【広島/島根渓流釣り①】太田川板ケ谷川でヤマメアマゴ釣り

投稿日: 2022-06-29更新日:

広島市から北上して芸北方面を目指します。

 

太田川支流板ケ谷川から

太田川支流板ケ谷川アマゴ渓流釣り

ルアーで渓流魚を釣ることはそれほど難しく無いと考えていた私ですが、2022年に入ってからはめっきりルアーで釣ることが出来なくなって(昔は釣れていたという記憶も定かではありません)しまい、すぐに延べ竿に毛針を結んだチョウチン毛針釣りに逃げ込んでしまう傾向にあります。

今日こそルアーでヤマメやイワナを釣ろう。そう思ってルアーを投げ続けると、たまにトラウトらしき反応は見られますが、なぜか針に掛かりません。

フックを研いだりルアーを変えたりしましたが特に改善された感触は無く、たまにルアーを追いかけてくる姿やルアーをついばんだ感触を得られるだけで時間だけがどんどん過ぎていきます。

わざわざ広島のどこだかわからないところまで来ておいて、ボウズは本望ではありません。そろそろ毛針釣りに変えようか・・・と、いつもの妥協案が顔を出したときに、知人からLINEで電話が入りました。

彼は半年ほど前に骨盤に大きな癌が出来たという話を聞いており、共通の知人からも「完治する可能性は低い」という話を聞いていました。

そんな彼の容態が気になるもののこちらから連絡をすることも出来ないまま時間が経ってしまい、「もう彼はこの世に居ないのかもしれない」と思っていましたが、彼が言うには「奇跡的に転移などは無く、あと2ヶ月で抗がん剤と放射線治療も終わる」とのことでした。

細身の彼の体重が17キロ痩せたということから治療の厳しさは想像がつきましたが、元通りの生活が送れる可能性が出てきたと聴き、渓流を前にしてひとりで大はしゃぎしてしまいました。

私を含む多くの人間が最初は調子の良いことを言いながら1割引きずつ話をズラして行って自分の有利な方に引き寄せるのに対し、彼は約束したことは一言半句たりとも違えない生き方を若い頃から貫いており、自分の同世代で尊敬できる数少ない霊長類です。

なぜ彼のような本物の人物がこんな大病を患わないといけないのかと理不尽な世の摂理に憤っていましたが、彼が周囲に与えてきた信頼が最終的にこのような形で返ってきたと言えるかもしれません。

やや掠れた彼の声を聞くうちに元気をもらった私は

「俺も彼のように、恥ずかしくない生き方をしよう」

そう誓った私はいつになく勇ましい雰囲気で川へと歩き出します。

 

* * *

 

昨日から一転して「ありのままの世界に感謝できる学級委員」のようになった私がルアーを丁寧に投げていくと釣果も変わるかと思いましたが、やはりどうにも魚が針に掛かりません。

おかしいぞ。心が入れ替わったのだからそれが釣りに反映されたって良いでは無いか。

かつてテレビで見ていた高校サッカー選手権の決勝の大弾幕で「最後は気持ちが強い方が勝つ」みたいなことが書かれていました。純粋な私は「なるほどそういうものか」と思って信じていましたが、その結果がこれです。

するとどうしたことでしょうか、私の手はいつの間にかルアー竿ではなく毛針用ののべ竿をつかんでいます。

つい先程軌跡の生還に洗われた心は1時間も経たないうちに溜池のように濁り、あっさり誓いを放棄してしまいました。

 

延べ竿で毛針を浮かべ続けると、ついに魚が掛かりました。

 

広島太田川アマゴ渓流釣り

 

釣りというのは魚に餌や疑似餌を食わせて口に針を掛けて釣ることだと理解していましたが、見事に尻尾に掛かっています。先程からしっぽで毛針を叩く姿は見えていましたが、針に掛かってくれるなんてラッキーです。

これまで約束を破ったり、人に嘘をついたり、SDGSなどという既得権者から与えられた妄想をさも大事そうに扱っているバカをバカ呼ばわりせずに過ごしてきた真っ当な生き方が神様から評価された証明と言えるかもしれません。

もう一匹釣れました。

広島太田川アマゴ渓流釣り

針は体に掛かっていますが「ゆけニート!今の生き方を継続せよ」と言われているような気がしました。

その夜は民宿やまびこへ。

店名 民宿やまびこ
電話番号 0826-35-0578
住所 広島県山県郡北広島町荒神原1265-3
料金 一泊二食6,500円(税込み)
Wi-Fi なし
満足度 最高

 

おじいちゃんとおばあちゃんのお二人で切り盛りされている民宿兼食堂です。

貧乏旅行慣れしているニートも驚く料金の安さに不安を覚えていましたが、建物の作りが古いというだけで基本的には清潔ですし、料理も美味しいので料金設定を間違えているのではと思うクオリティでした。

「お酒を飲まれるなら農協で買ってきて頂いてもう良いですよ」とわざわざ声をかけてくれるお店は初めてであり、とても行き届いたサービスに満足した私は翌日はサツキマスを狙って聖湖に向かいました。

御慈悲の心で「いいね!」
してやってください

読む価値は無いが