ルアー歴20年でありながら技術的には釣り5回目の主婦レベル。投げ方は上からキャストする方法と、下でブラブラさせて投げる(←呼び方不明)の2種類しかできず。初心者の方、どうぞ安心してご覧ください。
万年渓流釣りシロウトの釣れない男が、渓流ルアーに最初にトライした10年前の私にメッセージを送ります。
現時点でも、ルアーを投げた位置がわからなくなることが多い下手くそである私が、過去のもっと下手くそだった私に向けて書いたメッセージなので、ベテランの釣り師さんはどうぞ「戻るボタン」にてご退出ください。
まずは道具選びから書いて行こうと思います。
目次(スクロールします)
渓流ルアー釣りは難しくなかった!
過去の僕よ、渓流でルアー釣りと聞いて「難しそう」だと思っているんじゃいかな?
それも無理はないよ。君が見たことがある渓流ルアーマンは、画面の中で小さなルアーをまるで魔法使いのように狙ったポイントに送り込み、華麗に魚を釣り上げていたはずだ。
けれどあんなのは君が何度生まれ変わってもできるものではないし、気にしなくて大丈夫だ。
子供の頃から何をしても不器用なグループに入っていた君(つまり私)でも渓流でヤマメ・イワナを釣れる方法を紹介していくから、安心して読んでほしい。
【ロッド】安い渓流ルアー竿で十分だよ
貧乏性の私の性格を反映して、このページで紹介する道具・仕掛けもほとんどが安物だ。>>安い道具じゃだめ?高い道具ばかり目につく理由
渓流用のルアーロッドだって、トラウト釣り専門のロッドもあるけれどより安価で入手しやすいバス釣り用のロッドで十分だと思うよ。
ちなみに今の君が使っているのは、この超安物のバスロッドだけど、全然問題ないよ。
トラウトロッドよりバスロッドの方が生産本数が多いから、安く販売しているのかもしれないね。
「おっさん」と呼ばれる年齢になった君だけど、「一流の道具を揃えるのは二流の人間がすることだ」なんて言い訳をして、安い道具を使い倒しているよ。
もし、もう少しちゃんとしたロッドが欲しいと思うなら、こちらを参考にしてみてね。先輩ルアーマンがもうすこし良いグッズを紹介してくれているよ。
「ネットで釣り竿を買うなんて恐ろしい!」と、当時インターネットをほとんど使わなかった僕は言うだろう。しかし、アマゾンなら購入後30日以内なら無料で(しかも着払い)返品や交換ができるんだ。
そのまま梱包して引取依頼の連絡を入れるだけだから、返品の手続きはおっちょこちょいの僕にも簡単に出来た。
【リール】2000番以下なら渓流ルアー用でなくて◯
君(つまり私のことです)はおっさんになった現在でも、5,000円ほどのリールを高級リールとしてさも大事そうに使っているよ。
ちなみに、リールにオイルを刺してメンテナンスなんてしたこともないし、もし気になったらサラダ油でも刺しておけば良いんじゃないかな。
もし、もうちょっとまともなリールを使いたいという場合はこちらを読んでね。
【ライン】渓流なら6lb ナイロンが基準
基準は6lbだけど、ニジマスが掛かるような川ではもう少し太いのにしてるんだ。
君は狭い池で飼われて朝8時の埼京線に乗る中高年のような目をしたニジマスしか想像できないだろうけど、川に放たれたニジマスのパワーはとんでもないよ。
ナイロンラインに特段こだわりがあるわけじゃないんだけど、フロロはリールに馴染みにくくてトラブルが多い気がするというだけだよ。
ちなみに、最近君はPEラインを使いだしたんだ。PEと言えば高くてトラブルが多いという印象があるけど、実際逆だったんだ。岩でこすったりしない限りは傷まないからコスパが良いし、ナイロンと比べるとルアーの飛距離が全然違うんだ。
【ルアー】渓流で便利なシンキングミノーが◯
シンキングミノーが投げやすいし、もっとも魚から美味しそうに見えている気がするんだ。フックも最初からトリプルフックが2本も付いているし、魚が触ったらすぐさま針に掛かりそうな感じも、節操のない君にぴったりだ。
流れの中で引いても倒れにくい、シルバークリークミノーを好んで使ってるよ。
「流れの中で安定」などと格好をつけたことをお詫びします、本当は値段が安いから使っています。
色は見やすいという自分本位の理由でピンクや黄色を使っています。
状況によって色を使い分けないといけないらしいんだけど、そのあたりは10年経ってもよくわからないな。
倒木や茂みの下はフローティングミノー
フローティングミノーは軽くてあまり飛ばないし、すぐに浮き上がってしまうからあんまり使ってないなあ。
でも、浮かべたまんまでどこまでも下流まで流せるから、上流でルアーを落として倒木とか茂みの下に川の流れに乗せて入れる方法は、投げるのが下手な君には良い釣り方だ。
北海道の標津の釣具屋さんが教えてくれた方法だけど、現地でアメマスを釣ることが出来たよ。フローティングミノーもやはり、安いリュウキばかり使ってるよ。
遠くに投げたい&ゆっくり誘う時のスプーン
スプーンは重くて抵抗が少ないから、ビヨ~んと気持よく飛んで行くよ。
ミノーよりもゆっくり動かしたい時に有効だそうです。
少し重めのスプーンを上流に投げてゆっくり巻くと、結構深いところを引いてこれるみたいだ。
君は将来、スプーンを適当に投げてボーッ巻いている間に大きなヤマメを釣ることになるよ。
そうそう、↑のリンクから買ってくれたら、1個お買い上げにつき僕に10円くらい入るんだ。
将来の君がこんな細かい小銭稼ぎに奮闘しているなんて信じたくないだろう?
