松山の釣具店・ハリキチさんで聞いたところ、中山川支流であれば滑川と鞍瀬川が良いのではないかと。
2016年の渓流釣り初日というので、大はしゃぎで現地に向かう。
本日の天気予報は曇り。しかし、車を出して早々に雪が降ってきた。現地に向かえば向かうほど、そして釣りに対する気分が上がるにつれて、雪は積もっていく。
空まで愛媛での釣りを止めようとするが、わざわざ愛媛まで来て諦めるわけにも行くまい。
目次(スクロールします)
滑川 コミュニティ広場
車を停めて散策すると、川沿いに住んでいるおじさんに遭遇。
「釣れますかね?」
「アマゴはおらんねぇ」
あいにくこちらは疑り深い性分なもので。騙されるわけはない。
きっとよそ者に入ってきてほしくないだけだ。軽やかに無視を決め込んで、川に入る。
竿を出すと、すぐさま反応があった。放流してるやないかい。
水は南国の海のように青く、アマゴの背中も青い。
2016年最初の魚だ。スレ掛かりだったので「釣った」と言えるかは怪しい。
成魚放流なのでひれがボロボロだが、角度によってはそれらしい魚に見えなくもない。
さらにたて続けに二匹目。たまたま上げてみたら掛かっていただけなので「釣れた」という表現が正しい。
気がつくと空は快晴。民家や畑の脇を流れる里川だったことに気づく。
川沿いを散歩するおばあちゃんトリオ。
5歩ほど歩いては先頭のばあちゃん1号がギャグを飛ばし、全員で笑う。
その繰り返しで全然前に進まない。
桜樹郵便局のやや上流から
大きな淵でアマゴが無警戒にウロウロしている。
成魚放流されたアマゴだと思うが、警戒感がまるでなく、こちらの姿が見えているにもかかわらず逃げない。
むしろ人間を見て食欲が刺激されているかのようだ。
餌を投げたらまんまと釣れてしまった。
流れの中を泳ぐアマゴも。
滑川と鞍瀬川、ネットで調べた時には渓流釣りに関する情報が一切出てこなかったので本当にアマゴがいるのか疑っていたが、結果的にどちらにもアマゴは居た。
老子いわく「知る者は言わず、言う者は知らず」。よくご存知の皆様は、わざわざネット上に情報をさらすわけもないのである。しかし、あえて言いましょう。アマゴ、いますよ(この時点では)。
西条の持主釣具店
この日、のべ竿の先っちょ(リリアンというんですね)が壊れたので、西条市の持主釣具店で修理してもらう。
作業費用はとらずに、なんと材料費のみ(250円)で修理してくれたおじいちゃん、あっぱれ!(何を言っているのかほとんど聞き取れなかったが)
>> 東予の加茂川・桑瀬川|目を閉じていても釣れてしまう成魚放流アマゴ【愛媛県釣行2日目】