□ 2015年秋北海道釣り記録
>> 1日目 余市川でヤマメ乱獲爺に遭遇
>> 2日目 尻別川で道産子ニジマスのパワーを知る
>> 3・4日目 昆布駅近くで鮭の産卵に興奮
>> 5日目 猿留川・西広尾川でイワナ
>> 6日目 幌満川でイワナ・アメマス・ニジマス
>> 7日目 西広尾川でイワナホイホイ
>> 8日目 帯広札内川でニジマスにあしらわれる
「渓流釣り北海道120河川ガイド」によると、豊似川はヤマメ河川だそうだ。そういえば、今回の釣行でヤマメを私は釣っていないぞ、アメマスのヌルヌルとした引きも良いが、ヤマメのキビキビとした味わいも楽しみたいと思い、豊似川へ降り立った。橋の麓から簡単に降りられるようになっています。
小雨でコンディションも最高。深くなっているところにミノーを通すと、早速45センチのアメマスが釣れました。
背中には大きな凹み。鳥のクチバシで突かれた痕でしょうか。力強く生き延びた生命体を前に、妙に感動。
しかし思うようにアメマスが釣れません。水中をガン見すると、どうやら底のほうでゆったりしている様子で、浅いところをルアーが通っても無視しているようです。
困ったもんだとルアーボックスを除くと、見覚えのないロングリップのスピアヘッドが。
どうやら昨日、ショートトリップと間違えてうっかり買っていたらしい。昨日のバカだった俺よありがとう。しかし「昨日の」と言ってみたところで今日の俺がバカでなくなったということではない。この日はこの日で、ウェーディングシューズを車に仕舞うのを忘れて、山の神様に献上することになりました。
そのロングリップのミノーで底をゴリゴリ通すと、底にいるアメマスが釣れるようになりました。ディープダイバーが渓流で使えるなど、このミスが無ければ長いこと気づかなかったと思います。
アホの自分よ、ありがとう。
アホに産んでくれた、アホな両親にありがとう。
目次(スクロールします)
さらに両親の両親にも、ありがとう。遺伝的に固定化されたアホに感謝。
ところで
「目当てのヤマメは全く釣れないじゃないか」
とブツブツ文句を言いながら遡上すると、40センチ程度の数匹の黒っぽい魚が蠢くのに遭遇。大きさや色から考えるに、シロザケでもアメマスでもない。どうやら海からのぼってきたヤマメ、つまりサクラマスのようだ。
あこがれのサクラマスさんです。
釣れなければ引っ掛けてでも、川を枯らしてでも手にしてみたいと思っていた。川でサクラマスを釣ってはいかんらしいが、そんなことはどうでも良い。釣り禁止区域で釣りをしたことが無い人は釣り人とは言わない。
ところが、その機敏な動きと言い、貫禄ある体色と言い、あまりの神秘的な姿の前にただ呆然。カメラを向けることも失礼な気がして、半口を開けてただ、眺めました。ウグイが釣れたときなど、半ば(というか完全に)ゴミのように投げてにリリースしていたような男も、サクラマス様の前ではこの通り。夕陽が川を照らす中、合掌にてお見送りさせていただきました。
結局最後まで10センチ以上のヤマメは手にすること無く、イワナとニジマスと戯れた北海道遠征となりました。
参考書籍;渓流釣り北海道
魚種・ポイント・遡行難易度なども書かれているので実際のガイドとしても、気分を高めるのにも有用でした。
□ 2015年秋北海道釣り記録
>> 1日目 余市川でヤマメ乱獲爺に遭遇
>> 2日目 尻別川で道産子ニジマスのパワーを知る
>> 3・4日目 昆布駅近くで鮭の産卵に興奮
>> 5日目 猿留川・西広尾川でイワナ
>> 6日目 幌満川でイワナ・アメマス・ニジマス
>> 7日目 西広尾川でイワナホイホイ
>> 8日目 帯広札内川でニジマスにあしらわれる