子供のとき、自分は何にでもなれると信じていた僕の能力など、所詮そんなものだったんだ。
ディープダイバーで深いところを探る
ミノーの先に付いている板(リップというらしい)が長いミノーは、深いところを通すことが出来るんだ。
2015年に北海道で釣りをした時は、短いリップで釣れなかったアメマスをこの長いリップのミノーでアメマスを釣ることが出来たよ。
しかも、釣れた途端に「深く潜るミノーをわざと間違えて買ったんだ」と言ってきかないんだから、君は将来、とんでもないがんこ爺さんになるだろうね。
ちなみにこの前、調子に乗ってD-コンセプトという高価な1600円くらいのディープダイバーを君は買ってしまったよ。でも安いルアーと何が違うのかサッパリわからず、無駄な買い物になってしまったよ。
水が少ないところではスピナーが良いよ
渓流ルアー釣りをして10年目で知ったことなんだけど、スピナーというルアーは川でとてもゆっくり引けるんだ。
ルアーを引けるスペースがほとんど無い源流域では、スピナーが有効なんだ。
これを引っ張ると金属の板がくるくる回るんだけど、「こんなくるくる回る板に食いつくバカな魚なんて居ないだろう」と思っていた君のほうが、よっぽどバカだったんだ。
下流側にルアーを投げる方が簡単
魚は上流を向いているはずだから上流に向けて投げて下流に引いてこないと釣れないと君は思っているけど、どうやらそう単純でも無いらしいんだ。
下流に投げて巻いてきてもよく釣れるよ。
ルアーを上流に投げると、ルアーが流れでこちらに向かってくる速度よりも速くリールを巻く必要があるから大変だ。逆に、下流に投げて巻く場合はゆっくり巻いてもルアーがアクションしてくれるから、君でも簡単に扱えるんだ。
【ルアーの動かし方】ただ巻くだけ
ルアーは投げてただ巻くだけで釣れるようになっているから、まずはそれだけで十分だ。水面から飛び出さないように注意しながらルアーを引く練習をしてみよう。
ただ巻くことに飽きてきたら、たまに竿を煽って激しく動かす(トゥイッチというらしい)のも良いみたいだ。
竿をプルプル振るシェイクとか、大きく竿を動かすジャークとかがあるけど、これらの使い方は未だによくわからないから。気にしなくて多分大丈夫だ。
ルアーを巻く早さ
最初はヤマメが到底追いつけない超高速でルアーを引いていた君だけど、今は徒歩くらいの速さで動かすことがほとんどだよ。
【フック】針が一本だけのシングルフックがおすすめ
昔の君は、魚を3つの針が付いているフック(トリプルフック)で魚を全身穴だらけにしてでも釣り上げたいと思っていたね。けど、今はフックが一つしかついていないシングルフックを使ってるよ。
理由は、トリプルフックは針自体が小さいから案外バレやすいと、誰かから聞いたことをバカみたいに盲信しているからだ。
断じて、大事な魚へのダメージに配慮したオトナの選択では無いことだけは伝えておくね。
魚種別!渓流ルアーの釣り方
【ヤマメ】派手な動きのルアーが好き?
ヤマメは泳ぎが速いみたいで、イワナやニジマスよりも高速で動かしても付いてきてくれる気がする。激しいアクションが好きみたいだから、トゥイッチを多様しているよ。
それと、君と一緒で神経質な魚らしく、何度も追いかけてきてくれないから困ったものだよ。君は神経質なくせにしつこいと来ているから、学卒で入った会社では秒速で居場所を失っていたよ。
【イワナ】重めのルアーで障害物周辺を攻める
イワナはヤマメほど速く泳げないようなので、喰わせるときには徒歩より少し遅いスピードくらいで巻くようにしてるよ。もっとも障害物にぴったり付いているイメージなので、流れを利用して障害物の横でちょろちょろ動かすようなマネもしているよ。
もし手前まで寄って来てしまったら、無理にスピード落として喰わせるのではなくさっさとピックアップして再度投げてます。これが正しいのかは知らないけどね。
【ニジマス】スプーンのただ巻きが◎
イワナと同様に遊泳力が高くないみたいだけど、障害物にぴったり付いているというイメージは無いなあ。流れ込みの後のヒラキについてることが多いような気がするよ。派手なアクションを嫌うのか、トゥイッチなどせずにダラダラとただ巻きするのが良いような気がする。
でも、一番パワフルというか偉そうな奴だから、ヤマメと同じ川にいる場合にはヤマメよりも良い、餌が多そうなポジションを取ってることが多い気がするよ。
ルアーでの釣り方は以上です。
エサや毛針での釣り方は下記を参考にしてみてください。
まとめ
- ロッドは柔らかめのバスロッドで十分
- ルアーはシンキングミノーがおすすめ
- 投げてただ巻くだけでオーケー
- 基本的に適当にやっていてもなんとか釣れる!
餌・毛針の釣り方