【伊賀市の服部川でアマゴ渓流釣り】ガイド役のつもりが、手取り足取り教えてもらうことに

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数少ないこのブログの読者の中に、偶然にも私の好きな芸術家の方がいらっしゃることが発覚したので、釣りに同行させて頂くことになりました。

彼は関西地域で渓流釣りをするのは初めてとのことで、関西にそれほど土地勘があるわけでは無い私がガイド役を買って出てしまいました。

三重県津市で合流し、2台の車で服部川に入りました。服部川では昨年一度だけヤマメ釣りをしたことがあります。

【伊賀・名張から45分でヤマメ渓流釣り】木津川・服部川上流で釣りの後、男の店・伊賀食堂へ

 

 

伊賀市の服部川

アクセス 津市から40分
松阪市から1時間
伊勢市から1時間15分
鳥羽市から1時間20分(高速)
対象魚 アマゴ
遊漁券 年券:7,000円
日釣券:2,000円
管轄漁協 伊賀川漁協
入渓のしやすさ ★★★★☆
歩きやすさ ★★★★★
魚の量 ★★★☆☆
魚のサイズ 平均15㎝

 

 

赤マークのところに広い駐車スペースがあります。

私は毛針釣りで、芸術家の方はルアー釣りのようです。

今回、立場的には私の釣りブログを通して知り合っているので、私は釣りブロガー、彼は釣りが好きな芸術家というということになります。

従って、私が渓流釣りを案内をすることになる可能性が高いでしょう。

 

 

彼がどの程度渓流釣りに精通しているのかは未知数ですが、釣りに関して何か聞かれたら、一応答えないといけないな、と意気込みつつ川に入ります。

* * *

それぞれに分かれて釣りを開始しますが、30分くらい経ったところで、上流に居た彼が足を止めていたので合流します。

私はまだ当然一匹も釣っていない状態でしたが、彼は早々にアマゴを釣って、このポイントに飽きてしまったそうです。

 

どうやら彼は徹底的に大物の魚を狙う釣り方をしているらしく「特にこの時期(9月後半)は、海、ダム、本流から遡上してきた大物ばかり狙ってるんだよね」とのことでした。

遡上してきた魚の釣り方を聞いてみると、

  1. どこまで遡上しているか推測する(秋が深くなればより上流に)
  2. 遡上してきた魚は流心ではなくプールにいる
  3. 大きくて見つけやすいので、ルアーを投げる前に目視で見つける
  4. 長い距離を追わないので、ルアーを目の前でしっかり見せる

という方法だそうです。

今回私はガイド役という体裁になっているので「遡上魚の生態と狙い方についても理解があります」という顔をして聞いていましたが、本当は「魚は下流から上流に上る」ということ以外、何一つ知りませんでした。

 

大きな遡上魚が通った後は小さな魚がすべて姿を隠すので、彼は小さなアマゴを釣った時点で「この付近に遡上魚はいない」と判断して、ポイント移動を考えたとのことでした。

場合によっては今回の2人での釣行で「私が渓流釣りについて教える立場になるかもしれない」と意気込んだものの、30分後には魚の生態から釣り方に至るまでをじっくりレクチャーしてもらうことになりました。

 

* * *

 

彼の案内に従いながら、車で上流に向かいました。

遡上魚は先程のポイントよりもさらに上流に向かっていると仮定して、車を走らせながら目視で魚を探すことにしました。

 

橋の上から川を覗き込むも、特に魚の姿は見つかりません。

芸「ちょっと投げてみよう」

彼は橋の上から、器用にルアーを投げ始めました。

 

 

仕事でも結果を出して私のような世事に疎い人間にも名を知られているお立場なのに、無邪気に橋の上からルアーを投げておられます。

結局この河川では大きなアマゴの気配が無かったので、別の川に移動します。

芸「この近くに、良いポイント知らないかな?」
私「わからないので、マップ見て探しましょうか!汗」
芸「だったら、知人から聞いてきたとっておきの場所があるから、そこ行ってみようか。」

ガイド役を買って出たくせに川の選択肢が何もわからず、マップとネットで探そうとした私があてにならないと察した彼は、滋賀県に向かうことを提案してくれました。

ここまで何の役にも立たないばかりか、釣り方まで教わっている状態の私は、せめて先導だけでもさせてもらうと、私の車を先頭に、それを彼の車で追いかけてもらう形で移動しました。

