名古屋・岐阜から1時間の川で天然イワナ渓流釣り【湖北の遊漁料無料河川③】

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前日、滋賀県北部の川で天然ヤマメと思われる魚を釣り上げた私は、滋賀と岐阜の間に移動してきました。翌日に備えて宿で休みます。

先日ブドウムシの保管に失敗してしなびたち◯こにしてしまった反省を活かし、購入したブドウムシを新聞紙で包み、お宿の冷蔵庫に入れます。

今回の遠征でも釣り用のシューズを忘れて釣りに来てしまったように、忘れ物が多い私が翌日、ブドウムシを冷蔵庫に冷やしたままで釣りにでかけてしまう可能性は、大いにあります。

これを見つけたオシャレ宿「Kishida House」の女性店主が新聞紙をもし開いたら、冷蔵庫に似つかわしく無い、うにょうにょ動く白い虫に卒倒することでしょう。

朝目覚めたときに冷蔵庫のブドウムシの存在を思い出せるよう、紙に大きく

ブドウムシ

と書いた紙を靴に突っ込んで就寝します。

おかげで無事にブドウムシを冷蔵庫から取り出して、釣り場に行くことができました。

 

* * *

 

到着したこの川も漁協が管理しておらず、天然ものの魚が生息している可能性があります。

その川を管轄する役所に魚が釣れそうか電話で聞いてみます。

「◯◯川?あそこは土砂で埋まっていて、水なんてほとんど流れてないよ」
「あんなところに魚なんて。ちょっと待ってくださいね・・・。他の担当にも聞いたけど、同じこと言ってますよ」

とのことで、口にこそ出していませんでしたがハゲた担当者からは

「こいつ、アホなのだろうか。」

という本音がにじみ出ていました。

そもそも釣りができるような環境かもほとほと怪しい状況のようですが、ひとまず川に向かうことにしました。

 

確かに川はありますが流れはとても頼りなく、景色も荒涼としています。生物が住みやすい川では無いのかもしれません。

昨日は毛針釣りを諦めてあっさり餌釣りに持ち替えてしまいましたが、今日こそチョウチン毛針釣りで魚を釣り上げたいと思います。

【提灯毛針釣り】初心者でも渓流でヤマメが釣れる!釣れない男推奨の最強メソッド

 

役所のハゲ氏の「あんなところで釣りなんて、おいおい」という薄ら笑いが頭にこびりついた状態で毛針を浮かべていくと、早速魚が掛かりました。

カワムツかアブラハヤでしょうか?

 

間違いなく、イワナです。

いるじゃないか!しかも、わりとすぐに釣れたぞ!!

地元の自称有識ハゲほど信用できないものは無いと再認識いたしました。

この釣り場は漁協がなく、天然ヤマメ・イワナの生息地である可能性があるので釣り場は有料記事で公開しております。

この河川は平坦な流れなので堰堤の下が狙い目になりそうです。

執念深く毛針を浮かべてみますが、全く反応がありません。

意外とこういうところに魚は不在だったりするのでしょうか?

堰堤の下にカメラを入れてみました。

しっかり魚が写っていました。私の毛針の見せ方が悪かっただけで、やはり魚は居るんですね。

魚が居たことにも驚きましたが、もっと大きな驚きを感じたのは魚の向きです。

動画では右奥から流れが落ちていますが、魚は左手前を見ています。

魚が下流側を向いているということでしょうか?どういうこと??

 

また別の堰堤下の映像です。

こちらは流れが左奥から落ちていますが、イワナは右手前を見ています。(見にくくてすみません)

水中で観察している人には当たり前の光景なのかもしれませんが、水の表層と底で流れが反対になっているのでしょうか。今まで完全に逆を向いていると思ってた・・・。

 

帰宅してから水中カメラマンの方にこの件を聞いてみたところ「堰堤の下などで逆を向いている魚は時々見かけます。このような魚は餌を意識していることが多いので、この後ニートさんはこのイワナを釣り上げたと推察します」とのことでした。

果たして・・・。

 

水中カメラで確認しているので、イワナの居る位置も向きも完璧にわかっている状態です。

目の前にブドウムシを入れれば一発でしょう。赤い丸がイワナで、その右の白い丸の位置で餌をフラフラさせてみます。

(イワナの姿が見にくいので、拡大しないとわからないかもしれません)

少し見に来ただけで、鼻であしらわれた格好になりました。

なんでだ・・・。

ブドウムシの動きが不自然だったでしょうか。

このイワナ相手に1時間ほど毛針やらブドウムシをブラブラ見せただけで結局釣り上げることができず(でも逃げもしませんでした)、水中カメラマンさんの前向きな予想をあっさり裏切る格好となってしまいました。

 

川全体としては意外にもイワナの数は少なくないようで、堰堤以外のポイントではテンポよく魚が釣れてくれました。

 

 

この日は最初から最後まで毛針釣りで通して楽しむことができ、今回の4日に及ぶ滋賀県北部での釣り行脚は終了となりました。

前日には毛針で釣る自信が一切持てず、事前に購入して丁寧に保管していた一箱のブドウムシ。結局堰堤の下でブラブラさせた1匹を除いて利用することはありませんでした。

準備を怠ればブドウムシをダメにし、しっかり準備すれば使わない。毎度毎度、こんなものです。

見事生きながらえたブドウムシを河原にリリースしたところ(良くないことなのかもしれませんが)、半年ぶりの釣りに大興奮していた私のように、元気に散って行きました。

 

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【毛針】サイズは14番くらいを使っています

 

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チョウチン毛針釣りの方法と道具についてはこちらでまとめています。

【提灯毛針釣り】初心者でも渓流でヤマメが釣れる!釣れない男推奨の最強メソッド

チョウチン毛針釣りは簡単な道具と動作で楽しめるので、ルアー、フライ、テンカラなどで行き詰まった私のような釣り人にもってこいの方法です。

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