渓流用フライラインの重さと番手

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【著者】猫田撫太郎
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。

フライラインの重さと番手の関係

フライラインの重さにより番手が決まります。メーカーやブランドによって多少の違いはありますが、例えば#3ラインならどのフライラインも基本的に同じ重さ、ということになります。

注意すべき点は、フライライン全体の重さではなく先端9メートルの重さで番手が決まるということです。

ですので、#3のダブルテーパーラインとウェイトフォワードラインでは、先端9メートルの重さは同じだが全体の重量は違う、ということになります。

フライラインの重さの単位

フライラインの重さはグレインで表されます。グレインはヤードポンド法の単位で、1グレインは約0.06グラムほどになります。もともとは小麦の量を計る際に使われており、小麦一粒を1グレインとして計量していたそうです。現在でもグレインには小麦を含めた穀物という意味があります。

覚えておいて損はありませんが、特に必須という訳でもありません。

フライラインの各番手の重さ

フライラインの番手 重さ(先端部分9メートル)
#1 60グレイン(3.9g)
#2 80グレイン(5.2g)
#3 100グレイン(6.5g)
#4 120グレイン(7.8g)
#5 140グレイン(9.1g)
#6 160グレイン(10.4g)
#7 185グレイン(12g)
#8 210グレイン(13.6g)

AFFTA(アメリカ釣具協会)の定める基準では以上の表のようになります。実際のフライラインはメーカーやブランドによって微妙に重さが違いますが、概ねこの基準通りに作られています。

水面にラインを垂らしてキャスティングするアンダーハンド(ダブブルハンド)用のフライラインは別の基準がありますので、ご注意ください。

フライラインの番手とフライロッド

フライフィッシングではロッドの番手、リールの番手など必ず番手という言葉を目にするはずです。その番手の中心にあるのがフライラインです。ロッドはラインの番手に合わせて作られていますし、リールはその番手のラインを巻けるように設計されています。

しかし、番手の合わないロッドではキャスティングできない、という訳ではないです。前後1番手程度でしたら若干の違和感はありますが、そこまで大きな問題は出てきません。もちろんロッドとフライラインの相性もあるので、こればかりは実際に振ってみないと分からない部分もあります。

特に、適合する番手より上の番手に対して広めにキャパシティがあります。常に先端9メートルしか使用しないとは限らないからです。フライラインは出せば出すほどロッドに負荷をかけます。仮に全て出し切ってキャスティングしても負けないほどの余裕をもたせてあるのです。

フライラインの寿命

まとめ

慣れないうちは番手を合わせることが基本です。重すぎる、軽すぎる、と感じる時はダブルテーパーをウェイトフォワード(またはその逆)に変えることでも使用感が劇的に改善することがあります。

フライラインは他の釣りには無い非常に特徴的なシンボルであり、キャスティングに直接影響する重要な部分になります。そのキャスティング感覚というものも人それぞれです。工夫や探究で楽しさもまた増えますので、とにかく振って試す、ということをおすすめします。

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