湧別川の丸瀬布でヤマメ釣り【23年7月北海道釣行③】

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昨日まであらゆる面で釣りを盛り上げてくれたダニエルは多量の黒曜石と共に日常に帰られたので、この日は1人で昨日と同じポイントに入ります。

昨日、ダニエルが一投目で大きな魚に切られたポイントに立ち、緊張しながら同じようなところに向けてミノーを投げてみますが、何の反応もありません。昨日と同じ時間に同じところにルアーを投げたら同じ魚が釣れると思っていた私は、北海道のどのニジマスよりピュアかもしれません。

相変わらず小さなニジマスがポツポツ掛かりますが、ミノーの反応が悪いのでとりあえずスプーンに変更します。

すると、深場を通したときにグサっと言う重いアタリが。鋭く合わせを入れると、岩に引っかかったようです。昨日に続いて水中カメラのgoproを駆使してルアーを何とか回収します。

goproを購入した時は「なぜこんな高いものを買ってしまったのか・・・」と後悔しましたが、その後ルアーの回収に役立っていることを考えると、既に2万円分くらいは取り返している気がします。

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根掛かり回収でラインが傷ついてしまったので、スナップを結び変えて次のポイントに投げます。すると、今度こそ大きなニジマスがかかりましたが、フッキングとほぼ同時にラインが切れてしまいました。

スナップをしっかり結べていなかったのかと確認しましたが、問題は先ほど根掛かりを外したときにガチガチにドラッグを占めていたので、魚がダッシュしたときにドラグが出ずに切れてしまったようでした。

昨日と同じ失敗を繰り返すどころか、むしろ悪化してしまっています。

釣りはやればやるほど上手になると思っていたのですが、私の場合、現場を踏めば踏むほど新たなババを踏んでいるようです。これからは

  1. ラインが傷んでいないかチェック
  2. ドラグが正しく設定されているか確認
  3. フックがなまっていないか確認

をルアーを投げる度に思い出せるように、腕に彫り込んでおかないといけないかもしれません。そして今釣り場から離れてようやく気づいたのですが、このとき予備用に持って行っていた柔らかいパックロッドを使っておけば良かった・・・。

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結局良い魚を釣り上げることは出来ず、パック詰めされた小アジのようなニジマスばかりが釣れます。同じような魚に無感動で向き合っていましたが、ニジマスだと思っていた魚にヤマメが混じっていたようです。

 

 

北海道で釣れるヤマメといえばほとんどが10センチ以下ですが、ここのヤマメは20センチ以上あるサイズのものが混じっている珍しい河川のようです。

湧別川ヤマメ丸瀬布
ぼってりしたヤマメ

 

本州からわざわざ北海道に来ると

「大きなニジマスを釣らなければ」
「やはり北海道と言えばイトウでしょ」

と言う強迫観念に駆られてしまいますが、美しいヤマメを釣ることを楽しんじゃっても良いじゃないですか。

旅行先に行ってカラオケに行ったり、かっぱ寿司に行ったって良いのです。皆さんも、自分自身の気持ちに素直になりましょうね。私はもちろん、大きなニジマスが釣りたいです。

 

* * *

 

日中は暑すぎて釣りどころでは無いので、白滝のジオパークで涼みます。この周辺の地層についても知りたいところでしたが、今私が知りたいのは縄文人が「どのように黒曜石を刃物にしていたか」です。きっと僕らと同じように、ぶん投げて刃物らしきものを拾い上げて使っていたんですよね?と受付の老紳士に食いついたところ、彼は丁寧な表情でかぶりを振りました。

「いいえ、適当に割っていたのでは無いんですよ。彼らは刃物にしやすい割り方を知っていたので、正しい角度を見極めて、黒曜石よりも堅いもので割って刃物にしていたようです」

とのことでした。

・・・。

縄文時代の先輩方は我々ほど無邪気では無かったようです。我々とほぼ同じ知能の生物が命がけで石器を作ってるのですから、考えてみれば当たり前のことです。

 

* * *

 

またひとつ賢くなったような気がする私は、別のポイントから湧別川に入ります。

釣り進むと、明らかにいやらしい表情で「攻めてください❤」と誘っているポイントが現れました。

湧別川丸瀬布渓流釣り

 

魚が付いていることは間違い無いですが、水中にどのように枝が張り巡らされているかがわからないため、普通にルアーを通せば確実に根掛かりするでしょう。

従って、黙って通り過ぎることもできますが、しかし北海道まで来てこのポイントを素通りするわけにはいきません。私はルアーを守るためにここに立っているのでは無いのです。生きる目的が「電気代の節約」であるわけがありません。

ミノーと比較して失くしても損失が小さいスプーンを、最初は木の遠くに落とし、徐々に木の周辺に近づけていきます。すると、ガシッという確かな感触が。

明確に、木に引っかけてしまいました。

木をつかみながら下流から近づけば根掛かりしたところまで行けるかと思いましたが、流れが予想以上に強く、水没するように木に絡まりながらもルアーは回収出来ず、スプーンを無くしただけでという、凡そ想像した通りの結果を出してこの日の釣りを終了しました。

翌日は網走川が流れる津別で大きなニジマスを狙いました。

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読む価値は無いが