尻別川でニジマス釣り【22年10月札幌釣り②】

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千歳川でシロザケの遡上を観察した翌日は、札幌近辺で有名な尻別川に入りました。

かつてニジマスを「釣り堀にいるつまらない魚」だと思い込んだまま訪れた北海道で、ニジマスの引きの面白さを教えてくれたのが尻別川でした。

前日までは日中の気温が25度に迫る温かい日が続いていましたが、この日は最高気温が17度、最低気温は7度まで下がり、さらに朝から夕方まで強めの雨が降る予報になっています。

「こんな天気で釣りに行くなんて、お前は馬鹿か」

と言われましたが、お陰様で馬鹿に生まれてきたのでそれほど寒さは感じないはずです。

 

 

尻別川のBIG FIGHTさん近くから

 

ウェザーニューズと気象庁の両者の予想を天が裏切ることはなく、順調に強めの雨が降っていますが、幸いにも釣りが出来ないほど濁っているという状況ではありません。

むしろ最高気温が17度ということは、鱒にとっては暮らしやすい環境だと言えるかもしれません。期待してルアーを投げてみますが、掛かってくるのは増水の影響で上流から流れてきた大きな葉っぱばかりです。

特にルアーを下流側に投げて巻いてくる方法だと、上流から流れてくる葉っぱとルアーがまともにぶつかるため、リールのハンドルを3回巻くまでには必ず葉っぱを釣り上げてくる有様です。

枯れ葉に絡まる前にニジマスが食ってくれたようです。

 

尻別川ニジマス

 

さらに2匹目のニジマスも上の写真と同じようなサイズでした。

葉っぱ100に対してニジマス1の割合くらいで釣れます。

私はスプーンを上流に向かって投げる釣り方も使用しますが、この日はミノーを下流に向けて投げた時にしかニジマスが反応してくれません。

しかし、この釣り方ではルアーに枯れ葉が頻繁にルアーに絡まるという問題が発生します。

今釣り場から離れてみれば「ミノーを上流に投げれば良いじゃないか」と気がつくのですが、現場でムキになっている私にそのような高度なアイディアは思いつきません。

増水が一段落してミノーに絡みつく枯れ葉の量が落ち着いてきた頃に、それまでより少し大きなニジマスが釣れました。

ルアー釣り歴20年を越えるベテラン初心者のドタバタのネットランディングを御覧ください。

 

尻別川ニジマス釣り

 

あまり良い環境では無い中、ニジマスの姿が見られただけで満足です。

すでに朝から降り続く雨で体は冷え切っており、そろそろ釣りをやめようかと思いながらも目の前の川から去ることができません。

そんな時、顔を上げると道路沿いに釣り人の車が2台駐車されているのが見えました。

そう言えば私が釣り場に到着して道具を準備しているとき、体を前のめりにして運転しているドライバーの車が横を通り過ぎて行きました。

あれだけ前傾姿勢かつ猛スピードで細道を運転する頭の悪そうな顔つきの人種は釣り場に急行している釣り人に決まっている(つまり私のような)と思っていましたが、まさか私の駐車スペースから200mと離れていないところに駐車して行くとは。

もし彼らが私の立場であれば、車の側面に十円玉でガリガリとち○この絵でも書いて去っていくところでしょう。

私は自称モラリストとして、モラルの無い2人が寒さで震えながらもぐずぐずと釣りをやめられない私に釣りを諦めさせるきっかけを与えてくれた・・・と思うことで大人になったフリをしておきます。

このとき私が十円玉をポケットに入れていなくて、本当に良かった。

 

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