津別の網走川でニジマスとアメマス釣り【23年7月北海道釣行④】

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ひとり孤独に地球と格闘した翌日は、津別を流れる網走川でニジマスを狙います。

網走川は女満別空港の近くにあるため過去に何度も入りましたが、一度もまともな釣果を上げられたことがありません。しかし現地の釣り人に話を聞いてみたところ、私がこれまで入っていたのは「地元でも有名な釣れないポイント」だったそうで、川自体にポテンシャルが無いわけでは無いようです。(網走川、責任をなすりつけてごめんな)

そこで、網走川の釣りマップを現地の釣り人に作ってもらって有料記事として販売したところ、既に何人かが購入されたようです。今回は私自身がその有料記事を参考にして釣りをするので、ここで確かな獲物を釣らないと無価値な有料記事を販売する詐欺ブログの誹りを免れえません。

そもそも私の釣りもブログなどインチキそのものなので仕方ないかと思いつつ網走川に入ると、すぐに魚が掛かりました。

 

網走川ヤマメ

 

あ~かわいい~。

小さいヤマメで意外と楽しんでしまいそうになりますが、うっかり有料記事にお金を使ってくれた方のためにも、これでは終われません。

この日も日中の気温は30度を越しており、魚の活性が高い日では無さそうです。

トラウト釣りを一言で表すなら、対象の活性にいかにアジャストするかのゲームなのだと思います。なので、釣りが上手い人を定義するとすれば、トラウトの活性が低いときの引き出しが多く、それを正確に再現出来る人なのでは無いでしょうか。

と、重要なポイントがわかってはみたものの、どうすれば良いのかがわかりません。

やりようがないので涼しい橋げたの下でイジけていると、アメマスが釣れました。

網走川アメマス

30センチは越えています。

アメマスを釣りたいと思ってはいませんでしたが、ポッテリしていてなかなか綺麗です。有料記事に従って釣りをしているわりには大した結果が出せなかったことに不満を感じつつも、猛暑の中での釣りとしては上出来だぞと、自分を盛り上げて良い気になります。

自己暗示によって案外簡単に良い気になって釣り進んでいると、下流に3人の釣り人が現れました。有料記事では「他の釣り人に会ったことが無い」と書いてあるのに、我ながらこんなにあっさりと裏切られてしまうものでしょうか。

釣り人と言葉を交わすのも億劫なので、場所を移動しようと車に向かっていると、現地のお爺さんから声をかけられました。釣れたか?という質問に私が小さく手を広げて返事をすると

「そうか。それだけのサイズがあれば、じゅうぶんだ」

と声をかけてくれました。なんだか救われたような気持ちでこの日の釣りを終了し、夜はゲストハウスなんもなんもで日本酒と共に更けていきました。

宿主と飲む日本酒は美味でした

 

* * *

 

しかし、爺さんの何気ない言葉で安易に救われている場合ではありません。最終日も自分が販売している有料記事を参考に、川に入ります。

とはいえ連日の暑さと釣りのマズさに意気消沈したのか釣りをする元気があまり残っておらず、最後のランチをどこで締めるかで頭がいっぱいです。

とはいえ朝からやることもなく、とりあえず川辺に立つと自然と釣りをする気が出て、前のめりでルアーを投げて、地球に引っ掛けることになります。

一昨日は大きなニジマスに糸を切られてしまったので、今日こそは大きい魚を掛けた瞬間にドラグをゆるめてみようと思います。

茂みの下にスプーンを通すと、大きなアタリがありました。フッキング出来たのでドラグをゆるめないと!と思った瞬間に、ラインが切れました。

・・・。

やはりこの作戦はダメなようです。

次に北海道に来るときには、必ずラインをもう一回り太くしよう。もしくは柔らかいロッドを導入しよう。

と毎回決意しては、その場で華麗に忘れていく私です。

魚が釣れる釣れないも困りものですが、ルアーが無くなることと、魚の口にピアスを増やすのも恐縮なので、今度はフッキングミスは覚悟で少しドラグを緩めてスプーンを投げると、魚が掛かりました。

 

 

大立ち回りを演じてようやく釣り上げたニジマスですが、自慢するようなサイズではありませんでした。ファイトしているときはもっと大きいように思ったのですが、私の威厳に恐れをなして小さくなってしまったのでしょうか。

私が販売してきたのはぼったくり有料記事かもしれないと心配していましたが、やはりポイントを知っているのと知らないのでは全く違うということは身をもって体感できたので、記事作成してくださった山本さんと私に感謝したいと思います。

しかしポイントを誰にも聞かずに自分で開拓するのも楽しいでしょうね。

 

* * *

 

帰りに津別名物である「しのはら」という洋菓子屋さんに立ち寄ります。ホワイトチョコを使った「津別峠」が代表作のこのお店は品の良い老年のご夫婦が運営されている洋菓子屋さんで、ショートケーキ280円という昭和価格に驚きますが、都心のオシャレ気取ったケーキ屋が並べば裸足で逃げ出すレベルの美味しさです。

お店を訪問したときには是非「ニートさんのご紹介で」と奥様に一声、声をかけてみてください。

「はぁ?」

と言われて恥をかくでしょう。私も今回、初めてお邪魔しました。

半分凍らせたシュークリームに体を冷やして頂き、北海道での夏が終わりました。

 

【ロッド】バス用の安いルアー竿

【リール】2000番のリール

【ライン】PEライン0.6号(無くても大丈夫です)

【ライン(リーダー)】8ポンドのナイロンライン

【ルアー①】シルバークリークミノー50シンキング

【ルアー②】スプーン・pure3.5g

created by Rinker
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【ルアー③】スプーン・D-Sライン5g

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