フライ・毛針の自作に必要な道具とタイイング方法

投稿日: 2020-03-31更新日:

【著者】猫田撫太郎
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。

タイイングに必要な道具

 

タイイングバイス

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バレーヒル(ValleyHill)
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タイイングの際、フックを固定して作業しやすくする道具です。ロッキングプライヤーなどで代用することもできますが、専用品でも1,000円台から購入することができます。

高さや角度の調整機能、フックのワンタッチ固定機能が付いているものが使いやすいです。

 

ボビンホルダー

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アキスコ(AXISCO)
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タイイングスレッド(フライを巻く糸)はミシン糸のようにボビンに巻かれています。そのボビンを装着するのがボビンホルダーです。ボビンを固定しスレッドを筒状の部分に通して使います。

フライタイイングは繊細な作業が多いので、ボビンホルダーがないと非常に難しくなります。

 

ヘアスタッカー

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キャップス(Caps)
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マテリアル(タイイング素材)として使用する獣毛の長さを揃えるための道具です。

エルクヘアなどの獣毛をカットしヘアスタッカーの中に入れて、トントンと振動を与えるとカットした部分が綺麗に揃います。長すぎるものや短すぎるものを除去しタイイングしやすいよう整えることができます。

筒状のものなら代用できるので、真鍮パイプなどで自作する方もいらっしゃいます。

 

ハックルプライヤー

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ティムコ(TIEMCO)
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ハックル(主にニワトリの羽)をフックに巻く際に使います。ハックル先端を挟みクルクルと回転させて巻きます。

ペンチやニッパーなどとは逆で、握ると緩み、離すと挟み込む仕組みになっています。巻いている途中で離してもハックルがほどけてしまうこともありません。

 

シザーズ

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ハサミのことです。専用品でなくても良く切れるもの、細かい部分でも操作しやすい先端の細いものを選びます。

コパーワイヤー(銅線)やレッドワイヤー(ワイヤー上のオモリ)などの金属を切断することもあるので、2本用意して使い分けるといいでしょう。または、ハックルやタイイングスレッドはシザーズの先端部分で、ワイヤー類は根元部分で切るようにしてもいいです。

 

グルー

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タイイングスレッドにダビング材(フライのボディーに巻く化繊や獣毛)を付着させるためのノリです。硬化せず粘着力が持続するタイプのものが多く出回っています。

一般的な接着用ノリで代用できないこともありませんが、使い勝手は専用品のほうが格段に上です。

 

ハーフヒッチャー

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タイイング途中でスレッドを仮留めする際に使います。結びの強度が弱いため、ハーフヒッチは単独で使われることはありませんが、数回繰り返しヘッドセメントを塗り完成とする場合もあります。

使い方は簡単で、ハーフヒッチャーにスレッドを一周巻き、フックに被せるように締め込むだけです。ボールペンの芯を抜きグリップ部分で代用する方もいらっしゃいます。

 

ウィップフィニッシャー

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タイイングの最後の本締めに使います。こちらも単純な構造なので、ワイヤーで自作される方がいらっしゃいます。

ウィップフィニッシュだけでも結び強度はありますが、魚の歯でスレッド自体が切られてしまうことがよくあります。ですので、私は念のため仕上げにヘッドセメントを塗っています。

 

ニードル

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巻いたダビング材をかき出してボディーにボリュームを持たせたり、細部のバランスを整えるために使用します。また、ヘッドセメントを塗る際にも使います。

縫い針やアイスピックのようなもので充分代用が効きます。

 

ヘッドセメント

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ハーフヒッチやウィップフィニッシュで留めた部分を補強する接着剤です。また、ボディーやポストにも使われることがあります。

 

代表的なマテリアル

 

タイイングスレッド

タイイング用の糸です。ユニスレッドと呼ばれる撚っていないものが使われます。

糸の太さは6/0、8/0の表され数字が大きくなるほど細くなっていきます。渓流でよく使用される#10から#18のフライなら6/0が適しています。

 

ハックル

ニワトリの頸部の羽です。雄鶏のものをコックハックル、雌鳥のものをヘンハックルと呼びます。ドライフライに多用される必需品と言えます。主に首回りから背中にかけてのケープと呼ばれる皮ごと販売されています。

特にコックハックルはハックル自体が長くファイバーがヘンハックルより短いので、ドライフライのハックルには最適です。ハックルが長いと1本で沢山のフライが巻けますし、ボリュームを出すこともできます。

 

エルクヘア

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大型の鹿の毛です。良く浮く素材でウィングやテイルなど様々なフライに使われます。カラーバリエーションも豊富で、染めたり脱色したりなどしたものが販売されています。

 

ダビング材

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フライのボディにボリュームを持たせるためにスレッドに依り付けて巻きます。販売されているものの多くが化学繊維でできていますが、獣毛も使われます。

 

エアロドライウィング

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パラシュートパターンのポストとしてなど様々な用途で使われます。ナチュラルカラーはウィングに、蛍光カラーのものは視認性が良く目印にもなります。

 

エルクヘアカディスのタイイング方法

自作入門として最適なエルクヘアカディスのタイイング方法をご紹介します。必要なマテリアルも少なく難易度も低いのでおすすめです。

 

必要なマテリアル

  • エルクヘア(任意のカラー)
  • コックハックル
  • ダビング材(任意のカラー)
  • ユニスレッド6/0(任意のカラー)

エルクヘアカディスのタイイング

  1. フックのアイ(ティペットを通す穴)側からフックがカーブする手前あたりまでスレッドで下巻きをします
  2. コックハックルをフックに留めます(動画ではサドルハックルを使用しています)
  3. スレッドにダビング材を依り付けます。親指と人差し指で捻るようにするとうまく絡みます
  4. コックハックルを留めた所からアイ側に向けて巻いていきます。ダビング材が足りなくなったら随時追加で依り付けます
  5. ハックル先端をハックルプライヤーで挟みアイ側に向けて巻いていきます
  6. ハックルをアイの後方まで巻いてスレッドで留めます
  7. 動画にはありませんが、巻いたハックルの間を縫うようにスレッドをベンド(フックのカーブしている部分)側に向けて巻き、折り返しアイ側まで巻くとフライの強度が増します
  8. エルクヘアをカットし柔らかい毛や短すぎるエルクヘアを取り除きます
  9. エルクヘアを先端からヘアスタッカーに入れ、トントンと叩いて揃えます
  10. エルクヘアの先端がフックから少しはみ出る長さでアイ後方部分に留めます
  11. スレッドで2、3回巻き、ゆっくり締め込むとエルクヘアが起き上がりボリュームが出ます
  12. エルクヘアがしっかり固定されるようスレッドで巻きます
  13. ハーフヒッチを数回繰り返し留め、スレッドをカットします
  14. エルクヘアを留めた部分から前方3mmほどでカットして完成です
  15. 留めた部分にヘッドセメントを少し塗ると強度が増します

 

まとめ

タイイングマテリアルは高価なものが多くあり、特にコックハックルの高いグレードのものはケープあたり数万円する場合もあります。

最初はなかなかうまく巻けませんので、低いグレードの安価なもので練習することをおすすめします。低いグレードと言ってもケープの中には使えるハックルが沢山ありますので、極めて品質が悪いというわけではありません。

私がタイイングを始めたばかりの頃は、酷い見た目のフライを量産し落ち込んだものですが、それでも意外と釣れて驚いたものです。なにより自作したフライで釣れた時ほど嬉しいことはありませんので、ぜひ挑戦してみてください。

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