三重県北部の渓流釣り旅の最終日は、初日に同行者と二人で入った河川に再度入りました。この河川も渓流魚が放流されていないので、アマゴやイワナが居るかどうか不明です。
初日に来た時は同行者である女性の釣りガイドを勤めるフリをしながらこっそり竿を出してボウズを食らうという失態を演じてしまいました。
その過ちを取り返すことは出来ませんが、アマゴを釣り上げることで悪しき思い出を上塗りしたいと思います。
※漁協による放流が無い河川なのでポイントは有料記事に記載しています
スケールの大きな河川で、巨岩を乗り越える場面もあります。昨日のように斜面に竿を置いて滝壺に提供などしないよう、気をつけながら移動します。
開始直後に遭遇した小さな流れ込みでルアーを上下していたところ、アマゴが掛かりました。
しかし、掛かった後が無策でバラしてしまいました。しかし魚の反応があったということをプラスに捉えて上流へと釣り進みます。
次のポイントへと移動し、ルアーを投げて巻いてみますが、いつものルアーの重みがハンドルと竿から感じられません。スナップを閉じずに投げてルアーを飛ばしてしまったのかと思いましたが、どうやら上手く結べておらずラインがほどけてスナップごと外れてしまったようです(渓流歴15年)。
防水カメラであるgoproを使って水中を探し続けていると、キラリと光る物体を見つけました。
水底はおだやかですが、水面は勢いよく流れており、回収するのに想像以上に手間取りましたが、ランディングネットを使って無事に取り戻すことが出来ました。しかしこの時のgoproとランディングネットの心情を察すると今でも心が痛みます。
特に私はネットを使って上手に掛けた魚を取り込むことが出来ないので、ネットに至っては釣れた魚を置く生け簀、もしくはルアーを拾う回収機になりさがっており、この場を借りてお詫びしたいと思います。
さて、最終日の釣り時間も残り少なくなってきましたが、未だに魚を釣り上げられて居ないことに焦りが出てきました。
ルアーへの反応も無くなりましたが、かといってちょうちん毛針釣りに変えても魚の反応は見られません。どうすれば良いのかわからず、ここからは一つのポイントでルアーと毛針の両方の竿を交互に出すという、あまり人に見られたく無い姿で釣りを敢行します。
しかしそんな無策の策が功を奏したのか、最終的に3匹ほどのアマゴを釣ることが出来ました。
釣り免許があれば一発免停のような情けない釣り方ですが、釣れれば良いのです。両方の竿を並べて釣った魚を撮影したので、結局どちらで釣れたのかは覚えてもいませんが、覚えていても次につなげる能力が無いので仕方ないでしょう。
ルアーとのべ竿の2本の竿で釣りをする、これを二刀流ではなく「ニート流」と名付けたいと思います。節操の無いタイプの方にのみおすすめします。