三重県の遊漁料無料エリアでアマゴ渓流釣り②

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ヤマメを見ただけで釣り上げられないというお預けを食らった翌日は別の支流にやってきました。

この釣り場は天然ヤマメの生息地である可能性があるので釣り場は有料記事で公開しております。

毛針では釣れる自信が湧かず、ミミズを針にかけて流してみます。

すると川に降り立って10メートルほどしか進んでいない地点で、早速魚がミミズに食ってきました。

自分で釣りをしておいてアレですが、魚がミミズを食ってくると思っておらず、魚を針にかける「アワセ」という動きを怠り、ゆったりのんびり竿を上げてしまいました。

一度は空中に姿を見せた魚でしたが、アワセが出来ていないので魚の口にしっかり針が掛かっておらず、魚は手元に寄せる前に針を口から外し、浅瀬へと落ちてしまいました。

・・・。

まだこのあたりに居るかも・・・。と手を浅瀬に突っ込んで、町内会のくじ引きのようにもぞもぞやってみましたが、魚が見つかるわけもありません。

きっとまたすぐに釣れるだろうとミミズを流し続けましたが、魚の反応がなく2時間が経過しました。

 

ミミズで釣れないので、とりあえず毛針釣りに変えます。

こんな感じの毛針を浮かべるとたまに魚がつついてきますが、どうも口の中に入れている形跡がありません。

こういうときは毛針のサイズを小さくしてはどうだろうかと試してみたら、なんと本当に魚が釣れました。

自分が釣りにおいて狙い通りに結果が出たことなど、生まれて初めての気がします。

ここがポイント!
釣り以外でも、自分の計画通りにことが運んだことなど一度も無いぞ!

 

その後も小さな毛針で、アマゴが釣れました。

 

順調に毛針で釣果を上げているかに見えましたが、1時間ほどするとパッタリと小さな毛針に飛び出す魚がいなくなりました。

しかし私は毛針のコツを知っています。反応がなければ毛針のサイズを変えれば良いのです。

毛針を少し大きめ(#14かな?)に変えて釣りを再開しますが、全く魚が食べに来る気配がありません。

「もう少し大きくしないといけなかったかな」と、持っている毛針の中では最大サイズの毛針を流しますが、うんともすんとも言いません。

毛針で食いが悪くなった場合に「毛針のサイズを変える」という一つのオプションしか持ち合わせない私は、早くも打つべき手立てを失ってしまいました。

・・・。

今、パソコンの前に座って冷静になれば、毛針の色を変えたり流すポイントを変えたり誘い方を変えたり、できることは無数にあったことに気づきます。

しかし現地では違う大きさの毛針に食ってこないということは、とにかく頑張るしか無い!という精神論以外に頼れるものがなく、無策のまま夕暮れを迎え、納竿となりました。

 

3日目

初日、ヤマメを見ただけで釣り上げられなかった場所と同じ川に入りました。

新しい釣り場を開拓することを趣味にしている私ですが、釣れない日が続くと途端に新しいポイントを開拓する勇気がなくなり、過去に行った川の中でわりと釣れる確率が高いところに足を向ける癖が、この日も出てしまいました。

 

さらに「状況が変わっているのに、過去に釣れた時と同じ釣り方をしてしまう」癖も登場し、ガイドブックをなぞるように初日の釣り方を真似してしまいます。

初日には映像でもしっかり見えるくらいにヤマメが居たので濃密にヤマメが群れる水中をイメージしていましたが、2時間ほど釣り続けても、何の反応も有りません。

カワムツの群れを見つけて必死に目を凝らしても、ヤマメの模様の特徴であるパーマークは一つも見当たりません。

しかし、今更引き返して釣り場を変える体力もありません。惰性のままに毛針を流したり、ミミズを流すも、カワムツらしき魚がつつきに来るだけです。

 

三重渓流ヤマメアマゴ釣り

待てよ・・・。

初日にヤマメを見かけた下流のポイントからは、いくつもの滝を越えてきました。滝よりも上流ではヤマメが生息していないという可能性は、無いだろうか?

鋭く推察した切れ者のニートは、水中にカメラを入れてみました。

バッチリ、ヤマメがいるではありませんか。

少し待っていると、一箇所に3匹のヤマメが集まってきました。

三重渓流ヤマメアマゴ釣り

カメラさえ水中に入れなければ・・・。

「上流部には魚が居なかったのだ」という言い訳で自分のプライドを守れたのに、ヤマメが生息していることが明確になったことで、魚が釣れていない原因が私の腕ただ一つにあることがはっきりしてしまいました。

これではマズイと、家に帰りかけていた自分の足と気持ちにに鞭打ち、さらに上流を目指します。

しかし毛針にもミミズにも相変わらず食ってくる魚はなく、時間は過ぎてどんどん蒸し暑くなってきます。この日の最高気温は20度を越えていました。

さて、ウェーダーには、

・水蒸気をウェーダーの外に出してくれるタイプ
・水蒸気を溜め込んでムレムレになるタイプ

の2つがあります。貧乏性の私は当然ムレムレを使っています。

気温が20度を越える上に移動距離が大きい日のウェーダーはムレムレだけでは済まず、長靴部分に大量の汗が流れ込んでゴムとすねがべったりくっついてかゆくなり、15時には納竿せざるを得なくなりました。

 

今回の釣りではカメラ越しではありますが、綺麗なヤマメが観察でき、さらに池に映り込む見事なボロ生コン工場にもお目にかかれたので、大満足です。

それにしても、3日間釣りをして2匹しか釣れない釣りブロガーって、どうなのでしょうか。

今後も低クオリティの釣りをしながら、釣りブログで小さなお金を稼いでいこうと思います。

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【毛針】サイズは14番くらいを使っています

 

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チョウチン毛針釣りの方法と道具についてはこちらでまとめています。

【提灯毛針釣り】初心者でも渓流でヤマメが釣れる!釣れない男推奨の最強メソッド

チョウチン毛針釣りは簡単な道具と動作で楽しめるので、ルアー、フライ、テンカラなどで行き詰まった私のような釣り人にもってこいの方法です。

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