【フライフィッシング実践編】お天気をチェックして管釣りや湖からスタート

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超初心者だった僕がなんとか半人前にフライフィッシングで魚を釣るまでに至った道のりを書き記します。

今回はフィールド実践編です!

 

フライロッドの選び方 はこちら

フライリールの選び方 はこちら

フライラインの選び方 はこちら

リーダー・ティペットの選び方 はこちら

フライ(毛ばり)の選び方 はこちら

キャスティング編・1 はこちら

キャスティング編・2 はこちら

 

いざ、フィールドへ! …の、その前に!

まずは忘れ物のチェックはもちろんのこと、天候(特に風速)にはご注意を!!

フライフィッシングの強敵であり、最大の弱点は「風」です。

慣れないうちはちょっとした風でもキャスティングが非常に難しくなりますし、困難な状況でキャスティング練習や実践をしてもトラブルが増えるばかりで上達はしません。

なるべく風の無い日を選ぶか、風裏になるフィールドを選択しましょう!

 

フィールドの選定

キャスティングに自信のない間は管理釣り場や湖など、流れの効いていない静水がおすすめです。

渓流など流れの効いたフィールドでのフライフィッシングでは、フライを上流から下流へと流す釣り方がメインとなりますので、じっくりとフライを流すことができる流れのゆったりとした川を選ぶ方が良いでしょう。

さらに、立木などの障害物が多いフィールドではライントラブルの可能性を上げてしまいますし、足場も悪く、キャスティング動作が制限されることが多いので上達の妨げとなる場合が多いです。

風や周囲の環境も含め、なるべくトラブルの起きにくい環境で実践する方が明らかに上達は早いです!

僕の場合、初めての実践フィールドはダム湖に注ぐインレット部でした。

下の画像の奥にそこそこ強い流れの流れ込みがあり、

緩やかな流れでダム湖へと注ぎます。

 

この場所はダムの敷地内ですので立木なども整理されており、インレット部の強い流れとダム湖手前の緩やかな流れの両方を試すことができる場所でした。

そして何より、ほとんど釣り人がおらず、下手くそキャスティングを披露せずに済む場所でありましたので、思う存分キャスト練習することができたのが良かった(*ノωノ)

 

フライの流し方

フィールドの選定をクリアできたら、いよいよ実釣スタート!となりますが、漫然とどこへでもキャストすればいいわけでもありません。

管理釣り場や湖などの静水であればフライをそのまま浮かせておけばよいのですが、渓流や河川となるとそうもいきません。

通常、ドライフライであれば、自分の立ち位置から上流に向かってキャストし、流れるフライが自分の立ち位置より上流にある間にピックアップ(回収)となります。

ウェーディングせずに陸上からキャストする場合でしたら自分の立ち位置よりも下流まで流せることもありますが、実際の渓流では立木などの障害物があるためそのような場面はあまり多くありません。

流れの速さにもよりますが、実際にフライを流している時間はおおよそ30秒にも満たないと思います。

ピンポイントへキャストする場合はさらに短くなるでしょう。

この短い時間で魚に効果的にフライを見せ、食わせに持ち込むためには「いかに自然にフライを流すか」が大事になってきます。

フライにはフライラインやリーダー・ティペットといった仕掛けが繋がっていますので、先端に付いたフライだけでなく、これらの仕掛けも一緒に流されることになります。

前述したように、ウエーディングをして川の流れと正対して上流に向かってキャストする場合はそれほど不自然にフライが流れることも無いのですが、川の水の流れは場所により様々な流れを形成していますので、着水したフライラインに引っ張られるようにしてフライが不自然に流れる、ということが起きます。

仕掛けが流されることで先端のフライが引っ張られ不自然な流れになってしまう(ドラグがかかる)と魚はなかなか食いついてきません。

ドラグがかからないよう、フライが周囲の葉っぱや泡などと同じように自然に流れている状態を「ナチュラルドリフト」といいます。

フライがこの自然な流れを保てるような場所にキャスティングすることができれば良いのですが、実際のフィールドでそのような恵まれた場所は多くありませんので、流し方の技術により自然にフライを流す必要があります。

下の動画はそのような様子を分かりやすく説明するために陸上からキャストし、フライよりも手前を流れるフライラインの動きと影響を解説した動画ですが、ウエーディングをして流れと正対してキャストする場合にも参考になる動画です。

 

下の動画は、キャストしたあとのフライラインを操作する「メンディング」という技術です。

川の流れになるべく不自然な影響を受けないようフライラインの位置を変える技術です。

 

さらにこんな技術も合わせることでフライを自然に流す時間をかせぐこともできます。

 

とはいえ、慣れないうちは普通にキャストして自然に流れに乗せることが一番ですので、キャストしたいポイントと自分の間にある水の流れを観察し、なるべく水の流れに影響を受けないような場所にキャストできるのが一番簡単です。

少し慣れてきたら、様々なポイントにキャストしてみて、フライの流れ方はもちろんですがその手前にあるフライラインやリーダーがどのように流され、それがフライの流れ方にどのように影響しているのかを観察してみてください。

繰り返し観察することで、流れの影響を考えることができれば適切に、より長い時間フライを流すことができるようになり、釣果にも直結します。

キャストしたいポイントというのは往々にして着水させるのもフライを流すのも難しい場所であることが多いのですが、覚えた技術を駆使してポイントを攻略し、釣り上げた1匹の喜びは大きいです(*ノωノ)

次回はかけた魚とのやりとり「ファイティング」編はこちら

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