吉井川支流の赤和瀬川から
岡山市から2時間、津山から50分ほどの距離にある吉井川上流に入りました。姫路、神戸、明石からも2時間~2.5時間くらいで着く距離にあります。
入渓したポイントはそれほど勾配もきつくなく、歩きやすい川でした。
適度に美しく適度に濁っており、
「良い川ですねぇ~」
などと浮かれていた我々ですが、釣り進むとボサボサのボサが私達を包み込んできました。
これだけ草がはみ出していると、フライ、ルアー、餌釣り、テンカラなどどの釣り方でも結構鬱陶しいのではないでしょうか。
しかし、私が行っているチョウチン釣りは、アホの私でもできるように投げるという作業が簡略化されているので、樹が鬱蒼と茂った川でも釣りやすいです。
これは私の独壇場だ・・・。ダサい釣り方だと思っているフライフィッシャーよ、威力を思い知るが良い!
と、心の底でほくそ笑んでいましたが、最初に釣ったのはフライフィッシャーでした。
チョウチン釣りのメリットが最大限に活かせる状態なのに、フライフィッシングのデメリットが最大化される状態なのに、最初に釣るのが私じゃないなんて!
毎度のことながらみじめな気持ちを禁じえません。
さらに、続いて魚を手にしたのは別の同行者でした。
さらに続いてゴギまで釣られてしまいました。
フライフィッシャーも蜘蛛の巣にフライラインを絡め取られながらも、どんどん魚を釣り上げていきます。
私だって負けてはおれぬと、チョウチン釣りで毛針を浮かべると、ヤマメが掛かりました。
アワセを入れると、普段フットサルで鍛えた強靭な足腰が効いているのか、勢い余って魚が吹っ飛んできました。
あくまで私の足腰が強いのであって、魚の小ささが原因では無いという分析で進めたいと思います。
川から上がると、廃バスが佇んでいました。
今日はこの廃バスと、心が通じ合ってしまいそうです。
「やぁ兄弟、俺たちの幸せって何だろうな」
兄弟は無言でうつむくのでした。
* * *
昼食はいっぷく亭という定食屋で山菜とヤマメの塩焼きの定食を頂きました。
この後は鳥取県の佐治川の支流と、岡山県吉野川の上流域に入りました。>>続きはこちら
【竿】ダイワリバティクラブ 5.3メートル
実売価格は5,000円~8,000円程度です。安いですが全く問題なく使えます。
【ライン】実売400円の安いライン0.8号
【毛針】サイズは14番くらいを使っています
チョウチン毛針釣りの方法と道具についてはこちらでまとめています。
チョウチン毛針釣りは簡単な道具と動作で楽しめるので、ルアー、フライ、テンカラなどで行き詰まった私のような釣り人にもってこいの方法です。