【フライフィッシングロッド】素材による特徴の違い

投稿日: 2020-04-20更新日:

フライフィッシングロッドには様々な素材がある

フライロッドと一言で言っても様々な素材を使用したものがあります。現在でも各メーカーの研究、試行錯誤により新しいロッドが生まれています。

長さや番手のみでなく、素材によってもアクションや使い勝手が違いますし、得意とするシーンも変わってくるのがフライロッドです。今回はその中でも代表的な素材をご紹介させていただきます。

【番手の違い】フライフィッシングロッドの流域別の番手のおすすめ。

 

カーボン

 

現在、フライロッドに限らず釣竿はカーボン製が主流です。炭素繊維を編み込んで作られており、中空構造になっています。非常に軽く感度も良いことから、普及する以前は高価なロッドでした。技術の向上で今では安価なものも沢山出回っています。

素材自体の反発が強いため、ロッドに腰を作りやすくファストアクション寄りのメリハリのある製品が多くあります。ラインの乗りも良くキャスティングしやすいのが特徴です。さらに、感度が良いので、メンディング(水面のフライラインを操作し、フライにドラグをかけないようにするテクニック)などのライン操作も得意としています。

軽く扱いやすいカーボンロッドですが、破損が多いという欠点もあります。内部が中空構造のため衝撃に弱く、気付いたら割れが発生していることがあります。岩場で落とさないようにする、魚がかかったら無理に立てて寄せない、木や枝にぶつけない、ロッドを踏まない、などのことにはご注意ください。

グラス

 

カーボンロッドが普及する以前はグラスロッドが主流でした。現在でも製造されています。近年またグラスロッドの釣り味が再評価されており、愛好家もいらっしゃいます。グラスファイバーを樹脂で固めて作られていて中空構造ではありません。そのためカーボンロッドに比べて重さがあります。

グラスロッドはカーボンロッドに比べ柔らかく、反発力が少ないためしなやかです。よく曲がるので魚のバイトが乗りやすく、加えて追従性の良さでバラしにくいという特徴があります。さらに、小さな魚でも釣り味が存分に味わえます。

バラしにくく釣り味も良いグラスロッドですが、逆に言えば感度が低いのでキャスティングや操作性はカーボンロッドに劣ります。

バンブー

 

バンブーロッドはその名の通り竹でできています。トンキンケーンという種類の竹を材料に職人がひとつひとつ作り上げており、工芸品的、美術品的な価値も併せ持っています。竹製の和竿は、曲を直しそのまま延竿として使いますが、バンブーロッドは違います。まず表皮と内側の柔らかい部分を取り除き、断面が三角形の竹ひごのような物を作ります。それらを6つを張り合わせ六角形のロッドが出来上がるのです。

名竿と呼ばれるようなバンブーロッドは、グラスロッドのようにしなやかで釣り味も良く、カーボンロッドの操作性の良さと張りを持っていると言われています。天然素材ということもあり、長年使い込めば使用者好みの使い心地になっていくそうです。アングラーと共に成長していくロッドと言えます。

バンブーロッドは製作に高度な技術が必要な上、手間も時間もかかるため非常に高価です。竹製なので、メンテナンスや保管にも気を配らなくてはいけません。

 

各素材が得意としている釣り方

必ずしも釣り場や釣り方によって、その都度素材を変更する必要はないですが、各素材によって得意とするシチュエーションがあります。

 

カーボンロッドが得意とする釣り方

基本的にカーボンロッドはオールマイティーで、どういったシーンにも対応できる素材です。そんな中でも、テンポ良くキャストしたい渓流や源流の釣り上がりに向いています。特にこれからフライフィッシングを始める方には、キャスティングのこつを掴みやすいカーボンをおすすめします。

グラスロッド

現在、グラスロッドは低番手の物を中心に製造販売されています。小型の魚相手にも充分楽しめるので、渓流、源流だけでなく近所の川でオイカワ釣りなども堪能できるでしょう。玄人好みのアクションの物が多いので、初心者の方には使いづらい部分もあります。

バンブーロッド

バンブーロッドはやはり釣果など気にせず、フィールドの雰囲気も含めてフライフィッシング自体を楽しみたいものです。夕まずめのプールに出かけコーヒーなどを飲みながらライズを待つ、そういったシーンが似合います。全てのフライアングラーがそんな境地を夢見ています。

 

素材が違えば長所も違う

素材で全てが決まってしまうわけではありません。どういった素材のロッドであっても自分が使い易ければ気にせず使用するべきです。ただ、それぞれ得意とする傾向があるのは確かですので、主に使う目的に合わせて選ぶことは合理的です。ぼんやりとでも違いを頭の片隅に置いておけば、ロッド選びの際に役立つはずです。

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