彼の発車する準備ができていることを確認して、さぁ出発!と発進します。

するとカーナビが表情の無い声で、

「ルート案内を変更します」

と告げてきました。

どいうこと?とナビを見てみると、なんと出発して向かった先が、すでに行くべき方向とは真逆だったようです。

しかも間違えた選択肢が、2キロもある長いトンネルです。

とても気まずい状態でトンネルを抜けた後、車を止めて謝罪します。

私「すみません、逆でした・・・」
芸「全然大丈夫だよ(^^)」

優しさが胸に突き刺さります。

その後も交差点と間違えて、どう見ても交差点ではない消防署に車を突っ込んだりしながらも、なんとか現地に到着しました。

当時のLINEのやり取りです。

 

私の運転が危なっかしかったのでしょう、励ましにくわえて交通安全のアドバイスまで頂いてしまいました。

 

 

愛知川の堰堤

愛知川の永源寺ダムの上流に大きな堰堤が有り、遡上魚がここに溜まっているかもしれないとのことで、堰堤近くに入ります。

前日が雨だった影響で、いつもより少し白く濁っているようでした。

しかし雨の後は遡上魚が動きやすく釣れる可能性も高いとのことで俄然期待が高まります。

 

 

大物の予感に胸を高鳴らせてルアーを投げ続けますが、15センチくらいの魚が追いかけてきたのが見えただけでした。

 

道の駅へ

その後上流に向かう途中で、道の駅に立ち寄ります。

そう言えば、私は彼から良さそうなお酒をお土産として頂いていたのを思い出しました。こちらは事前の土産の準備を怠っていたので、道の駅に立ち寄れたのは幸運です。何か購入してお渡ししよう。

店内を物色していると、滋賀の酒蔵が作ったチーズケーキがありました。器がおちょこで見た目も面白く、一人で食べられそうなサイズでお土産に良いのでは無いでしょうか。

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道の駅で見つけたのはバラ売りで、一個500円ほどです。

「チーズケーキひと切れとしては高いな・・・」と思っていると、30%値引きのシールが貼られているものが混じっていることに気が付きました。葛藤が始まります。

良いお酒を頂いたのに、そのお返しが30%というのは失礼だよな。

いや、どうせ今から一緒に食べるんだから、賞味期限の近さは関係無いだろう。安くても味には変わりないはず。

結局、脳内議論は大して盛り上がらないまま、30%値引きのチーズケーキをまっすぐにレジに持っていく私なのでした。

ちなみに我々は6種類あるチーズケーキの「喜楽長」を食べましたが(安かったので)日本酒好きの私は感動するほど美味しかったです。

 

茶屋川

(芸術家の方の知人からのご紹介なので、具体的なポイントは伏せており、上記は大雑把に示しているだけです)

 

知人から聞いた特別なポイントとのことで意気揚々と川に降りますが、断崖絶壁のようなところをロープを使って降りることになりました。

 

私は今でも電車が目の前を通過するたびに失神しそうになるくらいのビビリなので、この急角度に内心半べそでしたが、太いロープのおかげでなんとか地上に降りることが出来ました。

今年は特に熊が多いとのことで、念の為同行者さんが爆竹を鳴らしてくれたのですが、これから目の前で爆竹が鳴るとわかっているのに、音が出た瞬間に漫画のように、両手と片足を上げて飛び上がる私でした。

 

近くに大きな堰堤があったため、じっくりルアーで攻めます。

大きなアマゴやイワナがドカン!と出てきそうな風景に見えますが、ここでも大型の遡上魚は姿を表しませんでした。

夕暮れまで2時間ほど竿を出しましたが、ここでもやはり、小魚が追いかけてくるのを見ただけで私も同行者さんも魚を釣り上げることなく、結局1日の釣果は同行者さんの小さなアマゴ一匹となりました。

私の方は魚が釣れないばかりでなく、近づいてきたアマゴをただ見送ったのがこの日の最大のハイライトになりました。

今回の同行者の方が釣りを始める前に「ニート君、自分では釣れないとか下手くそとか言ってるけど、本当は結構上手いんじゃないの?」と言われましたが、その懸念は全く無かったことをご理解頂けたかと思います。

 

帰りは先程ロープで降りてきた崖を再度上がる必要があります。

先に私が登ると、その進行速度の遅さで迷惑をかけると思ったので、写真を撮影しているフリをして同行者さんに先に行ってもらいます。

彼はロープと岩を器用に使って、スルスルと上まで上がりました。

芸「ロープがなくなったら、木の根っこを持つんだよ」
私「はーい」
芸「ゆっくり、一歩一歩ね。落ち着いて。」

この日の朝6時の時点では私が彼をガイドする気持ちで目覚めたはずですが、最後はお父さんに連れられた子供のように、手取り足取り指導して頂くことになりました。

それが悔しいとか悲しいという気持ちはまったくなく、人の厄介になることが多かった私にはとても居心地良く感じられるのでした。

御慈悲の心で「いいね!」
してやってください

読む価値は無いが