私「おや、渓流釣りがお好きなんですか。」
知人「えぇ、好きなんです。」
私「それはそれは。今度、是非、ご一緒しましょう。」
“是非。ご一緒しましょう”
うかつにもこんな一言を発してしまったこと、読者様にもあるのでは無いでしょうか。
渓流釣りというメジャーとは言えない趣味を持つ人を目の前にすると、私のように他人を疑って信じたことがないような人間でもこんな軽いノリで人を誘ってしまうことがあります。
もともと友達が2人しかいない私であり、全体の9割を単独釣行が占めているという事実が、上記のような珍しい展開へと導いたのでしょう。
人と打ち解けるという技術を身につけてこなかった私が、ほぼ見知らぬ方と二人でのヤマメ釣り。しかも私の居住地域に近い場所での釣りとなりますので、私が接待を仰せつかるという緊張感を伴います。
さぁ、吉と出るか凶と出るか。
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博多から電車で人吉まで移動
仙台からわざわざ博多まで来られた同行者を連れて人吉まで移動です。電車の予約、レンタカー、宿の予約もばっちり。中学二年生男子のはじめてのデートプランのようです。
かわせみ・やませみ号は観光列車風
電車の内装、サービス、熊本焼酎が車内からの景色をお膳立てしてくれ、同行者殿も喜んでくださっているようです。
万江川下流から
夕方に人吉に到着したため、少しだけ竿を出して終了です。この日は何も釣れませんでしたが、明日から死ぬほど釣って頂ければよろしいのです。
さて、私ごとで甚だ恐縮ではございますが、私は早起きを好みません。釣果よりも旅先での心地よい睡眠を重視してしまう、およそ世間から褒められることがない釣り人の中でもさらに褒められない「なんちゃってタイプ」の釣り人であります。
しかし、今回の同行者さんは日の出から竿を構えたい「本格派・漁師タイプ」のようです。
彼「明日は4時半起きで行きましょう」
こちらは翌日は朝4時半起床にて釣り場に出かけることに。