この日は釣ったイワナを食べようということで、炭火の準備をし、イワナのさばきかたまで頭に叩き込んで来ました。
※生きたイワナをさばく動画です
渓流釣り歴10年を超えても一向に釣りが上達する気配が無い私ですが、ヘタなら足で稼ごうということで、自宅から遠く離れた長野県の南にある伊那~大鹿村までやってきました。
名峰駒ヶ根を望む・・・。
と、そこにはダイナムが写り込んで来ました。すべての景色を台無しにするダイナム。白けさせの天才。エッフェル塔やイグアスの滝も、ダイナムが写り込んだ瞬間に凡庸な国道沿いの景色になってしまうことでしょう。
小渋川支流
小渋川は有名な河川だそうで、この日は雨上がりで川は軽く濁っている状態でした。
「釣れそう~」
と思っただろう?甘いよ。なにせ釣り人はわたくし、釣れない男なのです。
イワナを食すために来たのだから釣れないなんてのは本末転倒、私よりも比較的釣る男を釣れて行った結果、見事手のひら大のイワナを釣り上げてくれました。
しかし彼、釣れたことに満足してしまったのか、いけすの作り方がゆるゆるで、まんまと釣ったイワナに逃げられてしまいました。その結果、私達は山奥の風情あふれるキャンプ場でおにぎりとシャウエッセンを中心としたバーベキューを展開することになります。
良いのです。シャウエッセンのほうがきっとイワナより美味しいのだから!
さらに悪いことに、我々は釣りだけでなく火起こしまで下手くそなのです。気温も連日の猛暑からは想像しずらい12度という寒さの中、冷え+飢えと2時間戦い続けることになり、ようやく火がついたころには深夜になっておりました。
塩川
昨日風呂に入れず臭いままのおっさん2人で塩川に入りました。
アマゴの稚魚放流が大量に行われているのか、指ほどのサイズのアマゴが大量に見えます。
毛鉤を落とすだけの簡単なやり方でも釣れてくれました。
チョウチン毛針釣りについてはこちらでまとめています。
ここで、私は考えました。
流芯あたりはアマゴの稚魚が大量に占拠しているため、大人のアマゴは隅っこの方にでも隠れているのではと。なぜ隅っこの方に隠れているのか、それはわかりませんが、そんな気がします。
流心から外れた岩の周辺に毛針を落とすと、なんと狙い通りに魚が釣れました。
予想通り、大人アマゴか!
イワナでした。
そこはイワナなのね。
昔、おばあちゃんが生きていた頃
「イワナを釣りたきゃ、シマザキのドライシェイクじゃよ」
とは言いませんでしたが、浮力を保てるので水面に飛び出す魚が見られて楽しいです。
さらにもう一匹釣れました。
この日は前日とは異なり、釣られてもリリースされることをイワナ自身が感じているのか、迷うことなく釣られてくれます。
お魚さん、お気遣いありがとうございます。