私は、大きなヤマメを釣ったことがありません。老獪なヤマメたちはこの10年間、見事に私の釣り針を無視し続けてきました。
そして私は大物が釣れないことを良いことに(?)、下手くそをアピールするという姑息な手段で数少ないブログ読者をつかんで参りました。
しかし尺ヤマメ釣ったことないギネス記録はこの日、突然に終了することになりました。
「お前ごときが釣りやがって」と、読者様のご気分を多少なりとも害する可能性がありますが、たまには立派な尺ヤマメをご覧ください。今日くらいは釣ったって、良いじゃない。
最初に入ったのは東京都内から車で2時間ほどのところでニジマスやヤマメが狙える高徳駅のきぬ川苑です。
【入渓ポイント】鬼怒川本流のきぬ川苑から
新宿からでも電車で2時間半なので、毎週末道具を引っさげて訪れる電車アングラーもいます。
ここは昔、ルアーでニジマスを1匹釣ったことがあるという以外では釣れたことがありません。しかし、なぜか毎回釣れないということを確認しに来てしまい、やはりこの日も何も釣れませんでした。
【入渓ポイント】小佐越駅の近くから
ルアーを投げていると、上流の方から騒がしい声が聞こえてきます。川遊びをしている子どもでしょうか。
川下りをしている大人の集団のようです。船頭さんが舟を操縦しながら景色に関する鉄板ネタを披露し、船客がバカ受けしているという構造のようです。客としては船頭さんに命を預けている状態ですから、笑わないよりは笑っておいた方が身のためであるとの考えでの反応なのかもしれません。
そんな妙な雰囲気の船が、私達の目の前を通って行きます。
おわかりでしょうか。
船客が想定以上に我々の方をガン見しております。舟があるので釣りが出来ず、釣りが出来ないからやることもない。気まずく道具を触る我々を舐め回すように見物した舟御一行様は、何も残さずに川から消えていきました。
気を取り直して釣りを再開すると、綺麗なニジマスが釣れました。
この日のように友人と釣りをしている場合、友人よりも先に魚を釣ることで優越感を得るということが大変重要だと考えています。もしも友人のほうが先に釣りそうになった場合、どんな手段を使ってでもそれを阻止するというのが私の方針です。
私には友達が2人しかいませんが、こういった思想面と何か関係があるのでしょうか。どうにもわかりません。
【入渓ポイント】 川治湯元駅近くから
大きなニジマスが釣れると現地の方が教えてくれたポイントに来ましたが、全く釣れませんでした。おそらくガセ情報をつかまされたのでしょう。
隣で釣っている餌釣りの方は40センチほどのニジマスを釣ったと言っていたのですが、見栄を張っている可能性もあるので鵜呑みにはできません(←えぇ、ひがんでいます)。
【入渓ポイント】川治湯元駅の近くから
投げてゆっくり巻いてれば良いんだよと同行者が教えてくれた通りにしていると、ニジマスが釣れました。
友人もニジマスが釣れたようです。
私の方が先に釣っていたため、この時ばかりは余裕を持ってカメラを構えることができました。しかし、私の方がまだボウズであれば何か別の武器を構えていた可能性はあります。翌日の釣り記録はこちらから
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私が当日使った安物のルアータックル一覧です。あまり参考にされない方がよろしいかと思います。
【ロッド】ブラックバス用の安いルアー竿
【リール】1,000番の小さなリール
【ライン】6ポンドのナイロンライン
【ルアー①】リュウキ50シンキング
【ルアー②】スプーン・pure3.5g