「出来れば一度、熊を見かけてみたい」などと言っていた私ですが、初めて熊の形跡を見かけた滝上町では奇声を発しながら全力で持ち場を離れるという情けない行動を取ってしまいました。実際身近に感じると恐ろしいものです。
他の釣り人が熊に出会ったとき、または出会わないためにどのような対策を取っているのか?口コミと合わせてご紹介します。
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熊を直接見た・目が合った
【熊に遭遇した経験】川の対岸に小型の熊を発見
【熊に遭遇した場所】震災前の福島県中通り地方
上流へ向けてストーキングしながら仕掛けをキャストし流しては回収を繰り返すこと暫く、キャストした際に仕掛けが対岸から伸びている枝に引っかかってしまった。状況を確認しようと顔を上部へ向けたした際に、対岸の山道(獣道)をゆっくりと歩いている熊を発見した。ストーキングしながらの釣行であったため、幸い熊もこちらに気付かなかったと思われる。過ぎ去るまでしばしその場でステイし、別の渓流に移動した。
【熊に遭遇した経験】目があった
【熊に遭遇した場所】岩手県一関市大東町鳥海地内
2019年4月末、自宅から数キロ離れた山間部の細い渓流でヤマメ釣りを一人で楽しんでいました。 投げては歩きを繰り返し、県道から200m程奥に入った所で ルアーが川向こうの木に引っかかってしまい、川を渡って取りに行こうとした時です。 (川幅は5m程で浅瀬)ルアーが引っかかている木のすぐ上に、大人の熊がジッとしてこちらを向いています。 その距離約10m。 私は、ルアーの事はそっちのけで、静かに静かに、音を立てず、リアクションも小さくして、 熊に「そ~っとそ~っと」と心の中で語りかけながら後ろ向きのまま川から離れました。
熊は、じっとしています。熊との距離が30m位になったあたりで猛然とダッシュして逃げました。 追いかけて来る様子は無かったです。 おそらく、こちらが威嚇したり、オーバーアクションをしなければ、かかってくることはないかも知れません。 (憶測ですが)
【熊に遭遇した経験】目があった
【熊に遭遇した場所】群馬県鏑川支流の青倉川上流
上流にて釣りをしていると隣から視線を感じ、目をやると、対岸の崖に熊がこっちを向いてたっていました。
とっさに逃げおうと思ったのですが、足場が悪くその方が危険と見て、近くの拳大の石を投げて追い払いました。
【熊に遭遇した経験】対岸にいた
【熊に遭遇した場所】青森県奥入瀬川
渓流釣りに奥入瀬川に行き、1時間ほどした頃だと思います。
向こう岸の方に黒い巨体が見え、瞬間的に熊だと思いました。
走って逃げるのは危ないと聞いた事があるので、ゆっくりと後退りして車まで戻り、車の中から居なくなるのを確認するまで隠れていました。
【熊に遭遇した経験】15メートルほど先に居た
【熊に遭遇した場所】北海道 上砂川町 パンケウタシナイ川の上砂川水源地公園から約200m下った付近。
季節は渓流釣り解禁になる6月初旬、今から約10年程前になります。釣りの準備をして入渓してまもなくにヒグマがいました。川を釣り上がろうとしていた私と、先行するヒグマという感じです。距離で言うと約15~20m位前にいたと思います。水辺周辺の笹薮をガサガサとゆっくり歩いていました。その時取った私の行動はゆっくりと後退りをし、極力音を出さないようにその場を離れました。幸いなことに私の存在に気が付くことがなかったのか、ヒグマは笹薮の奥に行ってしまいました。
【熊に遭遇した経験】見かけた
【熊に遭遇した場所】奈良県十津川村
山奥で知人らと釣りをしていると、木の中の茂みから小さな熊が出て来ました。大きく無かったしこちらに見向きもしなかったので釣りを続行しました。車を近くに停めてあったので近づいて来たら車に逃げ込んで居たと思います。
熊を直接見かけても釣りを続行するとは・・・。恐れ入ります。
【熊に遭遇した経験】見かけた
【熊に遭遇した場所】北海道の江差
北海道の友人宅を訪れたおりにサクラマス釣りでもしようという話になった。彼の自宅から10分程度のところで釣りを開始。一時間ほど経過、ボケーッとしていたら友人に小突かれて視線を動かした先に熊がいた。
距離はあったし、河は渡ってこれないだろうと思ったが生きた心地はしなかった。
職場の近くに熊が出たとか写メを以前もらったこともあったが「本当に出るのかよ!」と思った。
【熊に遭遇した経験】木に引っ掻いた熊のマーキングが何ヵ所かあり。子連れとの遭遇経験も
【熊に遭遇した場所】長野県諏訪郡下諏訪町砥川上流
