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迎えた解禁日
2月末日、私は万全の準備を整えて栃木に入りました。
今年は釣り場での作業効率を考えてフィッシングベストまで装着しました。これが、とっても、ダサい。これより3ランクくらいダサいやつでした。
夕方現地に到着し、鬼怒川近くの下今市にある三水堂釣具店に立ち寄ります。現地情報は欠かせません。
私「明日、男鹿川水系あたりに狙いを定めているんですが」
店主「まだ解禁してないよ」
私「え・・・!」
私「入山沢、芹沢は?」
店主「そのへんは、全部まだだね」
私「では、どこなら・・・」
店主「大谷川なら。(窓の外を指差して)ほれ、この川」
・・・。
一生懸命調べ尽くしたのに、こんな風情もミソも無い町中のドブ川になるなんて・・。
やってしまいました。
またしても、である。
普段はどちらかというと真面目で、正確に仕事を運ぶタイプを自認する男は、渓流釣りとなると必ずミスをします。9月の北海道遠征時にもナイロンラインと間違えてフロロを購入し、ショートリップのミノーと間違えてロングビルを購入してしまっています。(結果、なぜかよく釣れました。わはは。)
結局、近辺で唯一解禁されていた大谷川(だいやがわ)で釣りをすることに。景観の魅力は、みじんも全く無く、美しさレベルで言えば、米沢あたりのスナックのママ54歳です。
鬼怒川上流浄化センター
とはいえ、ヤマメが釣れました。
小さな落ち込みで15センチほどのヤマメが二匹だけ釣れた。
この時期のヤマメはアタリがとてつもなく小さいんですね。さらに手はかじかんでいるので、魚が食ったのか地球に触れたのかを見分けるのは極めて難しく、うっかり竿をあげたら、魚が「付いていた」という感覚です。
季節のせいにしてしまったことを早速、お詫びします。ええ、私が下手くそなんです。
それはともかく、今年最初のヤマメがとてつもなく嬉しくて嬉しくて、魚を舐めまわしそうになりました。いえ、ちょっと舐めました。
鬼怒川水系田川
里川ながらも確かにヤマメが居るという情報を頼りに田川に移動してきました。
宇都宮動物園裏とよばれる人気ポイントから川に入るも、水は少なく、ドブに毛の生えたような雰囲気で、全く魚の気配を感じることなく終了しました。
しかし、ネット検索してみると、嘘か真か、同じ日に30センチオーバーのヤマメをこの場所の近くで数匹釣ったという、けしからん報告も見つけました。
おそらく本当のことなのでしょう。自らの不釣を川のコンディションのせいにしようとしたが、なんのことはない、結局こちらのウデがデタラメだっただけのようです。
その他の田川の有名ポイントをご紹介だけしておきます。
田川 帝京大学裏
田川 毘沙門橋
上流から
- 毘沙門橋
- 国道293号
- 東北自動車道
と続いていますが、この間は漁協が多く放流してくれているポイントです。また、毘沙門橋より上流、二宮公園までの間も放流が多いので、毘沙門橋を基点に入渓点を探してみると良いでしょう。