和歌山県田辺市でアマゴ渓流釣り【21年7月和歌山①】

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2021年6月に福井の竹田川でともに釣りをした兄と、この日は和歌山の河川に入りました。

この兄は「さすがニートの実の兄」だけあり私に劣らぬ天然で、かつ釣りに関しても私以上に初心者の人材です。

本人は釣りが好きらしく10年ほど前から年に1、2度湖や川には連れて行っていたものの最初の8年間は魚も触れず、一度彼が琵琶湖でブラックバスを釣り上げたときには自分で針が外せず

「おーい!!!ひさし~!!!」

と私の名前を100メートルほど向こうから全力で呼び続けて周囲の人を驚かせたこともありました。

 

和歌山田辺アマゴ釣り

 

和歌山県田辺市の河川へ

※遊漁料無料の河川なので、釣り場は有料記事のみで紹介しています

そんな可愛らしい兄の要望で今回は初めて渓流でルアー釣りに挑戦するそうです。

湖のように開けた環境では無いため、四方八方あらゆるところにルアーを引っ掛けます。

 

和歌山田辺アマゴ釣り
振りかぶった時に後ろの樹木を見事フッキング

 

ルアーを投げるのにも苦労していると、川沿いに車を停めたおじさんが声をかけてくれました。この河川にはかつてアマゴが放流されていたらしく、今でもアマゴが残っているとのこと。

おじさん「このポイントより200m以上上流に行かへんとアマゴは居らんのちゃうかな?」

と不審がっていましたが、先程私は目視でアマゴが泳ぐ姿をはっきり見たのです。

カメラを水中に突っ込んで動画で確認すると、映っているのは全てカワムツでした。

私「アマゴは居ないみたいですね」

と伝えると、おじさんはイケメンをほころばせながらその場を去っていきました。

 

* * *

 

それでも兄は諦めずに、思うように届かないルアーを懸命に投げ続けています。

そんな彼の投げ方は、シルエットだけ見れば10人中9人が「野球の流し打ちをしている」と回答するような、妙にコミカルな横手投げをしています。

試しに上から投げてもらったところ、これもまた妙な形で投げています。

和歌山田辺アマゴ釣り

しかし兄のルアーについに、魚が掛かりました。

映像ではわかりにくいですが、顔面に魚をぶつけに来られたように感じました。

後で確認したところ兄はふざけていたわけではなく「ただ魚を見せようと思っただけ」とのことでしたが、顔に直撃しそうで怖かった・・・。

釣れたのはお腹が大きなカワムツでした。

和歌山田辺カワムツ

兄はカワムツとアマゴの違いも今ひとつわかっていないようで、満足して釣り場を後にしました。

 

当日のお宿は「旅館さかい」

龍神温泉周辺には夜間に開いている食事場所が無いので一泊二食付きで宿を探したところ、値段が安くて朝ごはんを持ち運びのおにぎりにしてくれた(真夏だと食中毒の危険で断られるかも)龍神温泉旅館さかいに泊まりました。

食事と風呂を満喫し、翌日の釣りに備えて早めに就寝します。

ところで私はがさつな人間のくせに睡眠に問題を抱えている厄介者です。10年以上金縛りに苦しんでおり、昨年は藁にもすがる思いで25,000円をかけて検査を受けたほど悩んでいますが、今も全く回復する兆しはありません。

私が睡眠に問題を抱えていることを知っている兄の配慮もあり、22時頃には寝入ることが出来ました。

しかし状況はここから大きく一転します。まずは夜中1時頃、兄がトイレに起き出しました。

トイレへ向かう兄を横目に、再度寝入ろうとする私の耳元で、まるで滝でも落ちてきたかと思うほどの轟音が鳴り響きました。なんと部屋にあるトイレのドアを開けたままで水を流したので、イワナが潜む滝壺を思わせるような音が部屋中に鳴り響いたのでした。

この音でバッチリ目を覚ましてしまった私ですが、それを嗜めれば余計に眠気が遠のくことを確信し、兄には何も話しかけずにまた寝入りました。

そして今度は夜中の3時頃に、再び兄がトイレに起き上がりました。また耳元で滝が割れるのかと思いきや、今度は遠くでせせらぎが聞こえる程度です。どうやら今回はドアを閉めて水を流してくれたようです。おかげでしっかり目が覚めず、先程よりスムーズに寝付くことに成功しました。

しかしそれも束の間。朝4時頃、またしても兄がトイレに起き出しました。今回は大丈夫だろうと安心していると、その予想に反して大音量で滝音が聞こえてきました。

先程の改善を忘れたのでしょうか、何故かまたしてもドアを開けたままで水を流したようです。私の脳内ではその大音量とともに

「何故2回目だけトイレのドアを閉めたのか?」
「30台後半にして頻尿なのか?」
「さっきのしっこから1時間だぞ。前回ちゃんと出したのか!?」

など様々な驚きが頭をぐるぐる駆け巡り、それにウグイスとカラスの大合唱も加わり、結局4時からは寝ることができず、朝7時に釣り場へと向かいました。

【続き】翌日は紀伊半島にのみ生息する「キリクチ」というイワナを釣りに行きました。

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