湧別川の丸瀬布でニジマス釣り【23年7月北海道釣行①】

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道東へ向かう飛行機が3時間半も遅れ、幸いにもゴッドファーザーⅡを全部見ることが出来ました。かつてピーチさんでは預け荷物について揉めたことがありますが、さすが格安航空は何かしら問題を起こしてくれるようで、釣りブロガーとしては有り難い限りです。

女満別空港からレンタカーで釣り場に向かっていると、知人からLINEでメッセージが入っていました。

対人感受性が独特な彼は北海道での釣果自慢のメッセージを一方的に送り付けてきたあげくに

「ミノーは●●が良いですよ」
「フックは常に研いでおかなければいけませんよ」

などと、質問もしてもないのに教えてくれる親切な(?)方です。

今届いた彼からのLINEもきっとデカいニジマスかイトウの自慢なのだろうと無視していたのですが、運転中に立ち寄ったコンビニでうっかり開いてみると、それは北海道の釣り現場で今まさに撮影したヒグマの映像でした。

ヒグマは彼らに驚いて逃げていったようですが、北海道に到着した途端になにゆえこんな恐ろしい映像を見ないといけないのでしょうか。釣果自慢よりも精神的にダメージがある映像でした。

ヒグマさん、次回彼が現れたら躊躇なく森に連れて行ってやってください。

 

* * *

 

湧別川が流れる丸瀬布から川に入ります。この日は最高気温が28度と、このエリアではかなり高い気温です。

とわざわざ書いてみましたが、これは釣り番組が冒頭から

「この日はあいにくの渇水です」
「まだ水温が上がりきらない4月某日・・・」

などと言い訳からスタートし、釣りに良い影響が有りそうな点は切実に無視するスタンスを踏襲させていただきました。

* * *

川に立ってみると、日陰があまり無いので直射日光をもろに受けて意識が朦朧としてきました。コンビニの水が高いからスーパーで買おうと、わずか数十円をケチったために水不足になるなんて・・・。

フラフラしながらルアーを引いていると、フラフラのアクションに踊らされたのか、ニジマスが釣れました。

湧別川ニジマス丸瀬布

 

小さいですが、魚がよく引くので大喜びです。この魚を釣った時、釣り人は明確に笑っていました。動画撮影をしていなくて良かったです。

続いて、よく跳ねるニジマスが釣れました。大変な大物が釣れたようなドラグ音ですが、ただ単に流れが強いだけです。

 

 

それにしても、暑い・・・。これから徳山さんという友人と合流するので、デカい水を買ってきて欲しいとお願いしました。彼は金には困っていないでしょうから、100円渡さなくても許してくれる気がします。

ちなみにこの徳山さんですが、最初に2人で釣りをした際には寝坊・忘れ物・失踪・レンタカーを岩にぶつけるなど全てのトラブルを総ナメにしてくれた当ブログ屈指の人気キャラクターです。今回、彼が川に流されたあげくに鮭を口にくわえて出てきたとしても、誰も驚かないでしょう。

 

湧別川ニジマス丸瀬布

 

以前は1人で全てのポイントを先に叩いてしまうので後続の私はなにもやりようが無いという環境を作り出していた彼でしたが、今回はむしろ私を先行させてくれています。私がこのブログでネチネチと愚痴っていたのを、彼は読んでいたのかもしれません。

というか絶対に読んでいるでしょう。それでも気にせずに私と付き合ってくれる彼は、実はとても良い人なのかもしれません。

私に良いポイントを譲って頂いたので、最後に40センチほどのニジマスが釣れました。

湧別川ニジマス丸瀬布

 

また、彼はこの釣り場で先程50~60センチほどの巨大なニジマスを見かけたのだとか。

その言葉を聞いて勝手に燃えてしまった私が引っ張る形で結局19時過ぎまで釣りをしてしまい、すっかり暗くなったので宿へと移動します。

彼の車は入渓点に置いてあるので、私の車に彼と道具を乗せて彼の車があるポイントへと移動します。

「また忘れ物をして僕のブログを盛り上げていただかなくても良いですよ」

と話していた5秒後に、きっちりと帽子を私の車に忘れて行って頂き、懐かしさを覚えました。

 

* * *

 

この日は上川町のYUKIUMIハウスと言う、スペイン人と思われる男性が運営している宿に宿泊します。スペイン人と聞くと、バルセロナあたりの海辺から来たラテン男が陽気に経営していると考えてしまいますが、どんな人物でしょうか。

オーナーを名乗るスペイン人男性にお部屋を案内していただきますが、ライトのリモコンが切れているのに気がついて、すぐに交換してくれました。やはり日本で生活していることもあるのか、気遣いが出来るタイプのようで一安心です。

シャワーを借りた後でスペイン人オーナーにドライヤーは無いかと聞くと、置いていないとのこと。すると彼は

「ドライヤー無いけど、大丈夫!」

と笑っています。ドライヤーが無くて大丈夫かどうかは俺が決めるのだぞ?もしくは私の髪の毛が少ないとでも言いたいのでしょうか。

気を取り直して、食事にします。コンビニで購入した冷凍食品を温めようと電子レンジの場所を尋ねると

「電子レンジ、無いよ。けど、大丈夫!」

おい、何が大丈夫だよ。お前の舌なら凍ってても違いがわからんだろうってか。まぁ確かに・・・。

お鍋に蓋をして、冷凍の餃子とお好み焼きを浮かべて蒸す方法で加熱します。

 

ほんとラテン系ってのはしょうがないですね、と徳山さんに話しかけようとすると、彼は私が購入した日本酒を勝手に冷蔵庫から探し出し、おちょこ片手にニコニコと別の世界へと足を踏み出しています。

おい、何飲んでんだよ。

確かに「一緒に飲みましょう」と言っていたので日本酒を飲んでいただくのは構いませんが、一応私に声をかけて頂くか、せめて私のおちょこも用意して頂けないでしょうか。

 

徳さん、あんたもラテン系だったか。

 

その後は2人楽しく上川大雪を頂きました。

甘めの日本酒好きには最高ど真ん中です。俺のおちょこがどうとか、器がおちょこなことを思ってしまったことに照れながら、夜は更けていきました。

翌日も丸瀬布周辺でニジマスを狙いました。

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