ワイアウ川にケプラートラック入り口から
ここは有名なトレッキングポイントらしく、大きな白人たちが大きなリュックを背負って山に向かいます。
我ら足短い族のみ、竿を持って、異常に真剣な顔をして川へ向かいます。
橋から下を見ると、緑色の水が流れている!
上流のインク工場が緑の液体を流しているんだよと言われれば信じてしまいそうなくらいの緑色でした。これだけ水量があって透明度の高い川を私は初めて見ました。
魚は釣れませんが、一歩進むごとに素晴らしい絶景が広がります。
オシッコをした後、ちゃんと洗っていない指でパンにガーリックバターを塗っています。
結局同行者がうす汚い皮膚病のようなニジマスを釣っただけで終わりました。他人が釣った魚は汚く見えるものですね。
マラロア川のザ・キー
川幅が小さいので、上流と下流のふた手に別れて釣りをすることに。
キャストするごとに大量の藻屑が引っかかってきます。
良いポイントが続くので粘っていましたが、魚の反応は無くルアーに掛かるのは緑色のムニュムニュだけです。
これじゃダメだなと腐っていると、竿を持った白人親子がこちらに近づいてきて、何やら話しかけてきます。(私は英語が理解できないので、ほとんど聞き取れず)
「おいジャパン、下流に居たのはお前の友達か?」
「う、うん・・・。」
あいつ、全然釣れてなかったぞ!という言葉を待っていたのですが、白人パパの口から出されたのは呪いの言葉たちでした。
「良い魚を釣っていたぞ。あぁ、ニジマスだな。デカくて、美しかったぞ!」
「上流に回り込んで釣っても良いか?じゃあなジャパン、俺はムスコよりデカイ魚を釣ってくるぜ、ってそっちのムスコじゃねぇよ、ヘイ!」
とは言ってなかったと思いますが、妙に陽気に去っていきました。
「俺の上流で釣りするんじゃねぇ!」
と言いたいところでしたが、英語を話せない敗戦国民の私は、爆弾だけを落として行ったB29のようなデカイ親子を、ただ見送ることしか出来ませんでした。
そして白人親子が釣りをした後の釣り場で私が釣れるわけもなく、次のポイントに移動です。
マタウラ川上流で釣り終了
今回のNZ釣行ラストは、初日に何匹かブラウントラウトが釣れたポイントから入ります。
ルアーを5回投げれば必ず5匹以上のチェイスが見られるという感じで、今回で最も魚影が濃かった印象です。ルアーにピタリとついて追っかけてきてくれるも、全然食いません。思わせぶりっこも良いところです。
結局数多の思わせぶりに本気になり、必死になり、夢中で追いかけ続けましたがここで魚が釣れることはなく、マタのウラに夢中になってもコスパは悪いということがわかりました。
一匹目を同行者より先に釣ったことでおおはしゃぎをしたことが災いしたのか、その後は終始同行者の幸せに嫉妬し続けることになったニュージーランド遠征になりました。
次回ニュージーランドに来るときには、完全な釣り初心者と来ることで、自分の優位性を確保しておきたいと思います。
【同行者が使っていた道具】
釣れない私の道具に興味はないと思いますので、よく釣る同行者の道具をご紹介します。
【ロッド】シマノのカーディフ、かっこ良い~
【リール】これもシマノのカーディフ
【ライン】PEを使ってるみたいです
【リーダー】東レのフロロ6lb
【ミノー】シュマリ67の緑がブラウンの当たりカラーだったそうな
【スプーン】PURE6.5g ニジマスはこれをタダ巻きが良いそうです
【ミノー】リュウキ50は安くて投げやすいので僕は好きです