと先生の集団が宿泊する予定とのことなので、同じ日に宿泊予定の私にも

「良かったら君も同席してみなさい」

とお誘いを頂きました。しかし繊細な中学生の、しかも発達障害というナイーブそうな集団と私が接しても良いのかと確認したところ

 

「あ、君はね・・・。大丈夫な方だよ」

 

と言う不思議な返答を頂きました。

「・・・?」

しばらく何を言われているのかわかりませんでしたが、私の質問が「私のような発達障害の人間が発達障害の人と接して良いのですか?」という質問だととらえた様子で、彼としては私のことを「発達障害の中ではコミュニケーションが取れる方だ」と思って出た返答だったようです。30年以上障がい福祉に関わってきたベテランは

「長年そんな仕事をしてきたからね、すぐに貴方が発達障害だとわかったよ」

と優しい笑顔で慰めて(?)くれました。

おそらく私の目線、声の出し方、表情、チェックインする前に荷物をまとめさせてくれ、順番を変えたら無駄な時間が発生する!と言う心の中での叫び声も含めて、彼からすれば健常者の範囲から大きくハミ出していたことは明らかだったのでしょう。そんな正直に教えてくれる宿主を少し好きになりました。

どんな相手でも平等に歓迎するという彼に今まで嫌だったお客さんは居なかったかと聞くと、「嫌だったというわけではないけど・・・」と暗い顔をして、旅の途中の電車内にテントを忘れてきた客について話し出しました。

隠岐の島の観光協会からの紹介で来た宿主と同い年の当時70歳だったその日本人男性は居住地のタイからの旅の途中で、2日続けて宿主は自宅に誘って酒を交わしたそうです。

彼は日本に家族を残しながら、転勤で訪れたタイでも世帯を持つようになり、今回は日本を拠点に一人旅をしているのだとか。

しかしそんな彼は日中もどこに行くわけでもなく、観光に誘っても腰をあげず終始宿でダラダラ過ごしており、なんの目的で島に来たのか分からず、なぜテントを遠方から持ってこようとしたのかもわからない、不思議なお客さんだったそうです。

彼は電車に忘れてきたと言うテントを取りに本州に戻った後、そのテントで練炭自殺したのだとか。自殺の理由はわかりませんが隠岐の島で自殺しようと考えていたところテントを忘れてきてしまったので、テントを取りに戻ってそこで死んだのでしょう。

印象が薄いその客に対して宿主が唯一覚えているのは、宿主が「こんな島離れて東南アジアにでも行こうかな」と言ったところ、両目を見据えられて

「あんな所、ロクでもないところですよ。」

と暗い声で強くたしなめられたことだけなのだそうです。

二重生活の葛藤がその原因ではという話になりましたが本当の原因は不明で、宿主としてはこの2日間で

「またこの宿に来たい」

そう思わせられなかったことを強く悔やんでいる様子でした。

翌日からも海釣りの挑戦は続きます。

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