【渓流用フライ・毛針のカラー選択とおすすめ】白・黒・中間の3種類が基本

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【著者】猫田撫太郎
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。

フライ・毛針のカラーの考え方

釣り場に実際に生息する昆虫のカラーに合わせられれば理想的なのかもしれません。しかし、初めて訪れる河川や季節によっては把握しきれない場合がほとんどだと思います。

かと言って、どういった状況でも対応できるよう各フライパターン、各サイズに膨大なカラーバリエーションを用意していたら、フライケースがいくつあっても足りません。

ですので、まず基本となるカラーを決めてしまいます。その基本カラーを軸に広く対応できるフライを用意すれば、ほとんどの釣り場で困ることはありません。

 

淡いカラーと濃いカラーを基本にする

ホワイト系の淡いカラー、ブラック系の濃いカラーを基本にします。この2つの各パターン、各サイズをまず用意しましょう。

 

淡い(ホワイト系)カラーの使い方

淡い(ホワイト系)カラーは両岸から木の枝が張り出しているような暗い河川でよく目立ちます。水中の魚が水面を見上げているところを想像してください。暗い中で淡いカラーは見つけやすいはずです。魚が反応するしないは別として、まずフライの存在を知ってもらわなければ釣ることができません。

 

濃い(ブラック系)カラーの使い方

濃い(ブラック系)カラーは上空が開けている明るい河川で有効です。水中から見上げると影になるので、淡いカラーでも充分存在感はあります。ですが、やはり濃い目のカラーの方が輪郭がしっかりする分認識されやすいように思います。

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しかし、ブラック系には注意しなくてはならない点もあります。

 

ブラックは地味なカラーではない

地味に見える印象があるブラックですが、実はかなりアグレッシブなカラーです。魚にとってコントラストのはっきりした一番目立つカラーになります。基本カラーの一つに挙げていますが、単純に明るい河川だからブラックを、とも言い切れない部分があります。

魚にフライを見つけてもらわなければ釣りになりませんが、目立ちさえすれば良いというわけでもありません。逆に警戒される可能性も増すからです。特にアングラーが多く入るような河川では、見切られたりはなから相手にされないこともしばしばあります。

 

中間のカラーを加える

グレイ系やブラウン系など、自然界に多く存在するコントラストの低いカラーも加えましょう。

基本的なカラー選択の考え方としてホワイトとブラックを挙げていますが、実際には中間を補うグレイ系やブラウン系が最も多用するカラーになります。初めての河川で状況がよく分からない場合、まずこれらのカラーを結び調子が良ければそのまま使い続け、反応が悪ければコントラストが高いものに変える、といった具合です。

 

飛び道具として蛍光カラーも加えてみる

以前、山岳渓流でプールの底に尺ほどのイワナが沈んでいました。こういった状況は難しく、その時結んでいたアダムスパラシュートにはやはり反応なし。いくつかフライを交換し、ニンフを沈めても見向きもしません。アングラーの方は少なからず経験したことがあるかと思います。

諦めようと思いましたが、試しに巻いた蛍光イエローのイモムシのようなフライを最後に投げてみました。意外にもすごい勢いでイワナが出てきてびっくりしたものです。

蛍光イエローのフライを捕食対象としたのか、パーソナルエリアに入ってきた敵として攻撃したのかは分かりません。野生の生き物を相手にしている以上、セオリー通りにならないことはよくあります。どうにも手詰まりな時の手段として、そういった飛び道具的なカラーも効果があります。

 

フライのカラーの選び方まとめ

  • ホワイト系、ブラック系、グレイ系、ブラウン系を用意
  • お守りとして蛍光カラーも加えてみる

最初は、各色のフライが入っているセットを使うのもおすすめです。

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