安曇川の上流域を葛川と呼んでいますが、上流域は京都市や大津市から1時間程度で到着します。
真野川脇に泳ぐ鯉のぼりを通り過ぎ、安曇川に向かいます。
葛川中学校の横で安曇川に合流する支流に入ります。コーンを動かせば支流脇に車を停められるスペースがあります。
目次(スクロールします)
葛川中学校近く
葛川中学校の対岸から。左上から本流が、右上から支流が流れ込んでいます
本流は上の写真の通りの平坦な流れですが、支流はほどよく落差があります。
本流は放流が盛んなのでイワナやアマゴが多いですが、あれだけ魚が居れば支流にも入ってくるでしょう。
のべ竿に糸と毛針を結んだだけの通称「チョウチン毛針釣り」でイワナを狙います。
ちなみに「チョウチン毛針釣り」という名前は私が生み出したものだと思いこんでいたのですが、ネット検索してみるともっと昔からこの呼称を使っていた人は居たようです。
そもそもこの釣り方は宮崎・水上の「みのさと」という宿の店主が教えてくれた釣り方だ。自分が生み出したような気になっていた私の知能に今更ながら驚きを隠せません。
そんな人まねの釣り方で毛針を浮かべると、イワナが釣れました。
いかにもイワナが潜んでいそうな堰堤です。
イワナが釣れました。
釣れそうなところでちゃんと釣れる。これまでの釣れない男には無かった珍しいパターンです。こんな日は調子に乗ってみようと、毛針に魚が食いつくシーンの動画撮影に挑戦することにしました。
しかし私、釣りをしながら頭に乗せたカメラで動画を撮影できてしまう、ゴープロのような便利な道具を持ち合わせていません。
必然的に左手に釣り竿、右手に普通のカメラで撮影という私の力量を完全に越えたシステムで映像撮影に挑むことになりました。
右手を動かそうとして左手を動かしたり、またその逆をやったりで大慌てでしたが、なんとか魚が食いつくシーンを撮影することに成功しました。
白い毛針にアマゴが食いつきます。
アマゴが空中でピチピチしているので、見事この魚を手にしたであろう雰囲気が出ていますが、このアマゴは陸上に一度も上がることなく水中に戻って行かれました。アマゴさん、おめでとうございます。
なんとかアマゴを一匹だけでも釣り上げたいと釣りを続けていると、アマゴがなんとか釣れました。
随分引きが強いなと思っていると・・・。
しっぽに引っかかっていただけのようでした。
今後も、ほどほどに精進していきたいと思います。
* * *
以下は2017年7月の釣り記録です。
下記の地図のポイントにゲートがあるため、この手前に車を停めます。
地主神社近くから
帰り道に撮影したものです。私が川に入ったときは1台だった車は、昼過ぎになると4台に増えていました。
支流にこれだけの車が停まっているということは、
- 釣り屋さん
- 沢登り屋さん
- 山菜採り屋さん
- 無理心中屋さん
が集まっていると考えられます。欲深そうなのが釣り屋さん、締まった表情をしているのが沢屋さん、晴れやかな表情をしているのが無理心中屋さんという感じで見分ければまず間違いは無いでしょう。
さて、私は今日ものべ竿に短い糸と毛針を結んだだけの、チョウチン屋としてがんばります。
上記の中ではチョウチン屋が最もIQの低い商売を営んでいると言われています。
本日もいつも通り一人での釣りです。一人で釣りをする場合、隣の釣果を恨んだりこちらの釣果を隣に自慢するなどの精神的な消耗を回避できるため、楽に釣りができます。
小さなイワナが釣れました。
前日雨が降っていたのですが、透明度は高いです。晴れ続きならもっと澄んでいるのかもしれません。
こういう風に水がうやうやしく崇められていると、特に喉が乾いているわけでもないのに手ですくって粋なフリして口に含んでしまう・・・。そんなチョウチン系・釣れない男です。
釣れたイワナはどれも小さく、痩せていました。もちろん、この川に大きなイワナが居ないということではなく、私に釣れなかったというだけですので念のため。
帰り際になり、大きな魚も釣ってみたいと意気込んでいると、手に感触が。しっかりアワセを入れると、これまでの人生で味わったことの無い重みが!
うぬぬ、上がらない!
毛針がしっかりフッキングしたのは、枝でした。
枝を釣ってしまうことって誰にでもあると思うのですが、私の場合は毛針を水面に浮かせたチョウチン毛針釣りです。
それなのに、どうして最初の2秒ほど、魚だと思ったのでしょう。我ながら不思議でなりません。
さて、読者様が最も気になっておられるのは「どんな毛針で枝を釣ったの?」という一点でしょう。
こちらです。
トビケラを模したカディスというドライフライで、番手は12番です。
ちなみに、カディス・ドビケラ・12番という言葉が何を指しているのか、さっぱりわかりません。
今後共どうぞ、よろしくおねがいします。
遊漁券無料で釣りができる渓流も
大津市から30分程度で行けて、遊漁券無しでイワナが釣れる場所も発見しました。
漁協による放流をしていないということは天然のイワナである可能性があり、無料でポイントを公開すると大変なクレームが来ますので、有料記事でのご紹介とさせていただいています。