遊漁料不要|東京埼玉から電車で行けるイワナ無料河川【神奈川無料渓流釣り④】

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神奈川の河川でヤマメを釣り上げた翌日は、前日と別の神奈川県内にある無漁協河川に入りました。私にとってはこの日が2021年の最後の渓流釣りの日になります。

※釣り場のマップは有料記事でご紹介しています

 

以前からTwitterでやりとりしていた渓流釣り師さんである大中さん(仮)が近くにお住まいだというので、この日釣り場で合流して初めてお目にかかることに。

彼は怪我の影響で釣りが出来ないということで、私も釣りを封印してウズウズしながら陸地でお話を聞くことに。彼は私が愛するチョウチン毛針釣りの先輩であり、私が去年からハマっている「全国の漁協が無い河川でのヤマメ・イワナ探し」も数十年前から取り組んでおられるます。

まさに渓流釣り人同士という共通項だけでなく、釣り方も釣る場所までも重なっている、まさに趣味のど真ん中を共有する方です。

「その川で魚が釣れたか釣れないか」しか記憶していない私などと違い、彼は地質から樹木や水質まで俯瞰しながら、魚釣りと魚の生息環境の把握を楽しんでおられる様子。

彼の経験談があまりに面白く、私は釣りをすることも忘れて前のめりになっていき、彼も彼とて突然見つけ出した弟子の指導に熱が入り、我々2人はまるでボクシングの試合前の会見のように、目を血走らせて鼻先を突き合わせながら言葉を吐きあっているという奇妙な光景を形成してしまいました。

「この周辺だと、あの川も面白いですよ」

と教えてくれた彼の言葉に従い、彼とは解散して近くの河川に入りました。

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※釣り場のマップは有料記事でご紹介しています

 

時間を惜しむように大急ぎで毛針を浮かべていきますが、魚の気配がありません。

この地域の河川に詳しい大中さんいわく「ここにはヤマメが生息する」と言っていましたが、本当でしょうか。

まさか、詳しいフリとして騙されたのではあるまいか・・・。そもそもTwitterで知り合ったくらいだし、と、人に責任をなすりつける特技が顔を出しそうになったときに、魚が掛かりました。

 

神奈川無漁協河川イワナ

 

ヤマメ河川だと聞いていたので、イワナの登場に驚きました。

今年最後の渓流釣りの日にボウズで終わらなかったことには満足ですが、この中途半端に満たないサイズのイワナ一匹で終わるわけには行きません。

 

気合を入れ直して毛針を投げ続けますが、そこから魚の反応もピタリと止んでしまいました。

手についた土でじゃりじゃりのおにぎり

 

それにしても渓流で食べるおにぎりとうのは、美味しい。

理由は渓流の景色とか川のせせらぎの音とかそういうことではなくもっと現実的なことで、どこまでも釣りを優先するので食欲を極限まで無視しているからです。

とはいえ今日が渓流釣り最後の日になると思うと、水の音、足が滑りそうで滑らない岩の斜面、木陰の湿った匂い、竿をしならせる根がかりの感触などがいちいち面白く、中学生の女の子のようにはしゃぎそうになります。

 

 

この日は朝から予報外れの雨でしたが、昼過ぎに日が差し込んできて、なんだか嬉しくなってしまいます。人生の終わりも、こんな感じなら良いのですが。

神に祈りたくなるような気持ちになりますが、神に祈るヒマがあればヤマメの顔を拝ませて欲しいというのが本音です。

まだまだムキになって釣りを続けますが、知らぬ間に竿先を追っていたようで、ここで釣り終了です。

結局自分が当初思い描いていたような1日にも1年にもなりませんでしたが、元気に怪我なく釣りが出来たことを感謝したいと思います。と、突然大人になったフリをして尊敬を集めようとするのでした。

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