バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。
フライロッドのメーカーと違い
渓流用のフライロッドは国内外の多くのメーカーが製造しています。私が実際に使用したことがある国内各メーカーの特徴やロッドをご紹介いたします。
ダイワ
日本を代表する釣具メーカーです。フライフィッシングだけでなく、餌釣りやルアーなど淡水から海水まで満遍なく取り扱っています。
フライフィッシング関係ではロッホモアというブランドを持っており、入門用の低価格帯のものから、高価格帯のものまで幅広いラインナップがそろっています。国内メーカーらしく丁寧な作りで、フライロッドの入門用でも必要十分な性能を備えているのでおすすめです。
バランスも良く、持ち重りはあまり感じません。バット部(ロッドの太い部分)がしっかりした印象で、日本の渓流では手返しよく釣り上がることができるでしょう。
シマノ
出典:シマノ
ダイワとともに日本を代表する国内メーカーです。自転車の部品製造などでも世界的に知られています。
アスキスというフライフィッシング用品のブランドを展開しています。里見栄正氏(ルースニングの考案者)の監修のもと、日本の渓流に特化したモデルを作るなど、フライフィッシングに力を入れていることが伺われます。
国内メーカーということもあり、軽めで手返しの良いファストアクション(ロッド先端側がよくしなる)のロッドが多い印象です。日本の河川にマッチした作りのフライロッドという意味では、シマノとダイワのアクションは似ている傾向にあります。
もちろん全く同じではありませんし、真似をしているわけでも無いでしょう。両社ともしっかりフィールドテストをしている証拠だと見ています。
ティムコ
フライフィッシング関係では国内最大手なのがティムコです。フックからティペット、フロータントなどフライ用品で取り扱いのないものはほぼないほどの品揃えは魅力的。気づけばティムコ製品だらけで河原に立っていることもしばしばです。
ロッドはユーフレックスシリーズなどがあります。海外ブランドのオーヴィスなども取り扱っており、国内他メーカーより若干価格帯が上の物も多く中級者以上向けといった印象があります。ですが、決して入門者お断りという雰囲気はなく、教則動画の配信などフライフィッシングの普及に積極的に尽力しています。
ユーフレックスインファンテシリーズは価格が低めに設定されており、初心者からベテランまで使いやすいロッドです。バットがしっかりとしたファストアクションですが、フライロッド全体のバランスは良いため、ラインの乗りがわかりやすくなっています。
アルファタックル
上記3社に比べると知名度は落ちますが、知る人ぞ知るメーカーです。比較的安価な商品が多く入門用にも最適ですが、ベテランの方がサブロッドとして、フィールドによってはメインで使っていることもあるようです。
アルファタックルのブラウンストーンシリーズはパックロッド(継ぎ数が多くコンパクトになるので携帯に便利)でありながらアクションが自然で価格以上の満足感が得られます。加えてパックロッドなので、移動の多い源流などには最適です。
しかし、#3以下の低番手のみのラインナップのため、ロッドパワーが必要な場面では力不足を感じてしまうでしょう(ストリームフライシリーズには#4、#5もあります)。
初心者におすすめのフライロッドメーカー
メーカーごとに若干の違いはありますが、入門用とされる低価格帯のロッドは概ねくせのない作りで、番手と長ささえ用途に合えばどれも不足なく使用することができます。
注意していただきたいのは、「入門用」、「低価格」と言っても決して雑な作りであったり著しく機能が劣っていたりするわけではありません。
ダイワのロッホモアプログレッシブIIシリーズやティムコのユーフレックスインファンテシリーズは、価格と性能のバランスが非常に良いロッドなのでおすすめです。
初心者の方にはまずスムーズにキャスティングをしていただきたいので、上記2メーカーを紹介させていただきました。
できれば試し振りを
現在はネットショッピングで買えない物はないほどです。釣具に関しても同様で、週の半ばに注文すれば週末の釣行までに届けてくれるの非常に便利ですね。
ですが、ロッドに限ってはできれば釣具店で実際に比べてみることをおすすめします。「意外に重い」とか「にぎりやすい」などといったように、実物を触ることでしかわからないことが沢山あるからです。
店員の方も相談に乗ってくださいますし、一度足を向けてみてはいかがでしょうか。
バス釣りの格好良さに惹かれルアーを始めるも、私が住む地域が寒すぎる影響か、バスが生息しておらず断念。渓流でルアーを投げれば根がかり連発で挫折。渓流で快適に釣れるスタイル求め、辿り着いたのがフライフィッシングです。以来、釣れたり釣れなかったりしながら楽しんでいます。