飽別川で北海道らしからぬ手のひらサイズのニジマスを釣った私は、拠点にしていた阿寒町から庶路川に移動しました。
2020年時点では釧路から庶路川までは有料道路の無料区間なので、タダで移動できました。
白糠の庶路川
アクセス | 釧路から50分 帯広から1.5時間(有料) |
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対象魚 | ニジマス |
遊漁券 | 無料 |
管轄漁協 | 無し |
入渓のしやすさ | ★★★★☆ |
歩きやすさ | ★★★★★ |
魚の量 | ★★★☆☆ |
私が釣った魚のサイズ | 平均15㎝ |
マップの赤マーク周辺の、橋があるところから安全に川に降りられます。
川幅は広いですが水量は少なく、場所を選べば安全に歩いて渡れます。
ルアーを投げると魚の反応はあるのですが、なかなか釣れてくれません。
2時間ほど投げ続けて、ようやく小さなヤマメが掛かりました。
小さなヤマメです。
昨日は大きなニジマスが掛かることを願って釣りをしたところ、特になんの努力も工夫も無くても少し大きめのニジマスが釣れてくれました。本日も大きなヤマメが釣れるようにと祈って、ルアーを投げてみます。
すると、過去に類を見ないサイズのヤマメが竿をしならせています。
ついに怪物が現れるか!
・・・。
5センチのミノーと瓜二つの怪物サイズです。
これほど小さなヤマメがルアーで釣れたのは、小魚王を名乗る私でも記憶がありません。
北海道まで来て、ふざけている場合ではありません。
「深場には大きな魚がいるよ」
と誰かが言っていたことを思い出し、深くなっているところにルアーを通すと、40〜50センチくらいの大きな魚が追いかけて来て、そのままルアーに食いつきました。
まさかこんな大きな魚が居るとは思わずビックリした私と同じように、魚の方も「まさかこれがルアーだったとは」という反応で、ルアーを口に掛けた状態で高々と飛び上がった後、流心に向かって走り出しました。
水面に出てきた姿を見ると、ギンギラなのでアメマスではなさそう。ニジマスでしょうか。
見事この大物を釣り上げて、梅雨で釣りに行けずやきもきしている友人に写真を送りつけて、悔しがらせてやろう。あいつにも、あいつにも送りつけよう!
などと不届きなことを考えていると、突然重みがなくなりました。
逃げられた・・・。
逃げていく魚の後ろ姿を見送りながら、川の中を泳いで探そうかと瞬間的に思ってしまいましたが、元々泳げないことを思い出し、必死に耐えることが出来ました。
庶路川からの脱渓
北海道の川はアップダウンが無いので、本州と比べると歩きやすい川が多いです。
しかしそのせいで、思った以上に移動してしまっていることが多く、3時間しか釣りをしていないのに脱渓点から駐車場まで戻るのに30分も歩いた、などということはよくあることです。
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今回は対策として、川から出たところに荷物を置いておいて、貴重品だけ持って車を迎えに行き、その後に車で荷物を拾いに行くという戦法に出ました。
我ながら、効率的で賢いではないか。
荷物が無いと足取りも早く、いつもの2割引きの労力で車まで到着した気がします。無計画な私にしてはきちんと計画して動けたという満足感で気分良くなっていた面もあるかもしれません。
さぁ車のドアを開けようとすると、大事なものを忘れてきました。
「車の鍵を、川に置いてきてしまった・・・。」
自らの浅知恵を呪いつつ、車と荷物を置いた場所との往復で余計に40分も歩くことになりました。
まぁ良いのです、今回は運動不足解消も兼ねて北海道に来たんだもの・・・と自己肯定を試みるも、さらに惨めな気持ちになるだけでした。
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私が当日使った安物のルアータックル一覧です。あまり参考にされない方がよろしいかと思います。
【ロッド】ブラックバス用の安いルアー竿
【リール】1,000番の小さなリール
【ライン】6ポンドのナイロンライン
【ルアー①】リュウキ50シンキング
【ルアー②】スプーン・pure3.5g