漁協が無い河川の天然アマゴ・イワナを求めて京都の山に入ります。軽い山歩きの気分だったので、想像以上の急坂に開始1分で帰巣本能をくすぐられてしまった黒部の山登りを思い出します。
恐らく山登りの難易度的には小学生の遠足で使われるレベルなのだと思いますが、小学生の無尽蔵のスタミナを考えるとそもそも難易度の指標として無理があるでしょう。
あぁ、足を上げるのが面倒くさい・・・。そう言えばカントリーマアムを持って来るのを忘れた・・・。1人ではなく誰かと一緒に来られたらと考えてしまいますが、居るか居ないかもわからない魚を探すために荷物を抱えて山を歩き続けてくれる釣り人は居ないでしょうし、登山家からすれば魚を探すためにカメラを水中に突っ込んでは興奮しているようなオヤジと行動を共にしたくないでしょう。
山を降りたら本気でカントリーマアムを食べてやるぞと言う希望だけを手がかりに1.5時間ほど歩くと、川にたどり着きました。黒部では家も流されそうな勢いの川が流れていましたが、どんな川でしょうか?
・・・。
水深が浅すぎて、スーパー銭湯の「寝湯」として仰向けに浸かれば半ケツになってしまうでしょう。
渓流に通い続けること17年が経過し、釣りの技術は一向に向上の気配がありませんが、ヤマメやイワナが生息できる河川かどうかはわかるようになってきました。
水量が少ないので水で深く掘られるところも無いため水温の変化も激しそうですし、魚の隠れ家もほとんど見当たりません。この環境で生き延びるのはコイ科の魚でも難しいかもしれません。
とはいえここまで歩いてすぐに引き返したとすれば、カントリーマアムの消費量を1日かけて増やしただけになってしまいます。新しく購入したgopro11で水中を観察してみます。
水中を撮影して映像を確認しようとしますが、画面が揺れたり、突然電源が切れたり入ったりします。どうやら不良品のようですが、気にせず撮影を続けます。
トラウトどころかアブラハヤも虫も見当たりませんが、観察を続けると、大きな影が揺らめいた・・・気がしました。魚ばかり探して水中を見続けていると、水底の笹でも魚に見えるものです。しかしこれは・・・。

goproのモニターは非常に小さいので現地では何度も映像を確認してみますが、やはりgoproの調子が悪いので試しにバッテリーの蓋をあけると、じょぼじょぼと水が出てきました。なんと30cmほどの水深で浸水し、機械内部のあらゆるところに水が入り込んでしまっているようです。
ユーザに優しすぎるAmazonは不良品かを確認することもなく返金してくれる(たまに食い下がってくるオペレーターが居ますが)ので今回のケースなら返金される可能性が高いと思いますが、大丈夫かな・・・。今回に限ってそれが認められず、4万円がドブということにはならないだろうな・・・。
4万円の行方が重くのしかかりつつ、重要なのはイワナです。
山登りの前に遠くから山の全体を見ましたが、樹木は私の頭皮のように薄めで、保水量も無さそうでした。今の真夏の暑さを考えると水温は20度以上になってしまうのではと思いますが、どう乗り越えているのでしょう。河川も砂ばかりで産卵後に卵を隠す石ころも少ないし、堰堤で寸断された河川でオスとメスが出会うことが出来るのでしょうか。
放流が無い河川で魚を見つけると毎回驚いてしまいますが、過去1番の驚きかもしれません。
せっかくだから貴重なイワナを釣ってみたいと思い、毛針を浮かせてみますが、魚の反応はありません。イワナに関しては浮かせた毛針に食いつかない日はとことん食わない印象を持っているので、ルアータックルに切り替えてスプーンを投げます。
ルアーを投げるのは半年前の鹿児島での釣り以来になると思いますが、ルアーってこんなに投げにくかったかしら・・・。リールもロッドにもおかしいところは無いし・・・としばらく釣りを続けた後で発見しました。
ラインがガイドを通っておらず、ガイド脇の隙間をくぐってきています。
釣りが下手なことを武器にして読者を獲得するという横道で生きている筆者に気遣って、ラインがそっと正しい穴を避けてくれていたのでしょう。飼い主の事情を察してくれる道具達です。
ようやく投げやすくなったルアーを手元に釣りを続けますが、結局カメラに映り込んだ一匹のイワナ以外には魚を見つけることは出来ませんでした。
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帰宅後にアマゾンに不良品だったと連絡をすると、問題なく返金対応がされました。