なるべく遭遇しないように鈴を何個か付けたり友人と大声で話ながら釣りをしていました 。また縄張り内は、あまりにも新しいマーキングが付いてる場合違う川に行くようにしました 。遭遇してしまったときは兎に角車に走って逃げるしかありませんでした。
【熊に遭遇した経験】熊に囲まれた
【熊に遭遇した場所】滋賀県宇曽川ダムの上流
釣りに夢中になっていたら、まわりに数匹の熊がいるのを知り、急いで近くの車の中に逃げました。幸い釣具をその場に投げ放ち車に飛び乗り、釣った魚を食べられただけで熊は逃げました。釣具は後ほど回収しました。
複数ということは親子の熊である可能性があります。子連れの母グマは極端に凶暴なモンスターペアレントになるらしいので、こちらの口コミが今回回答頂いた中で最も危険度が高かったと言えるでしょう。
続いて、熊を直接見たことは無いけれど形跡を見たという方の口コミです。
熊の糞や足跡などの形跡を見た
【熊に遭遇した経験】形跡を見た
【熊に遭遇した場所】奥日光
慌てず騒がず、早急にその場から離れる。万が一のために、何か大きな音がたてられるように、準備をして構えておく。今となっては意味が無いと感じるが、水筒を2つ出して、叩いて音が出せるようにしていた。
【熊に遭遇した経験】熊の形跡(足跡?)を見たことがあります。
【熊に遭遇した場所】山梨県にある多摩川の源流、小菅川。
大学生の頃、釣りをしながら移動していると熊の足跡らしきものを発見しました。 少し驚きましたが、熊というのが非日常だったのでそのまま釣りを続けました。 もし今同じ状況に遭えば、すぐに釣りを止めて帰ると思います。
若さって恐ろしいですね。
【熊に遭遇した経験】足跡を見た
【熊に遭遇した場所】長野県 馬曲川
足跡を見ました。この辺りは熊が出ることが有名で、奥に進んで行くと深い森林になっていきます。森林に入ると必ずといっていいほど熊に遭遇するので、あまり行かないようにと言われます。
【熊に遭遇した経験】足跡を見た
【熊に遭遇した場所】奈良県吉野郡野迫川村
山奥なので熊や野生動物が出ると思っていたので鈴や火がつけられる物を持っていっていました。 熊の足跡が凄く大きくて遭遇したらやばいと思ったので逃げるようにして帰りました。
【熊に遭遇した経験】クマの爪痕を見た
【熊に遭遇した場所】中禅寺湖畔八丁出島に行く途中のハイキングコースゲート脇
夜明け前だったので熊鈴を鳴らしながら独り言で声を発して、周囲をライトで照らして自分の存在をアピールしながら先に進みました。他のアングラーへの注意喚起のため写真を撮影してタグをつけてSNS発信しました。
周囲の釣り人に注意をうながすなんて、自分のことしか頭に無い私には考えもつかない行動です。
【熊に遭遇した経験】糞を見た
【熊に遭遇した場所】北海道旭川市を流れる石狩川の渓流釣りスポットで、熊のフンを見かけました。
フンの状態を見て、どのぐらい日数が経過したものか、周辺の藪が踏み倒されていないかを確認しました。その後、所持していたラジオを大音量で流して熊除けにしつつ、渓流釣りを行いました。
北海道の人は熊の形跡を見ても落ち着いて行動している人が多いですね。
【熊に遭遇した経験】林道から川へ向かっている途中の山林で熊のものと思われる糞を見つけた
【熊に遭遇した場所】群馬県桐生市の小中一人で渓流釣りに行った時に林道の広い場所に車を停めて、渓流へと山林を下りて行く時に熊の糞を見つけました。それほど新しくなかったのですが、警戒しながら渓流へ下りて釣りをしていましたが、やっぱり怖くなっていつもより短い時間で釣りを終わりにして帰りました。「熊、出没注意」の看板も出ていたので、いつ遭遇してもおかしくない状況だったと思います。大滝の上流
【熊に遭遇した経験】足跡を見た
【熊に遭遇した場所】新潟県妙高市大字上小沢、ヨシハチ池の水源にもなっている雪どけ水が流れている川
市役所から注意勧告が出ていたので、鈴などを一様 持ってきたけど、やっぱり犬を連れて行くのが一番いいと思います。実際自分も飼い犬を連れて行き、その熊が居たであろう場所で、犬が警戒してメチャクチャ吠えていたので。
【熊に遭遇した経験】足跡と糞は何度もみた
【熊に遭遇した場所】恵庭市の盤尻付近の山奥にある川
川に差し掛かる前の森の中で見つけました。獣独特の臭いもしてちょっと怖かったです。ちなみに私は渓流釣りの時はラジオをずっと流してます。ラジオを流しておけば熊は近づいてきませんので。
【熊に遭遇した経験】糞を見つけた
【熊に遭遇した場所】白老町森野
釣り場についてしばらく楽しんでから、お昼を食べてそのへんをウロウロしていると、笹の間にくまのふんらしきものを見つけたことがあります。
