バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。
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リールとラインのセッティング方法
リールとラインは正しく接続していないと緩んで絡まってしまったり、正常にドラグが機能せずバラしの原因になったりしてしまいます。
特に、ラインがリールから解けて魚に持っていかれてしまうようなことは避けたいものです。魚はおそらく死んでしまうでしょうし、河川環境への負荷も考えられます。さらに、予備ラインや予備のリールを持っていなければ、その日の釣りはそこで終了になってしまいます。
リールにラインを接続する
リールにラインを接続する前に、まずパッケージやマニュアルを確認してみましょう。
DT2F+22(20lb)などといった表示があるはずです。これは、「#2のダブルテーパーラインと20ポンドのバッキングラインを22ヤード(メートルの場合もあり)巻くことができる」という意味です。
バッキングラインとは
バッキングラインとは下巻き用の糸のことで、その名の通りフライラインより下に巻きます。本流や湖沼などかなりの大物を相手とするフィールドではラインが全て引出されることも珍しくありません。フライラインは概ね長さが決まっていますので(30メートルほど)、それ以上引出された際の予備の糸という役割があります。
渓流や源流でラインが全て引出されることはほとんどありません。渓流や源流で主に使用される低番手のリールでは、巻き癖予防のためにスプールの直径を調整することが主な目的となっています。
リールのスプールにバッキングラインを結ぶ
バッキングラインをアーバーノットで結びます。
動画は英語ですが、手元が非常に分かりやすいので聞き取る必要はないかと思います(私も全く理解できません)。
アーバーノット以外でもかまいませんが、まれに解けてフライラインごと持っていかれることもあります。その点には充分注意して、しっかり結びましょう。
フライラインとバッキングラインを接続する
フライラインとバッキングラインはオルブライトノットで接続します。
動画での白がフライライン、黄色がバッキングラインとして結んでください。
フライラインは表面にコーティングが施されているます。ですので、一点に力がかかるような結び方ではコーティングが剥げ、すっぽ抜けてしまうこともあります。オルブライトノットで接続することが無難です。
フライラインとリーダーを接続する
フライラインとリーダーはネイルノットで接続することが、一番トラブルの少ない方法です。結び目がガイドに引っかかりにくいという点がメリットです。しかし、慣れるまではなかなか難しい結び方でもあります。
動画では道具を使わないネイルレスネイルノットを紹介しています。
ネイルノットはその名の通り、棒状の器具を使用して結びます。自作もできますしネイルノット用のツールも安価に販売されています。
ネイルノットの欠点
ネイルノットでフライラインとリーダーを接続した場合、リーダー交換の際にはフライラインの先端を切断することになります。リーダーは傷が付くと強度が極端に落ちますし、捩れてしまったらキャスティングに影響も出るので釣行中に交換することは多々あります。
これは非常に悩ましい問題です。リーダーは比較的安価ですので使い捨てと割り切れますが、フライラインはそれなりの値段の上、普通に使用していれば切れるようなことはありません。しかし、釣行の度に確実に少しづつ短かくなっていってしまいます。
解決策として、フライラインとリーダー双方にループを作り、ループトゥループで接続する方法があります。
ループトゥループで接続すると、リーダー交換もしやすくフライラインを痛めることもありません。ですが、ガイドに引っ掛かりやすいという欠点があります。意外とストレスになるので、こちらも悩ましい問題と言えます。
他にリーダーコネクターと呼ばれる接続器具を使用する方法もあります。
フライライン、リーダー双方をリーダーコネクターに通し、結び目を作るだけという便利なアイテムです。フライラインに傷がつくこともなく、非常に簡単に接続できるので私も初心者の頃に使用したことがあります。
しかし、こちらもガイドに引っ掛かりやすい上、空気抵抗も大きいためターンオーバーがぎくしゃくしてしまいます。岩などに当てると破損することもあるので、キャスティングと同時にリーダーから先がどこかに飛んでいってしまったこともあります。便利な反面、そういったデメリットもあることに注意して使用してください。
リーダーとティペットを接続する
リーダーとティペットはサージャンスノットで接続することをおすすめします。
慣れると指先の感覚だけで結べるようになるからです。朝マズメや夕マズメなどの暗くて手元が視認しにくいような状況でも、サージャンスノットをマスターすれば安心です。
まとめ
フライフィッシングは結ぶという行為が非常に多い釣りです。リーダーとティペット、ティペットとフライは釣行の度に何度となく結ぶことになります。
逆に、リールとバッキングライン、バッキングラインとフライラインは度々結ぶものではないので、接続方法を忘れてしまうこともあります。ですが、ここも大切な部分ですのでしっかりした強度で結ぶようにしましょう。
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。