バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。
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フライとティペットの結び方
フライとティペット(ハリス)の結び方には様々なバリエーションが存在します。代表的な結び方をご紹介しますが、どれも強度の差はそれほど感じません。それぞれ試してみて、ご自分が結びやすい方法を選んでいただいてかまいません。
インプルーブドクリンチノットで結ぶ
覚えてしまえば素早く簡単に結べるのがインプルーブドクリンチノットです。インプルーブドクリンチノットは、力がかかる部分が分散されているため切れにくく信頼性の高い結び方です。
動画ではクリンチノットと紹介されていますが、正確にはインプルーブドクリンチノットとです。どちらもクリンチノットと呼ばれることが多いので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
- ティペットをフライのアイに通します。
- 通した先端側のティペットを本線に4、5回巻きつけます。
- アイ側にできたループにティペット先端を通します。ここで締め込むとクリンチノットになります。
- 更に巻きつけた側にできたループに先端を通します。
- 結び目をゆっくり締めて完成です。
4、5巻きつけたらループに2回通すだけなので、非常にシンプルで使いやすい結び方です。
注意点としては、巻きつけるのは4、5回程度にとどめることです。
何回も巻きつけた方が強度が上がるような気がするので、私は7回、8回と巻いていたことがあります。しかし、これは逆効果です。結び目が大きくなりすぎて岩などで擦れ切れやすくなってしまいます。ティペット自体も結び目の摩擦により強度が低下しますので、巻き過ぎは厳禁です。
ユニノットで結ぶ
フライフィッシング以外の釣りでもよく使われ有名なユニノットです。電車結び、ダンカンループノットとも呼ばれます。様々な場面で耳にする結び方ですので、初心者の方はまずユニノットをマスターすることをおすすめします。
- ティペットをフライのアイに通します。
- 通したティペットでループを作ります。
- ティペットの先端をループに通し、4、5回巻きつけます。
- 締め込んで完成です。
ユニノットもインプルーブドクリンチノットと同じく4、5回巻き付ければ強度的な問題はありません。
フライを結ぶ以外にもリーダーとティペットなど、糸と糸を接続する際にも使用することが多いので覚えておいて損はない結び方です。
フリーノットで結ぶ
インプルーブドクリンチノット、ユニノットの派生形です。ループを作ってフライがより自由に自然に流れるようにする結び方です。
- ティペット先端に緩くハーフヒッチ(片結び)を作ります。
- アイを通したティペットを更にハーフヒッチで作ったループに通します。
- インプルーブドクリンチノット、またはユニノットを作り締め込みます。
ハーフヒッチでループを作ることで、フライの姿勢がより安定します。ドライフライ、ニンフフライ、ウェットフライそれぞれに有効ですので、インプルーブドクリンチノットやユニノットに慣れたら試してみてください。
フライを結ぶ際に気をつけたいこと
締め込む際には結び目を濡らす
フライとティペットを接続する時だけに限らず、糸を結ぶ際には結び目を濡らしてから締め込むようにしましょう。
ティペットやリーダーの先端などは非常に細く、締め込んだ際の摩擦熱で強度が低下してしまいます。
結びの強度に気を付ける
フライとティペットの結びより、リーダーとティペットの結びの強度を上げるようにします。もし魚に糸を切られたとしても、なるべくフライだけをロストしたいからです。ティペットごと魚に取られてしまうと、水中の障害物に引っ掛かるなどし魚の生存確率が下がってしまいます。
アングラーのマナーとして、できる限り自然環境への配慮が必要です。
まとめ
釣り糸の結び方と言うと複雑で難しそうですが、何度か練習すれば覚えてしまえます。特にフライフィッシングは結ぶことの多い釣りです。インプルーブドクリンチノットやユニノットは色々な場面で使えて便利ですので、ぜひマスターしてください。
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。