以前、どこかの山に入るときに、登り口にある休憩所にあった熊のふんと鹿のふんの写真をスマホにおさめており、比較したところ熊のものと推測しました。その後、熊の気配を感じたわけではありませんが、ある程度釣りの方も楽しんだし、お昼も食べ終えたので、スマホで音楽を大きく鳴らしながらそそくさと帰りました。
幸い釣り場の近くまで車で行けるところだったので良かったのですが、流石にもう行く気になりません。背中が寒いです。熊が出るとは聞いていましたが、実際に熊の存在を身近に感じると怖いですね。
遭遇したり、見かけたことは無い
【熊に遭遇した経験】無し
とにかく熊などに会わないようにラジオの音量を上げたり鈴は鳴るようにしてました。
会ったときの対策として目はけしてそらさないことだけはきめていました。食べ物もそっと置いて立ち去る。
【熊に遭遇した経験】なし
渓流釣りで人が少ない沢に入ると自然が豊かで怖い位に孤独を感じる時があります。そんな中で野生動物に遭遇することがあります。自分の場合は、鹿、蛇、猪、兎に遭遇しました。まだ、熊に遭遇したことはありませんが、場所によっては出没するので注意が必要だと思っています。
【熊に遭遇した経験】なし
渓流に立ちこんでひとりで釣りをしている時に背後でずっとガサゴソ音がしていて、クマだと思ったので身動きできずに30分ぐらい熊鈴を鳴らしたりしながらじっとしていました。しばらくすると大きな鹿が出てきて、勘違いだとわかってホッとしました。
【熊に遭遇した経験】なし
熊を警戒し過ぎて、山奥でパニックになった事です。熊に遭遇したわけでもないのに、勝手な妄想と恐怖に取り憑かれて足が動かなくなり、流木が熊に見えパニックになり、一人泣き叫び、なぜか怒りが湧いてきて怒りながら車に戻った事です。主人を置き去りにして。今でも怖いです。熊への克服方法を禁漁中でも、いつも模索しています。熊スプレーは安心の為にはいいようですが、効果的に使える自信はありません。恐怖心は私にとっては大きな課題です。
決して笑い事ではありません。私自身も、闇から突然殺人鬼が飛び出してくる妄想で、つい先日ひっくりかえりそうになったばかりです。
しかし、この回答者さんと生活をともにしている旦那さんは大変でしょうね。
熊遭遇の対策方法
①ラジオ・鈴で熊を近づけない
鈴
ラジオ
スマホで音楽を流したり、ポッドキャストの音声を流しておくのも良いかもしれません。
②熊を見かけたら、騒がず退散
寝たフリをしてスルーできるのは新幹線の乗車券チェックまで、熊はいけません。見かけた場合は熊から目をそらさず(逃げる動物追いかける習性があるため)、ゆっくりその場を立ち去るのが良いようです。
③至近距離まで来たら
スプレー
他には「石を投げて追い払った」という口コミもありましたが、私はここまで来たら何も出来ずにオシッコを漏らすことになる可能性が高いです。
実は熊による死亡者は年に1人程度
環境省が出しているデータでは、熊に怪我をさせられる人は年に100人程度、死亡者は1人くらいというのが毎年の相場になっているようです。
【引用】環境省のページ https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/effort12.html
詳しいデータはありませんが、怪我をしている人も多くは人里まで降りてきた熊との遭遇や、山菜採りで遭遇したパターンが多いように思います。
今回の口コミでも、熊を直接見かけたり目があったという方は居ましたが、
- 熊がこちらに向かってきた
- 熊に襲われた
という回答は1件も無く、過度に恐れることは無いと思います。
むしろ渓流釣りで最も死亡リスクが高いのは水では無いでしょうか。
水死しそうになった
北海道日高地方の山奥で結構急流の釣り場でウエイダーをはいて腰ぐらいの深場に入ると。川底が一面大きめの石で苔がはえてて表面がつるつるしていて。急流に流されて足を取られ川の中に倒れてウエイダーの中に水が大量に流入して危うく水死寸前でした。たまたま川の中の倒木の枝につかまり助かりました。
以後、ウエイダーは危ないので着ていません。
特に、靴とセットになったウェーダーは中に水が入ると靴が浮き輪の状態になって二度と起き上がれなくなる可能性が高いので、
- 靴とセットになっていないウェーダー+シューズ
- ズボンやスパッツ+シューズ
の組み合わせがおすすめです。渓流釣りにおすすめのシューズ選びについてはこちらを御覧ください。
渓流釣りのクマ対策まとめ
- 熊がいる地域では、鈴やラジオで音を出す
- 熊を見かけたら、慌てず立ち去る
- 死亡リスクが高い水没対策こそ万全に